
ポジションランプの交換をしてみたいけどやり方がいまいち分からない。交換って自分でもできるのかな。
このような悩みはありませんか?
特に『これから交換するぞ!』と思っても、バルブの位置や手順が分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。
結論、自分で交換をする際には以下のポイントを抑えておくことが大切です。
・作業の手順を事前に覚えておく
上記の条件を満たしていれば、だれでも簡単に『自宅(DIY)でポジションランプ球交換』ができます。
本記事では、そんなポジション球の交換方法を
9つの手順からまとめました。

バルブ交換=事前にやり方を覚えておく事で、お店に依頼する時間や出費を抑える事が出来るので参考にしてみてください。
※今回の記事以外にも知識をつけたい方は、【ポジションランプの知識”よくあるトラブルや車検・違反・交換方法まとめ”】を元にまとめているので参考にしてみてください。
ポジションランプの交換は自分でも出来る
ポジションランプは車幅灯とも言われる灯火類のひとつ。一般的にはスモールスイッチに連動して点灯/消灯をする仕組み。
ですが、ふとした時に球切れを起こす場合があります。ポジションランプ=バルブが消耗品のため。
当然このまま放置すれば【整備不良】になるため、自分で出来ない場合はお店に依頼する方も少なくないでしょう。
ただお店に依頼すると
・自分のタイミングで交換ができない
・混雑時には時間がかかる場合がある
こんな理由からあまりおすすめな
方法とは言えません。
※依頼した場合の費用や時間の目安は【【値段は?】オートバックスにポジション球交換を依頼した費用や工賃】でまとめているので参考にしてみてください。

でもポジション球交換って自分でやると難しいんでしょ?

そう思いがちなんだけど、レンズからソケットを外す⇒ソケットからバルブを引き抜く⇒新しいバルブと差し替える⇒ソケットを戻す。これだけだから10分程度あればできちゃうんだよね。
特に『車を弄るのは苦手だけど、自分で色々作業してみたい。』こんな方でも簡単に交換が出来ます。
ポジションランプ取り付けのやりかた
それではさっそくポジションランプ
交換のやりかたについて見ていきましょう。
今回使うのはインプレッサ(GDB-F/G型)。T10バルブの交換をしますが、車種によってはバルブの形状が変る場合もあります。なので、実際に交換する場合は形状に注意して交換しましょう。
ポジションランプの位置を探す
レバーを引いてボンネットのロックを解除する
ボンネットを開けて固定する
レンズからバルブを外す
ソケットからバルブを外す
交換用のバルブと取り換える
逆の手順で組み付けて装着
装着後は点灯確認をして完了
必要なものを揃える
まず初めはポジションランプの交換に必要なものです。
今回は特に取り外しに必要な工具はないので、
交換用のバルブのみあれば大丈夫です。
バルブについては、純正補修用として使うなら【PIAA ポジションバルブもしくは小糸製作所バルブ】がおすすめ。


ポジションランプの位置を探す
準備が出来たらポジションランプの位置を探します。
インプレッサ(GDB-F/G型)の場合は赤〇の位置です。
左下がハイビーム。右下がロービーム(ヘッドランプ)になります。
他の車でも大抵が目視でもわかるので、
別の車でやる場合には同じように探してみましょう。
レバーを引いてボンネットのロックを解除する
位置が把握出来たら、レバーを引いて
ボンネットのロックを解除しましょう。
レバーはだいたい足元周辺やダッシュボード付近にあるので、他の車種の場合は探してみましょう。
ボンネットを開けて固定する
ロックが解除出来たらボンネットを開けましょう。
ボンネットを開ける場合は半開き状態
から内側の爪をずらしてフックから離します。
解除後⇒車体側とボンネット側の仮止めをずらす⇒ボンネットを開けて固定するの順でやります。
レンズからバルブを外す
外すバルブが理解出来たらバルブを取り外していきます。
まずはレンズからソケット事引き抜く作業。引き抜く場合は反時計回りに回すだけです。
反時計回りに回すことでソケットがフリー
状態になるので、あとは手前に引っ張るだけです。
ソケットからバルブを外す
レンズから外せたらソケットからバルブを外しましょう。
ソケットからバルブを外す場合は手前に引き抜くだけ。
バルブの差込口がソケットの爪に固定されている
だけなので、引っ張るだけで簡単に抜けます。
手順で表すなら以下の通り。
②ソケットからバルブを引き抜く
交換用のバルブと取り換える
バルブを引き抜く事が出来たら、交換用の物と取り換えます。
今回は純正ハロゲンバルブ→ハロゲンバルブに交換となります。
形状はT10タイプ。車種によってはT16も
あるので交換する時は注意しましょう。

どう違うの?

