車検基準があるって聞くけど、どんな項目があるの?逆に通らない条件って何?
このような悩みを聞くことがあります。
確かにナンバー灯には車検基準あり、間違った認識のままでは車検に落ちる事はもちろん。公道走行において止められて違反により罰則や罰金を取られる元になります。
それを防ぐ為にもナンバー灯の車検基準に
ついて事前に知っておく必要がある訳ですが…
冒頭の通りそもそもの基準がわからないと、何から手を付ければいいのやらと不安に感じることもあるでしょう。
そこで今回の記事では、手順を元に車検基準や落ちるパターン。受かりやすくするための方法など詳しくお伝えしていきます。
※ナンバー灯について他にも知っておきたい方は、別記事でまとめている内容も一緒に参考にしてみてください。
車検に適合するナンバー灯の保安基準
それではさっそく、車検に適合するナンバー灯の
保安基準について見ていきましょう。
ナンバー灯の色
まずナンバー灯の色。
ナンバーを照らすものという事で自分の好きな色にしようと考えている方もいるかもしれませんが…
理由としては以下道路交通法に記載があるため。
番号灯の灯光の色は、白色であること。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2021.6.9】
第205条(番号灯)より引用
道路交通法で決められている以上、他の色を
取り付けることはおすすめしません。
他には以下内容があります。
夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるもの
2つ目は夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるものです。
夜間後方20メートルの距離から確認
できることが条件となります。
以下内容
一 番号灯は、夜間後方20mの距離から自動車登録番号標、臨時運行許可番号標、回送運
行許可番号標又は車両番号標の数字等の表示を確認できるものであること。この場合
において、次のいずれかに該当する番号灯は、この基準に適合するものとする。
登録番号もしくは車両番号どちらかが見えないのはダメです!
両方を目視で認識できる必要があります。
ちなみに、後方20mってどのくらい?
わかりやすく言えば車4台分くらいの距離だね。
車4台分離れた位置からでもナンバーが
確認できない場合は車検に通りません。
8ルクス以上の照度である事
3つ目は8ルクス以上の照度である事です。
また、8ルクス以上の照度である事も条件となります。
簡単に言えばどのくらい全体に照らしているか。
1ルクスで1m先なので、8ルクスは8m先からでも見えるかどうかですね。
点滅しないもの
4つ目は点滅しないものです。
ナンバー灯はあくまでナンバーを照らすことを目的とした物。
点滅したバルブを入れると違反になって
しまうので、必ず普通の物を選びましょう。
運転操作を妨げるものでないこと
5つ目は運転操作を妨げるものでないことです。
運転操作を妨げるものでないこと
内容は以下
番号灯の直射光又は反射光は、当該番号灯を備える自動車及び他の自動車の運転操
作を妨げるものでないこと。
主に後続車に対しての内容ですね。
他の自動車の運転操作を妨げる=爆光で視界不良になる。
光量次第では最悪事故にもつながる危険があるので選ぶ際には注意しましょう。
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車検に通らない灯火の色もある?
続いて車検に通らない灯火の色
についてですが…
色についても制限があります。
赤や青などの色はNG
ナンバー灯の色は白
ナンバー灯なら何色でもいいわけではなく、
基本的には白のナンバー灯になります。
赤や青などの色はNG
例えば、画像のような赤や青などの色はもちろん通りません!また、白色でも青っぽさが残ってしまう色は極力使わないようにしましょう。
検査官次第になりますが、確認が目視なので
厳しい人にあたると『不適合』に
なる可能性があります…
また、公道を走行する事で警察に
停められる危険性もあります。
最悪の場合は、それだけでなく
切符を切られる危険性も…
保安基準以外にも注意するポイント
ナンバー灯に交換する場合、最低限上記の事に注意すれば基準を満たす事はできますが…
他にも注意すべき点があるので一緒に覚えておきましょう。
照射範囲に注意
その事とは照射範囲です!
照射範囲はどのくらい照らせるかどうかですね。
基本的にバルブは
・拡散型
2種類があり、状況に合わせて使いわける事ができます。
そのため明るさが問題なくても、照射範囲が狭いとナンバー全体を照らす事が出来ず色ムラになる可能性が高いです。
均斉度(キンセイド)は20以下が重要
色ムラの事を均斉度(キンセイド)と呼びます。
均斉度は基本的に20以下が義務づけられていますが…
均斉度?と言われても自分で交換した場合にどう
やって計測したらいいのかわからないですよね?
そんな時は、夜間でもナンバー全体の文字まで認識できるかどうかで判断するといいでしょう!
ナンバー灯の基準は色ムラのない照度なので、均等に照らされていれば問題ありません。
レンズの破損や汚損
3つ目はレンズの破損や汚損です。
バルブだけに目がいきがちですが…
・汚損にも気を付ける必要があります。
レンズ面の破損は大きいひび。汚損はバルブの
色が判別できないような汚れが該当します。
車検に適合しやすくするための方法
最後になりますが、車検に適合しやすく
するためにする方法について解説します。
車検に適合しやすくするためにする方法については
・社外品を使う場合はメーカー品や口コミなどをさんこうにする。
2つです。
純正のバルブを使う
1つ目は純正のバルブを使う事です。
純正のバルブは車を購入した時点でついているバルブです。
たとえば
・純正がLEDなら同じLED
というように合わせます。
純正はその車専用に設計されているので、照射範囲や明るさなど。車検に適合するようにされています。
社外品を使う場合はメーカー品や口コミなどを参考にする
2つ目は社外品を使う場合はメーカー品や口コミなどを参考にすると言う事。
下手に激安なものや明るい物を選んでしまうと、
取り付けた時に失敗するリスクが高いです。
たとえば
・左右で色が異なる
・照射範囲が短い
このような事が起こります。
逆にメーカー品を選ぶと、車検に適合するように
設計されたものが多くLEDなどの社外品でも安心です。
たとえばSUPAREE製のバルブ。
SUPAREEは自動車用のLEDバルブを製造販売するメーカーです。車検に適合するものも多く、明るさや照射範囲など性能が高いのが特徴です。
他にも知りたい方は、以下でおすすめをまとめているので参考にしてみてください。
記事のまとめ
以上、ナンバー灯の車検に通る基準と通らない灯火の色について紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
・夜間後方20メートルの距離からナンバーが確認できるもの
・8ルクス以上の照度である事
・点滅しないもの
・運転操作を妨げる物でない事
白色でも青っぽさが残ってしまう色はNG
均斉度(キンセイド)は20以下が重要
記事でもわかる通りナンバー灯には
明るさや照射範囲と言った5つの項目が該当します。
ナンバー灯=点灯すれば大丈夫と思う方も中にはいると思いますが、基準を満たさないと落ちるリスクが高くなるのでまずはどんな項目が該当するのか参考にしてみましょう。
また、車検に適合しやすくする為の方法と
してメーカー品のバルブを選ぶのも一つの手です。
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ナンバー灯について他にも色々知識をつけたい。でも一から調べていくのは面倒。
こんな方向けに疑問(知識)関連・トラブル関連・違反関連を元に項目ごとに重要な内容をまとめています。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先ナンバー灯が元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。