車のブースターケーブルの正しいつなぎ(使い)方と2つの注意点

ブースターケーブル
この記事は約6分で読めます。

今回ご紹介するのはブースターケーブルの
正しいつなぎ(使い方)について。

ブースターケーブルといえばバッテリー同士を
つなぐ事で簡単に電気の供給ができるパーツ。

基本的には2本でワンセットになっていて、2つの車両から電気の供給をすることでバッテリー上がりから復活ができます。

特にバッテリー上がりを起こした場合などに役立つので、つなぎ方を覚えた上で常備しておくとおすすめです。

今回の記事では、『ブースターケーブルを自分でつなげられるようになりたい。』こんな方向けに詳しくお伝えしていきます。

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ブースターケーブルを使用する場合2つの事に注意

まず初めに注意点からご紹介します。

ブースターケーブルを使用する場合

・ショート
・マイナスの繋げる場所

2つに注意して繋げる事が大切です。

ショートに注意する

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1つ目はショートに注意する事です。

ショートは、アース部分に干渉もしくは間違った取り付けをした時にバチっと音と共に火花が散ってしまう事です。

何故火花が散るのか?

それはプラスとマイナスにはそれぞれ別の電気が流れているからです。

例えるなら静電気がわかりやすいのではないでしょうか?

静電気にもプラスとマイナスの電気があります。

本来は、お互いの電気が均等になる事で
発生を防いでいますが…

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プラスとマイナスどちらかが多くなった際に、
ドアなどの金属部分に触れる事で『バチッ』となります。

これを車の電気に当てはめれば、プラスの電気が流れている所にマイナスを当てる事でショートが起きる理由がわかると思います!

マイナスの繋げる場所

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2つ目はマイナスの繋げる場所です。

説明書には必ずマイナスのワニ口はボディアースに繋げましょう。そう書いてあります。

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マイナスならバッテリーでもいいんじゃないの?

そう思う方も少なくないでしょう。

ですが、バッテリーに繋いではいけないの
にはそれなりの理由があります。

それは水素が原因の爆発を防ぐ為です。

というのも、バッテリーは本来充電をする際に電解液中の水分が電気分解をします。

電気分解が起こると酸素と水素に
分かれて外部に放出されます。

放出された水素は、相互接続されたバッテリーの端子から発せられる火花によって、化学反応が起こり水素爆発となります。

つまりは

・ワニ口のプラス=バッテリーのプラス
・ワニ口のマイナス=車体のボディアース

それぞれに分ける理由は、爆発が起こると危険なので
お互いを離して接続しましょうね。

という意味が込められている訳です。

なので、もし実際に取り付ける場合には
正しい方法で順序を守ってやりましょう。

ブースターケーブルを正しくつなげる方法(繋ぐ工程)

それではこの事を踏まえて次は正しい
つなぎ方について見ていきましょう。

今回はセダン車を使った方法でブースターケーブルを繋いでいきますが、車の種類によってはケーブルが変わってきます。

なので自分の車に合ったものを使用しましょう。

手順については以下の通り。

①電装品のスイッチをきる(ヘッドランプなど)
②ケーブル端子のプラスを故障車に取り付ける
③ケーブル端子の反対のプラスを救援車に取り付ける
④救援車にマイナス端子を取り付け
⑤故障車側には車体の金属部分に取り付ける
⑥救援車側のエンジンを始動する
⑦エンジン回転を上げる
⑧故障車側のエンジン始動
⑨エンジン回転を戻す
⑩ブースターケーブルを外す

電装品のスイッチをきる(ヘッドランプなど)

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まず初めに、救援される側の電装品
スイッチを停止させましょう。

(ヘッドライト、ハザードランプなど。)

ケーブル端子のプラスを故障車に取り付ける

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赤いケーブルのクリップを故障車の
バッテリーのプラス (+) 端子に接続します。

この時プラスのクリップは、
エンジンを含む車体のアース

(金属部分)に触れないように
注意しましょう。

ケーブル端子の反対のプラスを救援車に取り付ける

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赤いケーブルの反対側のクリップを
救援車のバッテリーの

プラス (+) 端子に接続します。

救援車にマイナス端子を取り付け

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黒いケーブルのクリップを救援車の
バッテリーのマイナス (-) 端子に接続します。

故障車側には車体の金属部分に取り付ける

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黒いケーブルの反対側のクリップを
故障車のエンジン本体の金属部分に留める。

救援車側のエンジンを始動します

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救援車側のエンジンを始動しましょう。

この時、故障車側はまだエンジンは掛けません。救援車側のみエンジン始動をしましょう。

エンジン回転を上げる

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エンジン始動ができたらアクセルを
吹かしつつエンジン回転を上げましょう。

タコメーターを装備している車両の場合は、
2000回転から3000回転が目安です。

故障車側のエンジン始動

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ここでは故障車側のエンジン始動をしましょう。

救援者側はアクセルを踏みつつ
故障車側のエンジン始動を試みます。

エンジン回転を戻す

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故障車のエンジンが無事に始動したら、救援する側のエンジン回転はアイドリング回転に戻して大丈夫です。

ここからは外す工程です。

適当に外すと危険なので正しい
手順で外していきましょう。

ブースターケーブルを外す

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無事にエンジンを始動させる事ができたら、両車のエンジンが始動した状態のままブースターケーブルを取り外します。

ブースターケーブル取り外しの手順は
取り付けの手順の逆になります。

逆の手順。つまりマイナスから
プラスの順で外すわけですね。

ブースターケーブル使用後にする点検方法!

作業が終わったら最後に点検を
してみましょう!

作業終了後

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救援を受けた車は、バッテリーへの充電のため
数10分~1時間程度エンジンを

始動させたままにします。

走行する時

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主要な電装品を切ったままバッテリーへの充電を促し、走行中もできる限りの電装品は使用をひかえましょう。

走行をした状態でもエンジンが
止まらなければ正常です。

もし止まってしまう場合には、バッテリーの交換もしくはオルタネーターの交換が必要になります。

正しく繋いでバッテリー上がりから回復させよう!

以上、ブースターケーブルの
正しい使い方と注意点を紹介させていただきました。

今回の記事を読んでいただくとわかる通り、ブースターケーブルには

・ショート
・マイナスの繋げる場所

など使い方を間違えるとエンジンにダメージを
与える場合もあります。

そのため、自分で使用するのが不安に
思う方も少なくないでしょう。

ですが、基本を理解して正しく使用すれば、
自分でもトラブルなく使う事が可能です!

手順としても

①電装品のスイッチをきる(ヘッドランプなど)
②ケーブル端子のプラスを故障車に取り付ける
③ケーブル端子の反対のプラスを救援車に取り付ける
④救援車にマイナス端子を取り付け
⑤故障車側には車体の金属部分に取り付ける
⑥救援車側のエンジンを始動する
⑦エンジン回転を上げる
⑧故障車側のエンジン始動
⑨エンジン回転を戻す
⑩ブースターケーブルを外す

⑩までを守る事で簡単に出来ます。

自分でできるようになれば、不意のバッテリー上がりにも対処できます。

なので、是非この機会に正しい使い方を理解してもしもの時に役立ててみてください。

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