【車幅灯の保安基準6選】間違った知識でポジションランプを選ぶと車検に通らない?

バルブの車検
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今回ご紹介するのはポジションランプの
車検問題についてです。

一般的にポジションランプ(車幅灯)には保安基準と
いうものが存在します。

保安基準は公道を安全に走行する
ために設けられた決まり事。

その項目にはいくつかあり、基準をクリア
する事で車検を通す目安となります。

ただ、一括りにポジションランプの車検と言っても『どんな項目が当てはまるのか。逆に通らないのはどんな事なのか。』疑問に思う方も多いでしょう。

そこでこの記事では、6つの車検項目を元に落ちるパターン(3つ)や防ぐ対策について詳しくお伝えしていきます。

今回紹介する以外にも別記事ではポジションランプについてまとめた記事も書いているので、気になる方は一緒に参考にしてみてください。

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ポジションランプの車検基準は全部で6つ!

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では早速ですが、ポジションランプに関する
車検基準について見ていきましょう。

車の車幅灯の数は2個または4個

まず1つめは車幅灯の数。

一 自動車(二輪自動車を除く。)に備える車幅灯の数は、2個又は4個であること。ただ
し、幅0.8m以下の自動車にあっては、当該自動車に備えるすれ違い用前照灯の照明部
の最外縁が自動車の最外側から400mm以内となるように取り付けられている場合には、その側の車幅灯を備えないことができる。

車幅灯の数は2個または4個と決まりがあります。

たとえば2個なら片側で1個づつ。4個なら片側が2個づつというように。

夜間に300mの位置から確認できること

2つめは夜間に300mの位置から確認できることです。

一 車幅灯は、夜間にその前方300mの距離から点灯を確認できるもの

ただついていればいいという訳でなく確認
できることも前提となりますね。

そのため、夜間に300mの位置から確認できることが絶対条件です。

5W以上の電球を使用すること

3つめは5W以上の電球を使用することです。

光源が5W以上であること。

2つめの続きにもなるのですが、
暗すぎてもダメということ。

夜間に知らせる目的があるので、車だけでなく歩行者にも存在意義を知らせなくてはなりません。

交通を妨げるほど眩しくないこと

4つめは交通を妨げるほど眩しくないことです。

他の交通を妨げないものであること。

歩行者や対向車に存在を知らせるからと言って、
明るくすればいいという訳ではありません。

眩しすぎるポジションランプは逆に
迷惑にもなるので、限度を考えましょう。

白色であること

5つめは白色であることです。

ポジションランプにも色の条件があるので、白以外を使った場合は車検にはまず受からないと思っておきましょう。

二 車幅灯の灯光の色は、白色であること。ただし、方向指示器、非常点滅表示灯又は
側方灯と構造上一体となっているもの又は兼用のもの及び二輪自動車、側車付二輪自
動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車に備えるものにあっては、橙色であっ
てもよい。

でも、昔の車は黄色だけどどうなの?

それは例外の場合だね。

というのも、一昔前のポジションランプの基準というのは白色または淡黄色でした。

昔は白色がなく、一般的に使われていたのが淡黄色でした。

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その後、成長と共に白色が開発され主流となり今に至るわけで…

なのでもし色で選ぶ場合には

・白色=2006年以降
・白または淡黄色=2000年以前

と覚えておきましょう。

15cm2以上の大きさであること

6つめは15cm2以上の大きさであること。

5W以上で照明部の大きさが15cm2以上(平成18年1月1日以降に製作された自動車に備え
る車幅灯にあっては、光源が5W以上30W以下で照明部の大きさが15cm
2以上)であり、かつ、その機能が正常な車幅灯は、この基準に適合するものとする。

最後は大きさの問題ですね。

ポジションランプ=どのサイズでも
いいわけでなく…

最低限のサイズが決まっているので、
基準にあったものを使いましょう。

それ以外にも知っておきたい!落ちやすいケース3選

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ここからは、先ほど紹介した保安基準とは別に
落ちやすいケースについてもお伝えしていきます。

内容は

レンズ汚れや破損
点滅する仕様
車幅灯単体で消灯する仕様

レンズ汚れや破損

1つ目はレンズ汚れや破損です。

四 車幅灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損しているものでないこと。

第123条(車幅灯)4項より

意外と見落としがちですが、レンズの
ひび割れも車検に関係があります。

小さな日々程度(擦り傷並)ならいいですが、穴と分かるほど大きいものは基本的NGです。

考えられる理由として

・水の侵入で電気系統が漏電すること
水に濡れてバルブがダメになる

なので面倒ではありますが
ひび割れには十分注意しましょう。

見つけた場合は接着剤など補習でもいいですが、それでもダメならレンズ自体を交換することもおすすめです。

新品ならディーラー取り寄せ。中古品なら
ヤフーオークションなどで購入可能です。

点滅する仕様

2つ目は点滅する仕様。

車幅灯は、点滅するものでないこと。

第123条(車幅灯)9項より

車幅灯はあくまで点灯するのが基本なので…

ウインカーのように点滅する
仕様にすると車検に通らなくなります。

車幅灯単体で消灯する仕様

3つ目は車幅灯単体で消灯する仕様。

車幅灯は、尾灯、前部上側端灯、後部上側端灯、側方灯及び番号灯と同時に点灯及
び消灯できる構造でなければならない。

第123条(車幅灯)8項より

車幅灯と言えば単体ではなく、尾灯(テールランプ)や番号灯(ナンバー灯)といった灯火類と連動して点灯/消灯するのが一般的です。

ですが、たまに単体で作動する
仕組みに改造する方がいますが…

御覧の通り、『同時に点灯及び消灯できる構造でなければならない』と記載があるのでやった場合車検に通らなくなります。

まとめると

レンズ汚れや破損
点滅する仕様
車幅灯単体で消灯する仕様

も基準同様に落ちやすいという結果になります。



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もし車検項目を無視して公道走行すると?

