オーバークールに関係する修理項目について聞きたいんだけど。どんな内容があるの?費用はどのくらいかかる?
このような悩みはありませんか?
通常オーバークールと言えば、エンジンが冷えすぎる事で起こるトラブル。
その原因はいくつかあり、どれかひとつでも
当てはまればオーバークールとなります。
※詳しい原因の詳細は【【知らないと危険】オーバークールになる3つの原因と取るべき対処方法】にてまとめてあります。
今回は、そのうちのオーバークールに関係する修理項目や費用について解説していきます。
内容は以下
✅それぞれの費用
✅依頼した場合と自分でする場合の費用
記事を最後まで読む事で、知識を得ることはもちろん。
これから先オーバークールを治す上で、どのくらいの費用が発生するのか目安を知ることが出来ます。費用については項目ごとに変化するのでこの機会に学んでみましょう。
オーバークールになった時に修理が必要な2つの項目
まず、タイトルにあるオーバークールが起きた時に修理すべき2つの項目について。
オーバークールの修理をする場合、
2つの項目により修理箇所がわかれます。
サーモスタットの故障
1つ目はサーモスタットの故障です。
本来なら水温が上がりすぎてしまった時に開き、温度が安定してくると閉じるといった構造をしています。
故障により開ききったままという事は、
常に冷やしている事になりますよね?
という事は…水温が上がる事はないので
異常に低くなってしまいます。
また、開弁温度の低いサーモスタットを
入れた場合も同じです。
温度が上がりやすい車など夏場には効果的ですが、冬場などの寒い季節には冷えすぎて逆効果になります…
特に寒冷地では起こりやすいですね…
そのために車の状態を知らずに走行する事は、
走行に支障をきたすため危険です。
なのでこの場合は純正に戻すことで対処ができます!
冷却効果の高いラジエーター
2つ目は冷却効果の高いラジエーターです。
オーバーヒートの場合はラジエーターが故障
した時に交換して解決出来ますが…
オーバークールの場合は冷却効果の高い
ラジエーターが原因となります。
冷却効果を高めすぎて、エンジンが温まらなくなることが問題で水温が上がらなくなります。
この場合は純正に交換する事で解決ができます!
修理にかかる費用について
続いて修理にかかる費用についての紹介です。
費用については作業内容によって変わるので、
参考として覚えておきましょう。
サーモスタットにかかる費用
サーモスタットに関しては、本体のみの
交換なので¥5000〜¥30000前後となります。
車種によって変わるので必ずこの値段とは言えませんが…
ラジエーターにかかる費用
ラジエーターの費用はどこを修理
するのかで変わります。
例えばラジエーター本体だけなら2~8万円程。
それに加えてラジエーターに繋がるパーツも交換となると、
・冷却水の補充 1〜3千円
交換を依頼した場合にかかる費用と工賃
費用については何となくわかったけど、依頼した場合ってどのくらいかかるんだろ?
依頼した場合は費用にプラスして工賃がかかるんだけど、作業によって変わるから簡単に紹介するね。
サーモスタットにかかる費用
サーモスタットの交換を依頼した場合は
商品代金+工賃となるので…
商品が10000円と仮定した場合は+工賃が¥6000前後なので、10000+6000=¥16000が込みの値段になります。
・工賃¥6000前後
ラジエーターにかかる費用
ラジエーターの交換を依頼した場合は
商品代金+工賃となるので…
商品が15000円と仮定した場合は+工賃が¥5000程なので、15000+5000=¥20000が込みの値段になります。
それに加えて冷却水やホース類も交換になると追加で費用や工賃がかかります。
・工賃¥5000前後
修理をするなら自分でやるのと依頼するのどっちがお得?
最後になりますが、修理をするなら自分でやるのと依頼するのどっちがお得なのかについても触れておきます。
安く済ませたいなら自分で修理
まず安く済ませたいなら自分で修理することです。
理由としては工賃がかからないためです。
基本的に、作業を依頼をすると商品料金の他に工賃というものがかかります。
工賃は労力に対して支払う手間賃で作業に見合った対価と言えます。
そのため、作業を依頼すると商品料金+工賃で
料金が通常より高くなる傾向にあります!
その逆に、自分でやれば工賃がかからないので
安く済ませたいなら自分で修理するのが最適と言えます。
安全性を求めるなら依頼するのがお得
逆に安全性を求めるなら依頼するのがお得です。
自分でやると全てが自己責任になるので、失敗した時のリスクも背負わなくては行けません。
そのため安全性を求めるなら依頼するのがお得と言えます。
ただその分で工賃はプラスされるので
そのことも頭に入れておく必要があります。
結局どちらにするかはその時の状況で変わるので、自分に合った方法を実践しましょう。
2つの修理箇所を理解してエンジンが壊れる前にオーバークールを改善させよう!
以上、オーバークールが起きた時に修理が必要な2つの項目と依頼した場合の費用を解説しました。
記事でもわかる通り
・ラジエーターの料金+工賃5000円前後
※ラジエーターに関しては却水やホース類も交換になると追加で費用や工賃が必要になります。
工賃に関してはだいたいの料金がわかりますが…
本体は車種によって費用が大きく変わる場合が
あるので事前に知っておくといいでしょう。
オーバークール=放置するとエンジンが壊れることになるので、車を壊さない為にも早めにお店に修理をお願いしましょう。
また、今回紹介したオーバークールとは逆にオーバーヒートと言う危険な症状もあるので一緒に知っておくと安心です。
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