今回ご紹介するのはエーモンから出ている
ロッカスイッチ3214の配線をつなげるやり方です。
ロッカスイッチ3214と言えば
ON/OFF機能付きのスイッチ。
スイッチをONに倒すと電気が流れて電装品が
点灯。OFFにすると遮断されて電装品が消灯する流れ。
単品では使えないものの、電装品と組み合わせる
事で任意な切り替えが出来るのが特徴です。
ただ組み合わせるにしてもそのままでは使えないので、電源側と電装品側で配線を繋げる必要があります。
この記事では、そんなロッカスイッチ3214について電源側と電装品側で配線を繋げるやり方をお伝えしていきます。
ロッカスイッチ3214の電源側と電装品側で配線を繋げるやり方
今回ロッカスイッチ3214を繋げる場合は以下のパーツでつなげます。
手順としては
電源側の配線を作る
電装品側の配線を作る
ロッカスイッチ本体と配線を繋げる
作動確認も一緒にしてみよう
繋げるための配線を作る
つなげるための配線づくりです。
配線をつなげる場合は、
・ヒューズホルダー
・配線コード
3つを組み合わせて作ります。
配線コードとヒューズホルダー片方に平型端子をかしめ、もう片方にはギボシ端子をかしめます。
電源側の配線を作る
電源側は片方を平型端子とつなげます。
平型端子のメスはスイッチの端子側へ。
もう片方は電源へつなげる側です。
使う平型端子のメスは必ず250型を使いましょう。
※110型や187だとサイズが合わなくなります。
電装品側の配線を作る
電装品側はスイッチにつなげる方を平型端子。
電装品につなげる方をギボシ端子などを繋げましょう。
今回はヒューズを間にかませてつなげますが、実際は細線になる場合もあるので、状況に応じて接続コネクター(3328)を使い分けましょう。
細線同士とかギボシ端子で細線と太線をつなぐのじゃダメなの?
おすすめはできないかな。細線同士だと電源が太線だと繋げないし、ギボシ端子で細線と太線をつなぐのは、端子をつないだ細線が抜けやすくなるからね。
どちらにも言える事ですが…
太線と細線だと耐えられる電気の量が違う為、※過電流になると配線が燃える危険性があります。
逆に接続コネクターであれば、0.2~0.5まで対応できるようになっているので配線が燃える危険性もありません!
そのため、つなぐ場合には接続コネクター(3328)を活用する事が最適です。
ロッカスイッチ本体と配線を繋げる
配線づくりが出来たら、ロッカスイッチと
配線をつなげていきましょう。
まず①の剥き出し部分。この部分は電装品側となるので、ヒューズホルダーにかしめた平型端子と繋げましょう。
②は電源側となるので、もう1つの平型端子と繋げましょう。
ロッカスイッチ3214のつなげ方は
これで終了となります。
作動確認も一緒にしてみよう
一連の作業が終わったら正常に作動する
かの確認もしてみましょう。
今回は作動確認が目的なので、電源は別売りの【LED電源ボックス】で代用します。
・スイッチOFFで電装品(LED)が消灯
正常に作動すれば問題はありません。
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ロッカスイッチ3214と電装品を繋げる場合は4つの事に注意しておこう
ここからはロッカスイッチ3214と電装品を
繋げる場合に注意しておくことについて。
上記のように繋げる事でスイッチ本来の使い方が出来ますが…
間違った方法でやると失敗のリスクが高く
なるので以下のことにも注意しておきましょう。
スイッチの極性に注意しよう
1つ目はスイッチの極性に注意する事。
スイッチ=プラスとマイナスと思う方がたまにいますが…
ロッカスイッチ3214は両方ともプラスに
なっているので注意しましょう。
じゃあマイナスはどうすればいいの?
マイナスは電装品側のアースから落とせば問題ないね。
簡単に図で表すとこのようになります。
①のスイッチOFF時では接点が繋がらなくなるので、電源側から流れた電気は途中で遮断された状態になります。
②のスイッチON時では接点が繋がるので、電源側から流れた電気は電装品側へと流れます。
電装品側へ流れた電気は、プラスとマイナスが
合わさる事で電装品を作動させるという流れです。
ちなみにロッカスイッチの電源については、
・②が電装品側
となります。
平型端子(メス)は250型を使う
2つ目は平型端子(メス)は250型を使うこと。
ロッカスイッチ側が250型のオスになって
いるので、配線側は250型(メス)を使用しましょう。
平型端子には他にも110型や187型もありますが…
250型以外では取り付けができません。
電装品と組み合わせる場合は配線の太さに注意
3つ目は配線の太さに注意する事。
電装品と組み合わせて使う場合、細線と太線両方を使うことが多くそのままつなぐことはできません。
もし無理につなげようものなら過電流に
より配線が燃える危険性もあります。
そのため、細線と太線両方を使う場合には接続
コネクターなどとうまく組み合わせて役立てましょう。
使用可能電流に注意
DC12V車 | 20A以下 |
DC24V車 | 10A以下 |
4つ目は使用可能電流に注意すること。
使用可能電流というのは○Aまでは耐えられる
けれど○○Aを超えると危険というもの。
たとえば今回のロッカスイッチを参考にすると。
12Vなら20A以下。24Vなら10A以下
までなら耐えられますよという事。
電流値を超えない為の計算方法については以下でまとめているので参考にしてみてください。
自分で繋げられればこんなことが出来ます
最後は繋げられるようになった後の話です。
ロッカスイッチを使えるようになると以下のことができます。
LEDと組み合わせて使えば電装品の消し忘れ防止に
電装品の切り替えが任意に
まずは電装品の切り替えが任意にできる事。
本来であれば電源に合わせて電装品をつなげるので、電気が流れている間は切れることができません。
ですが、スイッチを間にかませることで
任意で切り替えができるようになります。
・スイッチOFFで電装品が遮断
LEDと組み合わせて使えば電装品の消し忘れ防止に
また、スイッチにLEDを組み合わせる事で
電装品の消し忘れ防止にも最適です。
スイッチ付近にLEDを設置しておけば
・スイッチOFFで電装品とLEDが遮断
繋げた電装品がOFFになったことが目視でもわかるようになるので、消し忘れた電装品が元でバッテリー上がりになるリスクを減らせます。
ちなみに、ロッカスイッチ(3214)とLEDを組み合わせた配線方法については別記事でもまとめているので合わせて参考にしてみてください。
ロッカスイッチ3214の繋げ方を理解してこれからのカスタムに活かそう
以上、ロッカスイッチ3214の繋げ方をお伝えしました。
今回の使い方をマスターすれば、電装品を取り
付けた場合でも任意でONーOFFができるようになります。
手順さえ覚えればとても簡単なので、是非自分なりに
工夫してロッカスイッチ3214を活用してみましょう!
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