
テール/ストップランプって何だろう。2つにはどんな違いがあるのかな。
このような疑問はありませんか?
かといってテール/ストップランプについて調べようと思っても、よく分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。
結論、2つの灯火類の違いを知るには以下のポイントを押さえておくことが大切です。
・点灯のタイミングや目的
上記の条件を満たしていれば、だれでも簡単に2つのバルブの違いを理解する事ができます。
本記事では、そんなテール/ストップランプについて違いを元に別々のタイミングで光らせる意味をまとめました。

2つの灯火類は似ているようで実際はタイミングや目的が異なるので、この機会に学んでみましょう。
改めてテール/ストップランプについて
テール/ストップランプは車の後方に取り付けられた灯火類。
ストップランプはブレーキを踏んだ時に点灯
スイッチで点灯するのがテールランプ
テールランプは正式名称を尾灯。
主にスモールスイッチをONにした時に点灯する灯火類。その一方でスイッチをOFFにすると消灯する仕組みです。
点灯した際にそこそこの明るさで光るのがテールランプの特徴。
ストップランプはブレーキを踏んだ時に点灯
ストップランプは正式名称を制動灯。
エンジンのON/OFFに限らず、ブレーキを踏む事で点灯。離すと消灯する仕組み。
テールランプがそこそこの明るさで光るの対して、ストップランプは倍以上の明るさに光ります。
テール/ストップランプの違いは点灯方法や目的
ここからはテール/ストップランプの違いについて。
・使う目的が違う
点灯方法が違う
1つ目は点灯のタイミングが違うこと。
・ストップ(ブレーキ)ランプはブレーキを踏む
テールランプの場合は、スモールスイッチを
一度ひねる事で点灯。OFFにすると消灯します。
ストップ(ブレーキ)ランプはブレーキを
踏むと点灯。離すと消灯の流れ。
どちらもそれぞれタイミングで切り替える
ことで点灯/消灯ができます。
よってタイミングに違いがある
ことが分かります。
使う目的が違う
もう一つは使う目的が違うこと。
テールランプは夜間に点灯する灯火類。
目的は主に後続車や歩行者に
存在を知らせることです。
夜間ならヘッドライトが点灯していれば大丈夫なのでは?と思われがちですが…状況によっては視認がしにくいのでそうもいきません。
特に霧などの数キロ先が見えない場面。ヘッドライトの色は白が基本なので、照らしても霧と同化して見えにくい事があります。
そんな時前に車がいても、認識しづらく突然
現れたら追突の危機にもなりかねません。
ですがテールランプが点灯していれば遠くからでも認識がしやすいので、走行している事を後続車に知らせる意味としても役立ちます。
その一方でストップランプの目的は
後続車に危険を知らせる事。
危険を知らせる事で後続車から追突されるリスクを減らせます。
例えばこんな時。
本来であれば減速のタイミングが遅れて前方の車に追突する危険がありますが…ブレーキを踏む事によって、『何かしらあるのでは』と認識して事故を回避することができます。
別々に光らせる意味について
では、ここで疑問に思うのが何故使い分けて
点灯させる必要があるのか?と言う事でしょう。
ですが理由は簡単。
・トラブルで電源が入らなくても対応できるように
この2つがある為です。
夜間でも後続車に減速する事がわかりやすいように
まず1つ目の理由として、夜間でも後続車に減速する事がわかりやすいように
と言うのがあります。
先程、
ストップランプは減速を後続車に知らせるもの。
こう言いましたよね?
比べてみてもわかる通り効果が全く違ってきます。
では、たとえばテールランプだけだったらどうなると思いますか?
まず、昼間だったら存在は分かるし、
点灯すれば何となく減速がわかりますよね?
逆に夜間の場合は、テールランプは常時点灯となってしまうのでたとえ減速したところで光量は変わらず追突の危機になりやすいですよね?
分ける理由はこういった事故を
防止する為にあると言えます。
なので、テールランプとストップランプを分けて
点灯させる事に意味があると言えます。

ちなみに、ネタとしてブレーキランプ5回点滅させるっていうのがあるけど、走行中にやると紛らわしくなるからやめようね。

どんな意味があるの?

アイシテルのサインになるんだけど、理由については【ブレーキを5回点滅すると【アイシテルのサイン】になるその真相とは?】を参考にしてみてね。

トラブルで電源が入らなくても対応できるように
もう1つの理由として、トラブルで電源が入らなくても対応できるようにというのがあります。
これは、事故が起きて電装系統の電気がほとんど遮断された時に、影響を受けずにペダルを踏んで後続車に追突されないようにする意味があります。
たとえば、ある日走行中に事故にあったとしましょう。
この時、あたりが悪くキーをひねっても
スモールスイッチが反応しません。
スイッチが反応しない=テールランプが点灯しない。
そうなるとどうなるかというと、後続車に追突される危険性が出てくるわけです…
では逆に、ブレーキペダルで点灯する
ストップランプはどうでしょう?
常時電源が流れている訳ですから、
ペダルを踏めば簡単に点灯しますよね?
常時電源=スイッチをONにする必要がない。
こうなる訳ですから、ACC~上の電気が使えなくなっても、ブレーキランプさえ無事なら2次災害を防ぐ結果にもつながる事になります。
分ける理由にはこういった意味が隠されている訳ですね!
事故を未然に防ぐためには2つを分ける事は必要不可欠!
以上、テール・ストップランプの違いや2つを分けて点灯させる意味を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
使う目的が違う
トラブルで電源が入らなくても対応できるように
今回の記事を読んでいただけるとわかる通り、テール・ストップランプは似ているようで実際には点灯方法や目的により違いがあります。
一見、『どちらか一方で平気でしょ?』となるかもしれませんが、
ストップランプは減速を後続車に知らせるもの。
それぞれ決まった役割があります!
お互いがデメリットを打ち消しあう事で突然来る
事故を事前に防止できる結果を作る訳です。

なので、もしどちらかが球切れを起こした際には早めの交換をして事故を未然に防ぎましょう!