【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法!

ヒューズ作業
ヒューズ作業
この記事は約6分で読めます。

ヒューズ交換を自分でやってみたいんだけど簡単にできるのかな?

このような悩みはありませんか?特に今現在同じような悩みがあるかた。

通常ヒューズと言えば、電装品の保護を
目的として代わりに切れる部品。

詳細は【【初心者必見】基礎から学ぶ正しいヒューズの種類や切れるまでの仕組み!】を参考に。

一定の条件で切れるという事で、消耗部品として切れたら交換する必要性があります。

ただ、いきなり交換と言われてもどうやって
交換すればいいのか分からないですよね?

そこで今回の記事では、実際の手順を元に
分かりやすく解説していきます。

記事を最後まで読む事で知識を得ることはもちろん。これから先交換が必要になった場合に、自分で簡単(1分)に交換を終えることができるようになります。

ヒューズについて他にも知識をつけたい。こんな方は、【車のヒューズの知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。

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交換前に知っておいて欲しい!注意すべき点

まず初めに交換前に知っておいて欲しい注意
すべき点について見ておきましょう。

注意すべき点は

・アンペア数の大きいヒューズを差し込む
・逆に小さいヒューズもダメ
・交換する場合は切れた原因を解決した後にすること

最低限この3つは覚えましょう。

アンペア数の大きいヒューズを差し込むのはダメ

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1つ目はアンペア数の大きいヒューズです。

『数値が大きい方が余裕を持てる』と思い入れる方がたまに居ますが、危険なのでやめましょう。

大きいなら問題ないんじゃないの?

そう思う人もいるんだけど、入れた場合規定値以上の電気が流れても保護してくれなくなるんだよね・・

というのも本来ヒューズボックスなどで使われるヒューズは、この位までの電流なら流れても大丈夫とあらかじめ決められた上で設置されています。

そこに規定値以上のヒューズを
差し込むとどうなるのか?

答えは簡単。過電流が流れてもヒューズは保護することなく電装品の方へと伝わります。

結果としては

・配線が燃える
・最悪の場合に電装品も壊れる

いずれかですね。

逆に小さいヒューズもダメ

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逆に小さいヒューズもダメです。

数値が小さいということは、規定値より
下の状態で切れる事になります。

最初にも言ったように、ヒューズは決められた上アンペア数で差し込まれたもの。

大きい数値や小さいものは結局
デメリットしか生みません。

まとめると

・アンペア数の大きいヒューズを差し込む
・逆に小さいヒューズもダメ

正解はアンペア数を必ず合わせることが正しいです。

なので、交換前に間違った使い方を
しないように覚えておきましょう。

交換する場合は切れた原因を解決した後にすること

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3つ目は交換する場合は切れた原因を解決した後にすることです。

ヒューズが切れるということは、何かしらの原因が起きて回路を守るために切れたわけなので…『切れたから交換すればいいや』と軽い気持ちで交換をしてもまたすぐヒューズが切れるだけです。

そのため、先に原因を明確にした
うえで交換をすることが最適と言えます。

ヒューズが切れる原因については【読んですぐ知識がつく”ヒューズが突然切れる2つの原因と切れない為の対策”】でまとめているので、合わせて参考にしてみてください。

読んですぐ知識がつく”ヒューズが突然切れる2つの原因と切れない為の対策”
車のヒューズが切れたからといって新しく交換(差し替え)する事が必ずしも最適とは言えません。原因を明確にしておかないと替えてもすぐ切れてヒューズが無駄になってしまいます。この記事では原因を解決したい方向けに対処方法や対策も含めてまとめています。

ヒューズの交換方法(手順)