ここまでが車検に通る6つの
基準になりますが…

では、車検項目を無視して公道走行するとどうなってしまうのか?

以下で詳しく見てみましょう。

基本的には整備不良になる

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基本的には整備不良になる。

警察に呼び止められて指摘されることは
あまりありませんが…

一般的には整備不良になる可能性が高いです。

整備不良は名前の通り何かしらの不備があった状態で走行を続ける事でなる違反。

違反に該当すると罰則や点数を引かれる事もあるので注意が必要です。

ポジションランプの違反の詳細は以下でまとめているので参考にしてみてください。

【ポジションランプ(車幅灯)の片目切れはダメ】無視して走行すると違反
『後で治せばいい』などの理由からポジションランプの片方が切れても後回しにする方もいるでしょう。ですが、放置した状態で運転を続けると違反行為になってしまいます。どんな違反になるのか?違反点数や減点は?詳しくまとめているので参考にしてみてください。

バルブによっては妨害運転罪になる事も?

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また、爆光のポジションランプを使用することで妨害目的とみなされ、妨害運転罪に問われることがあります。

名前の通り眩しすぎて対向車の運転を妨害する事。

妨害運転罪になると、

・3年以下の懲役または50万円以下の罰金
・欠格期間を2年とした免許取り消し、違反点数25点

どちらかの罪に問われることになります。

ポジションランプはあくまでヘッドランプの
補助として使うものです。

なので、できる限り車検基準に収まる内容で選ぶようにしましょう。

整備不良や妨害運転で捕まらないためにできる対策

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最後になりますが、整備不良や妨害運転で捕まらないために
できる対策についても見ていきましょう。

車検の項目はかならず守る

1つ目は車検の項目はかならず守る事です。

ポジションランプは先にも言ったように6つの項目が決められています。

車の前面の両側に設置すること
夜間に300mの位置から確認できること
5W以上の電球を使用すること
交通を妨げるほど眩しくないこと
白色であること
15cm2以上の大きさであること

それぞれに基準があり、内容によっては
整備不良に該当する項目も考えられます。

そのため、まず内容を理解して基準値に収まる事を心がけましょう。

ポジションランプは白や適度な明るさにする

また、その際のポジションランプは白や適度な明るさにするといいでしょう。

白以外の赤や青などはそもそも車検適合外。

明るさも爆光過ぎると

・3年以下の懲役または50万円以下の罰金
・欠格期間を2年とした免許取り消し、違反点数25点

となるので、ポジションランプは白色にする。おかつ適度な明るさにする事で安全な走行ができます。

参考として白色のポジション球については、【明るく使いやすいおすすめのT10ポジション球5選】でまとめているので選ぶ際の参考にしてみてください。

T10でも夜間に明るさが期待出来る”おすすめのLEDポジション球5選”
LEDポジション球(ランプ)と一括りに言ってもピンからキリまであるため適当に選ぶことはおすすめできません。もし間違ったバルブを選べば車検に通らない事はもちろん。バルブによっては違反になる可能性も。そのため車に合ったバルブを選ぶ事がおすすめです。

他では白以外の淡黄色もありますが、

・白色=2006年以降
・白または淡黄色=2000年以前

で使い分けましょう。

車検に通すためにも正しい知識で基準を守る事が大切です

以上、ポジションの車検に通る
6つの項目を紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

ポジションランプの車検基準は全部で6つ!
車の車幅灯の数は2個または4個
夜間に300mの位置から確認できること
5W以上の電球を使用すること
交通を妨げるほど眩しくないこと
白色であること
15cm2以上の大きさであること
それ以外にも知っておきたい!落ちやすいケース3選
レンズ汚れや破損
点滅する仕様
車幅灯単体で消灯する仕様
もしポジションランプを点灯しないまま走行するとどうなるの?
基本的には整備不良
逆に間違った点灯で整備不良になることも?
整備不良で捕まらないためにできる対策
夜間の走行中は必ずポジションランプをつける
ポジションランプは白でなおかつ適度な明るさにする

記事でもわかるようにポジションランプの車検は6つの基準からなり、それぞれ合ったポイントを抑えることでそのまま使う事ができます。

ただし、間違った知識のまま放置すると車検に通らないだけでなく違反になる場合もあるので注意が必要です。

そのため、今のうちに基準を理解して車検に通るように心がけ選びましょう!

他にもポジションランプの知識を知っておきたい人向け

この記事以外にもポジションランプについて詳しく知っておきたい。そんな方は以下記事を参考にしてみてください。

ポジションランプに関連する悩みや解決方法・作業・違反内容まとめ
この記事では、ポジションランプに関する疑問やトラブルをまとめています。つかない原因・消えない原因。車検問題・交換方法やお店に依頼するとかかる費用・違反項目など。詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
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