夜間に点灯させる事で車内を明るく
できるルームランプ(室内灯)。
その用途は様々で、落とし物を探したり
メモを取るなどの際に役立ちます。
ただそんなルームランプですが、構造上エンジンをオフにしても点灯ができる事から『つい消し忘れてしまう。』
こう言った経験も少なくないでしょう。
当然消し忘れても電気が流れ続けるので、すぐとはいかないまでもバッテリー上がりの原因になる危険性も。
バッテリー上がり=元々の
状態によって異なります。
そのため使わない時はオフにしておくのが一般的ですが…
ここでふと気になるのは

ルームランプってどのくらいつけたままだとバッテリー上がりになるんだろう。
こういった疑問ではないでしょうか?
実際に私も同じ疑問を抱いた事があり、
気になって実験してみたこともあります。
その時に○○時間でバッテリー上がりになる事を知りました。

この記事では、『どのくらいでバッテリーが上がるのか知りたい。』こんな方向けに記事でまとめてみました。
✅バッテリー上がりの危険性
✅上がった時の対処方法
✅防ぐために出来る事
※今回以外にもルームランプの知識をつけたい。こんな方は【ルームランプ(室内灯)の知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。
ルームランプの消し忘れでつけっぱなしにすると何時間で車のバッテリーは上がる?

それではさっそく見ていきましょう。
まずタイトルにある【何時間で車のバッテリーは上がるのか?】について。
結論は
・バッテリーが比較的新しい状態
2つの状態で大きく変わります。
バッテリーが弱っている状態の場合
まずバッテリーが弱っている状態です。
この場合は、半日(12時間ほど)と思った方がいいでしょう。
というのも車のバッテリーというのは、ルームランプに限らず複数の電装品をつないでいます。
バッテリーから流れた電気が、①常時電源②ACC電源③イルミ電源にそれぞれ流れます。

そのうち常時電源は常に電気が流れる電源です。
本来であればOFFにしておくことで
常時電源でも電気は流れないはずですが…
消し忘れ(ONの状態)ることで電気が流れ続けバッテリーに負荷がかかります。
その結果が、半日(12時間ほど)で上がるという訳です!
実際に私自身も経験済みです。
バッテリーが比較的新しい状態の場合
もう1つはバッテリーが比較的新しい状態の場合です。
比較的新しい状態の場合は弱い時に比べて
すぐに上がる事はありませんが、
・LED
どちらを使っているかでまた変わります。
| ハロゲン | 消費電力が高いので負荷がかかりやすい。 |
| LED | 消費電力が低いので負荷がかかりにくい。 |
この関係からわかる通り、ハロゲンであれば
1日(24時間)~1日半たっても問題ない。
LEDならバッテリーが上がってしまうまでの時間も長くなるので、2(48時間)~3日(72時間)は持ちます。
まとめると
・LEDなら5日程でバッテリーが上がります。
バッテリー上がりを起こすと車はどんな状態になる?

続いてバッテリー上がりが起きた場合の
車の状態を見ていきましょう。
実際にどのような状態になるのか以下で確認していきましょう。
エンジンがかからない状態になる
まずバッテリー上がりが起きた場合、車のエンジンがかからなくなります。
車のエンジンがかからなくなるということは、
当然車を走らせることもできなくなってしまいます。
この場合は電気を生み出すことができないのはもちろんの事、たとえガソリン満タンでも動かすことができなくなるわけです。
そのため、バッテリー上がりには十分注意が必要です!
ルームランプが原因でバッテリーが上がる理由は?
また、ルームランプが原因でバッテリーが
上がる理由についてですが…
先ほども触れたようにバッテリーから
供給される電気に関係があります。
バッテリーと電装品は流れる電気の量は違えど、
電気が流れ続けることに変わりはありません。
ルームランプと言えど、少なからず電力を消費してしまうものです。
『たかがルームランプで…』と思うかもしれませんが、消し忘れることでバッテリー上がりの原因となるのです!
なので消し忘れには十分注意が必要です。
バッテリー上がりを起こした場合の対処法