違いはサイズで見分けることができるよ。
差込口はT形状なのでどちらも同じですが、バルブ自体のサイズが10mmか16mmで異なるので見分け方は比較的簡単です。
※T10・T16の違いについては【車のポジション球”T10 ・T16の違いと兼用性・バルブの見分け”】でまとめているので参考にしてみてください。

逆の手順で組み付けて装着
差込まで出来たら後は逆の手順で
組み付けるだけです。
バルブを車体にはめ込む⇒時計回りに回して固定。残りの反対側も同じように交換してみましょう。
装着後は点灯確認をして完了
一連の流れが終わったらあとは点灯確認。ポジションランプが正常に点灯するのかを見ましょう。
問題なく点灯ができれば作業は
これで終了となります。
お疲れ様でした。
・慣れていない人でも10分程度で終わります。
合わせて知っておきたい!バルブ交換をする上でやってはいけないこと
ここからはバルブ交換をする上でやって
はいけないことについてです。
内容としては
・爆光過ぎる物はダメ
バルブの色を好きな色にするのはダメ
まずバルブの色を好きな色に
するのはいけません。
ポジションランプは一昔前の純正
ハロゲンの車なら淡黄色または白。
それ以降では白色と決まりがあります。
そのため、下手にバルブの色を変える
ことはおすすめしません。
もし適さない色にした場合は違反となります。

ポジションランプの色が元で起こる違反については以下記事でまとめているので参考にしてみてください。

爆光過ぎるバルブはダメ
もうひとつは夜間に爆光過ぎるバルブはダメという事。
ポジションランプ本来の目的は夜間に
周囲から視認されやすくする事です。
つまり視認させることが目的なので、逆に限度を超えて眩しいと思わせるバルブはダメと言えます。
もしそのまま放置すれば違反になる危険性もあります。

爆光に関する違反問題については以下記事を参考にしてみてください。

一見すると大したことがなさそうでも、違反に該当してしまうので交換時には注意しましょう。
記事のまとめ
以上、ポジションランプ取り付けのやり方をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
ポジションランプの位置を探す
レバーを引いてボンネットのロックを解除する
ボンネットを開けて固定する
レンズからバルブを外す
ソケットからバルブを外す
交換用のバルブと取り換える
逆の手順で組み付けて装着
装着後は点灯確認をして完了
爆光過ぎるバルブはダメ
初心者から始めるとどうしてもやり方が
わからないから作業が進まない。
こういった方が多いですが…正しいやり方さえ理解しておけば10分程度で交換ができるようになります。

実際慣れていない方でも手順通りにやれば簡単に出来るので、今回の記事を参考にぜひ自分でも挑戦してみましょう。
よくある質問Q&A
Q.自分で交換した事がないのですが初めてでもできますか?
A. はい、交換は初めての方でもできます。
Q.ポジション球が切れたら交換しないとだめですか?
A. はい、ポジション球の場合は車検に通らなくなるので交換必須です。車検について知りたい場合は【【車幅灯の保安基準6選】間違った知識でポジションランプを選ぶと車検に通らない?】を参考にしてみてください。
Q.交換するポジション球はピンクや緑など。好きな色でも大丈夫ですか?
A. 自己責任で取り付けるなら問題はありません。しかし、車検には適合しないので走行を続けた場合に違反となります。詳しくは【ポジションランプの不適切な色は違反!ピンクや青等は車検にも影響が】を参考に。
Q.交換するポジション球は爆光にしても問題はありませんか?
A. 車検に通らない恐れがある為、あくまで自己責任となります。また、爆光過ぎると違反にもなるので注意が必要。詳しくは【【爆光はダメ】明る過ぎるポジションランプの夜間点灯は違反になる】を参考に。