ここまで理解することが出来たら、
準備をして交換へと移ります。

今回必要なものは

・交換するヒューズ
・ヒューズクリップまたはペンチ

2つがあれば交換が可能です。

手順としては

①切れたヒューズを確認
②ヒューズを抜きとる
③新しいヒューズと交換
④新しいヒューズを差し込んで完了

④工程で済むので、時間にして1分
かからない程度ですね。

切れたヒューズを確認する

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まず切れたヒューズの確認。ヒューズは10A・15A・20Aが基本なので、切れたヒューズを確認してみましょう。

今回は10Aのヒューズ(左)が切れているので同じものを用意します。

ちなみに

10A=ACC電源
15A=イルミ電源
20A=常時電源となります。

もし車の電源について分からないことがあれば、【読んですぐ知識がつく”車の電源(常時・ACC・イルミ・IG・マイナス)と使える電装品”】でまとめているので一緒に読んでみてください。

読んですぐ知識がつく”車の電源(常時・ACC・イルミ・IG・マイナス)と使える電装品”
電装品のカスタムをするにあたって必要不可欠な車の電源。その電源にはいくつか種類(常時・ACC・イルミ・IG電源)があり、条件を満たさないと電気が流れないものもあります。そのため、まずは基本となる電源について知っておく必要があります。

ヒューズを抜きとる

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切れたヒューズを見つけたらヒューズ
クリップまたはペンチで抜いてみましょう。

ヒューズクリップの場合は、持つところをつまむとヒューズを離す構造。手を離せばつかんだ状態。

ペンチは握れば連動して先端がヒューズをつかみます。その状態で抜く場合は手前に引っ張るとスムーズに出来ますよ。

新しいヒューズと交換

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抜くことが出来たら同じアンペア数。サイズであることを確認して交換するだけ。

ちなみに今回はミニ平型ヒューズ
なので画像の物に交換します。

電気が流れている箇所なので交換が怖いと感じてしまう人もいますが、手順通りにやればショートの心配は無いので大丈夫ですよ。

新しいヒューズを差し込んで完了

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差し込む場合は、ペンチでつかんだ
状態で軽く押し当てる。

その後は指で押し当てて完全に
セットして完了となります。

手順通りにやれば1分ほどで完了します。

交換後にやるべき事

では最後に交換後の確認です。

確認事項は

①エンジンをかけてヒューズを確認
②切れる場合には原因を見つける

この②つです。

ヒューズが切れないかどうかの確認

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まずエンジンをかけた状態で
ヒューズが切れないかの確認をします。

電気の入るタイミングはヒューズのアンペアによって
変わるのでそのタイミングで確認をしましょう。

たとえば今回なら10Aのヒューズを使用するので、ACCにキーをひねった時に電気が流れます。

15AならスモールスイッチをONにしたタイミング。
20Aなら常に電気が流れるので差し込んだタイミング。

切れる場合には原因を特定する必要がある

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もし切れるようなら原因を探しましょう。

見つけやすくするためには

・どのタイミングで流れる電気かを知る
・使われる電装品を知る
・テスターを使って電気の流れを知る

3つの事を実践する事で見つける
ことができます。

このように交換後は確認までしっかりやる事で、
これから先の走行も安全にすることができます。

原因を明確にした上で交換することが大切です

以上ヒューズの交換方法を紹介しました。

今回の記事をまとめると以下の通りです。

これだけは知っておいて欲しい!注意すべき点
アンペア数の大きいヒューズを差し込む
逆に小さいヒューズもダメ
交換方法(手順)
切れたヒューズを確認する
ヒューズを抜きとる
新しいヒューズと交換
新しいヒューズを差し込んで完了
交換後にやるべき事
ヒューズが切れないかどうかの確認
切れる場合には原因を特定する必要がある

正しい手順で実践する事で初心者の方
でも簡単に実践が可能です!

特にヒューズは突然切れる事もあるので、今後の為に手順を覚えてこれからに活かしましょう。

今回は一般的によく使うヒューズの交換方法をお伝えしましたが、ほかにもガラス管やスローブローヒューズも一緒に知りたい。こんな方は以下記事を参考にしてみてください。

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