車のバッテリーが上がった場合、
当然ながら車は動かなくなります。
そんな時にはどうすればいいのか?
以下対処法について見ていきましょう。
・ジャンプスターター
・バッテリー交換をする
・JAFに依頼
ブースターケーブルを使用する
1つ目はブースターケーブルを使用する事です。
救援車がいること前提となりますが…
お互いのバッテリーをブースターケーブルで
つなぐことでエンジンを始動させることができます。

つなげかたが知りたい方は【ブースターケーブルのつなぎ(使い)方と2つの注意点”手順に沿った正しいやり方を解説”】を参考にしてみましょう。
ジャンプスターター
2つ目はジャンプスターターを使うことです。
ジャンプスターターは簡単に
言うと充電器ですね。
例えば、皆さんが携帯を充電しようと思ったとき、充電器を差し込んで充電しますよね?
内容は同じで、バッテリーに電気を流しバッテリー上がりから復活させる器械です。
プラスとマイナス端子に、それぞれ
ワニ口と呼ばれるものを噛ませます。
ジャンプスターターの利点は
充電の際にコンセントがいらない事。
事前に本体にため込んだ電気を使って
バッテリーを充電します。
救援車が必要ないという点では、ブースターケーブルよりジャンプスターターの方がおすすめです!

ちなみにジャンプスターターって色々あると思うけど、おすすめってあるの?

実際に使った中ならLUFTジャンプスターターだね。

楽天市場では15冠を達成するほどの人気で、
・ディーゼル車対応無し⇒3.0Lまで対応
バッテリー交換をする
3つ目はバッテリー交換をする事です。
バッテリー上がりでバッテリーが上がる訳
ですから、交換をすることで対処ができます。

交換の手順については【自宅で簡単【10分】で出来る”失敗しないバッテリー交換のやり方”】でまとめているので参考にしてみてください。
JAFに依頼
4つ目はJAFに依頼する事です。
JAFは緊急時に電話をすることで、
用途によって専用スタッフが駆け付けます。
その際の料金は会員・非会員で10000円以上変わるので、依頼する前にJAF会員登録をする。もしくはJAFに依頼すると掛かる費用について知っておくといいでしょう。
バッテリー上がりを起さないためにできる対策

最後になりますが、バッテリー上がりを起こさないためにできる対策について見ていきましょう。
バッテリー上がりを起さないためにできる事。
それは、
・ルームランプスイッチをONとOFFの中間にセットする
ルームランプをOFFの状態にする
1つ目はルームランプをOFFの状態にすること。
ルームランプスイッチをONとOFFの中間にセットする
また、もう一つはルームランプスイッチをONとOFFの中間にセットすること。
画像を見るとわかりますが、
ONとOFFの中間に・が見えますよね?
この・はDOORと同じ意味を表していて、
ドアを開けると点灯。閉めると消灯になります。
つまり、その都度スイッチ部をONに
セットする必要がなくなる訳です。
結果として消し忘れを防止できるということになります!
記事のまとめ
以上、ルームランプの消し忘れでどのくらいで
バッテリーが上がるのかを紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・バッテリーが比較的新しい状態で変わる
・ジャンプスターター
・バッテリー交換
・JAFに依頼いずれかを活用する
記事でもわかる通り、バッテリーの状態によって
1~3日ほどで完全にバッテリーが上がる事がわかります。
『たかがルームランプ程度で』と思うかもしれませんが…
電気が流れている以上、負荷がかかり
バッテリー上がりへとなります。
特に弱っている際は上がりやすく、気を付けていないと危険です。
そのためまずはバッテリーの状態を確認する事から始め、
②ルームランプのスイッチをONにしない
などの対策をしてこれから防いでいきましょう。