配線どうしを繋げるならはんだづけ。ギボシ端子が一般的だけど。繋げるならどっちがいいの?使いやすいのは?
以上のような疑問にお答えします。
✅使いやすいのがどっちなのか知りたい
この記事では、配線を取り扱う上で知っておきたい。はんだづけとギボシ端子、配線どうしを繋げるならどちらがいいのかについてご紹介します。
どちらがおすすめなのかを事前に知っておけば、知識として覚えておくことも出来ますし、実際に作業で使う場合に失敗するリスクを避けられます。
たかだか配線ごときでと思うかもしれませんが、抜けたら接触不良やショートの原因にもなるのでこの機会に参考にしてみてください。
まずギボシ端子・はんだ付けって何?という方は先に以下を参考にしてみましょう。
配線どうしを繋げるならどちらがおすすめ?
それでは早速ですが、どちらがおすすめ
なのかについて見ていきましょう。
結論はその人の使い方次第
まず結論を言うと、その人の使い方次第というのが正解です。
どちらも配線どうしを繋げる目的は同じなので、どの箇所の配線を繋げるかで使うといいでしょう。
用途によって使い分けるのもあり
例えば
・自分のタイミングで外したいならギボシ端子
というように使い分けるのもいいですね。
はんだ付けは、基本的に一度溶着すると
外すことが出来ません。
そのため、簡単に抜けたくない場所にはおすすめ出来ますが、タイミングで取り外し対場合にはおすすめ出来ません。
逆に配線を抜けるようにしたいなら
ギボシ端子ですね。
ギボシ端子はオスとメスが連結することで
電気の導通ができるパーツ。
外したい時には引っこ抜けばいいだけ。
特に電源から電装品までの間の配線。
使っている間はいいですが、必要なくなった時に電装品を取り外すことになります。
その時に、はんだ付けだった場合に一度はんだを溶かす作業があるので手間がかかります。
ですが、ギボシ端子になっていれば簡単に取り外すことが出来るので、電装品だけ外せばギボシ端子を再利用することも出来ます。
このことからもわかる通り、その人の使い
方次第であるという訳です。
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それぞれのメリット・デメリット
合わせてそれぞれのメリット・デメリットについて。
メリット・デメリットも知っておくことで、
選ぶ際の目安にもできます。
はんだづけのメリット・デメリット
メリット | |
① | はんだを溶かせば配線どうしがくっつく |
② | 工具でかしめる工程が要らない |
③ | 慣れれば接触不良にならない |
デメリット | |
① | はんだごて+コンセントが必要 |
② | 初心者のうちは溶着が不十分で拙者不良になりがち |
まずはんだ付けのメリット・デメリットについて。
はんだ付けの場合は、熱を持たせるためにコンセント(12V)が必須となりますが…
溶着が出来れば簡単に配線を繋げることができるので、かしめる工具がなくても簡単にできます。
ギボシ端子のメリット・デメリット
メリット | |
① | かしめる事で配線同士を繋げられる |
② | 好きなタイミングで配線の抜き差しができる |
③ | コンセントが必要ないので場所を選ばない |
デメリット | |
① | 専用工具が必要になる |
② | かしめが甘いと接触不良になる |
③ | かしめられる配線の太さが決まっている |
次はギボシ端子のメリット・デメリット。
ギボシ端子はかしめ不足で接触不良になったり、配線の太さが決まっているというデメリットはありますが…
その反面で、好きなタイミングで配線の抜き差しができるので、電装品などを取り替える頻度が多い方にはギボシ端子の方がおすすめと言えます。
ただ、先にも言ったように使い方次第で便利な場面もあるので、上手く活用するといいでしょう。
私がおすすめする使い分け方
最後は私がおすすめする使い分け方について。
はんだづけ
はんだ付けは
・自作テールなどのLEDの埋込み
特に外れたくない配線の溶着に関しては、
ギボシ端子よりもはんだ付けの方が最適です。
また、はんだで溶着することで電気を
流しやすく出来ます。
ギボシ端子
逆にギボシ端子は
・ほかのパーツと組み合わせて使う場合
おすすめする使い方のひとつは電源から
電装品間の配線を繋げること。
電装品は電源と合わせて初めて作動するパーツ。
ですが、電装品に飽きてきたり、ほかのと取り換えたい場合にはんだでは外すのに手間がかかります。
そこでギボシ端子の活用です。
ギボシ端子にすることで簡単に抜き差しができるので、自分の好きなタイミングで取替が出来ます。
また、ほかのパーツと組み合わせて使う
場合にも役立ちます。
配線には基本的に太さが決まっていて、細すぎる配線ではギボシのかしめが出来ません。
その逆にギボシ側の配線が太くても、電源側が細いと過電流が起きた時に配線が燃える危険にも繋がります。
そこで役立つのがほかのパーツと
組み合わせて使う事。
中でも接続コネクター(3328)+ギボシ端子。
細い配線側を接続コネクター。太い配線側をギボシ端子にすることでトラブルなく繋げることが出来ます。
このように参考としておすすめな使い方があるので、作業によって使い分けてみましょう。
自分に合った方法で作業に活用しよう!
以上、はんだづけとギボシ端子配線どうしを繋げるならどちらがおすすめなのかについてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
はんだを溶かせば配線どうしがくっつく
工具でかしめる工程が要らない
慣れれば接触不良にならない
【はんだ付けデメリット】
はんだごて+コンセントが必要
初心者のうちは溶着が不十分で拙者不良になりがち
かしめる事で配線同士を繋げられる
好きなタイミングで配線の抜き差しができる
コンセントが必要ないので場所を選ばない
【ギボシ端子デメリット】
専用工具が必要になる
かしめが甘いと接触不良になる
かしめられる配線の太さが決まっている
・外れたくない配線の溶着
・自作テールなどのLEDの埋込み
・電源から電装品間の配線
・ほかのパーツと組み合わせて使う場合
どちらにも使う上でメリット・デメリットはありますが…
使い方次第で便利な方法なので、上手く活用して作業に役立ててみましょう。
合わせてはんだ付けのやり方。ギボシ端子のかしめ方の手順についても確認してみよう。