今回ご紹介するのは配線を0.2⇒0.5Sqに変換してLEDを点灯させるやり方について。
一般的に配線というのは種類によって太さがあり、耐えられる電流の関係から異なる太さの配線は繋げることができません。
無理に繋げようとすれば配線が耐えられ
ずに燃える危険性さえあります。
そのため繋げることはおすすめ出来ませんが…
中には異なる太さでも安全に繋げる方法もあるので、知っておくとおすすめです。
今回はそんな0.2⇒0.5Sqに変換して電装品を作動させる配線のつなぎ方についてお伝えしていきます。
0.2⇒0.5に接続する配線のつなぎ方
それではさっそく0.2⇒0.5に接続する
配線のつなぎ方について見ていきましょう。
流れとしては
細線側の配線を作る
太線用の配線を作る
細線と太線を繋げる
必要なものを準備する
まず必要なものを準備する事から。
今回使うのは
細線側の配線を作る
先に細線側の配線を作っていきましょう。
といってもそのままでは繋げる事ができないので…
細線側には接続コネクター3328を繋げます。
※接続コネクター3328は細線(0.2)~太線
(0.5)に対応できるパーツ。
接続コネクターの繋げ方がわからない方は、以下記事を一緒に参考にしてみてください。
太線用の配線を作る
細線が出来たら次は太線側。
太線側では配線コード(0.5sq)と
ギボシ端子を繋げています。
繋げる場合は電工ペンチを使って
オスとメス両方をかしめます。
ギボシ端子のかしめ方がわからない方は、以下でまとめているやり方を参考にしてみてください。
細線と太線を繋げる
ここでは先ほど作った細線と太線を繋げていきますが…
形状が異なるのでそのままでは取り付けできません。
もし取り付ける場合には太線のもう片方
に接続コネクターを取り付ける。
細線側の接続コネクターと太線側の接続コネクターを繋げます。
本来は
・ギボシ端子⇒0.5~2sq
いずれかしかできませんが…
2つを組み合わせる事で0.2(細線)⇒0.5sq(太線)の変換が可能となります。
やり方次第では0.2~2sqまでの対応も可能です。
電装品とつなげる配線方法
このように繋ぐ事で0.2⇒0.5sqまでの
変換が出来るようになります。
特にカスタムで細線から太線に変えたい
人におすすめなやり方ですね。
ここからは、合わせて電装品とつなげる場合の変換の配線方法をお伝えします。
電装品を使って細線側の配線を作る
まず電装品を使って細線側の
配線を作っていきましょう。
先ほど同様にそのままでは繋げる事はできないので…
電装品の細線プラス側。太線の片方に
接続コネクター3328を取り付けていきましょう。
太線側の配線を作る
接続コネクターの取り付けが出来たら次は太線。
片方は接続コネクターになっているので、
もう片方にギボシ端子をかしめましょう。
取り付けて作動確認をする
取り付け後は実際に問題がないことを
確認する為に作動確認をします。
・遮断されたときに消灯
タイミングに合わせて点灯/消灯ができればOKです。
細線から太線に変換できればこんなことも!
このように、手順通りに繋ぐ事で作業で役立てる事ができます。
ここからは加えてどんな時におすすめできるのかお伝えします。
細線では使えないパーツが使える
1つ目は細線では使えないパーツが使える事。
細線は配線が細い分、電装品などにも活用しやすいですが…
その半面でギボシや平型端子など
補助パーツによっては使えない場合もあります。
ですが、今回のやり方を実践する事で太線にも
対応できるので幅広く使うことができます。
ヒューズ電源と組み合わせれば電源確保がより楽になる
もう一つはヒューズ電源との組み合わせ。
ヒューズ電源はヒューズから
電源が取れるパーツ。
片側がギボシ端子、もう片側がヒューズに
なってるのが特徴で種類に応じて電源確保ができます。
・15A(イルミ電源)
・10A(ACC電源)
ただし、電源確保するには接続側がギボシ端子(太線用)になっているので配線の関係上で細線に使うことはできません。
そこで役立つのが今回の0.2⇒0.5sqに変換するやり方です。
ヒューズ電源側は0.75sqなので…
接続コネクター3328+ギボシ端子の組み
合わせでヒューズ電源とつなげる事ができます。
・接続コネクター3328+ギボシ端子=0.2sq~2sq
うまく組み合わせればカスタムの際に
電源確保がやりやすくなります。
実際にヒューズ電源と配線を繋げるやり方が知りたい方は、以下記事でまとめている内容を参考にしてみてください。
やり方を理解してカスタムの幅を広げよう
以上、車の配線を0.2⇒0.5Sqに変換して電装品を作動させる配線のつなぎ方についてお伝えしました。
今回のまとめ
細線側の配線を作る
太線用の配線を作る
細線と太線を繋げる
太線側の配線を作る
取り付けて作動確認をする
ヒューズ電源と組み合わせれば電源確保がより楽になる
一般的に細線から太線に繋ぐと許容量の
問題でそのまま繋ぐのはおすすめしませんが…
今回のように
2つを組み合わせる事で安全に細線から太線に変換する事ができます。
やり方自体も覚えるとそこまで難しくないので、もしこれから先カスタムで役立てたい人は参考にしてみてください。