車に乗る上で知っておきたい事の
一つがウインカーの車検問題です。
・何をすると車検に通らなくなるのか
・通すためにどうすればいいのかなど。
ある程度の知識をつけておかないと、自分で車検を受ける場合に落ちる結果になりかねません。
そのため苦手に思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、交通法で決められている8つの項目と受かるためのポイントを押さえれば誰でも基準をクリアできます。
ここでは、そんな方向けに
✅ よくある3つの車検に落ちるパターン
✅車検に適合しやすくするための方法
それぞれ詳しくご紹介します。
車検に適合するウインカーの条件について
まず、タイトルにある【車検に適合する車の
ウインカー基準(8つ)】について。
基準には以下8つがあります。
・色
・個数
・面積
・取り付け位置
・視認距離
・点滅回数
・割れ
ウインカーの明るさ
1つ目はウインカーの明るさです。
どのくらいの明るさなのかを確認します。
明るさについては137条に以下の記載があります。
15W以上60W以下。二輪自動車・側車付二輪自動車・三輪自動車などは10W以上60W以下である事。
色
2つ目は灯火の色です。
何色なら適合するのかを確認します。
実際に保安基準第137条により
以下の記載があります。
方向指示器の灯光の色は。橙色であること。
ウインカーの色は基本的に橙色(オレンジ)系の色であることが条件です。
純正で黄色っぽいLEDの色がありますが、
あれも大丈夫です。
また例外として赤もありますが、以下で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
個数
3つ目は個数です。
何個まで大丈夫なのかをみます。
方向指示器の個数については明確な
記載はありませんが、
自動車の場合は前後に2個(左右1つ)づつと
覚えておきましょう。
面積
4つ目は面積です。
どのくらいの面積で取り付けてあるのかをみます。
ウインカーの面積については前後ウインカーともに20㎠以上あることが条件です。
取り付け位置
5つ目は取り付け位置です。
どの位置に取り付けてあるのかを確認します。
137条4項の3と5に以下記載があります。
4項の3
二輪自動車、側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車以外の自
動車に備える前方又は後方に対して方向の指示を表示するための方向指示器の照明部
のうちそれぞれ最内側にあるものの最内縁の間隔は、600mm(幅が 1,300mm 未満の
自動車にあっては、400mm)以上であり、かつ、それぞれ最外側にあるもの(セミ けん けん
トレーラを牽引する牽引自動車に備える後方に対して方向の指示を表示するための方 向指示器を除く。)の照明部の最外縁は、自動車の最外側から 400mm 以内となるよ うに取り付けられていること。
4項の5
二輪自動車、側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車以外の自 動車に備える方向指示器は、その照明部の上縁の高さが地上 2.1m(除雪、土木作業その他特別な用途に使用される自動車で地方運輸局長の指定するもの、大型特殊自動 車及び小型特殊自動車に備える方向指示器並びに自動車の両側面に備える方向指示器 にあっては、2.3m)以下、下縁の高さが地上 0.35m 以上(セミトレーラでその自動車 の構造上地上 0.35m 以上に取り付けることができないものにあっては、取り付けるこ とができる最高の高さ)となるように取り付けられていること。
長くなりましたが、簡単にまとめると。
・照明部の下縁の高さが地上0.35mm以上
・照明部の最内縁の左右間隔600mm以上
・自動車の最外側から照明部の最外縁の距離0.4m以内
視認距離
6つ目は視認距離です。
視認距離はどのくらいの距離から確認が
できるかですね。
記載については以下137条にあります。
第137条 方向指示器の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第41条第2項の告示で定める
基準は、次の各号に掲げる基準とする。この場合において、方向指示器の照明部の取扱 いは、別添94「灯火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章第2節及び同章第 3節関係)」によるものとする。
一 方向指示器は、方向の指示を表示する方向100m(第3項第3号、第4号(自動車の両側
面の中央部に備える方向指示器を除く。)、第5号又は第6号(第4号の規定により自動車 の両側面の中央部に備える方向指示器を除く。)の規定により自動車の両側面に備える ものにあっては、30m)の位置から、昼間において点灯を確認できるものであり、かつ、 その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。
簡単にまとめると
・他の交通を妨げないもの
2つです。
点滅回数
7つ目は点滅回数です。
ウインカーを出した時にどのくらいの
間隔で点滅するかです。
第137条4項の1に以下記載があります。
方向指示器は、毎分60回以上120回以下の
一定の周期で点滅するものであること。
簡単にまとめると毎分60回以上120回以下。
つまりは1分間に60回以上120回以下の間隔で点滅を確認できなければいけないわけです。
割れ
8つ目は割れです。
ウインカーが入っているヘッドライトや
テールレンズの割れ具合ですね。
第137条1項の4に以下記載があります。
方向指示器は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損しているものでないこと。
簡単にまとめると、灯器が損傷していないことなので、レンズが割れていないことが条件です。
割れてないってどの程度までならいいの?
水が侵入しない程度の小さいヒビまでだね
このようにいくつか基準がありますが、純正のままなら全てをおぼえる必要はありません。
最低限
・色
・視認距離
・割れ
4つを覚えておきましょう。
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ウインカーで車検に落ちるパターン3選
続いてウインカーで落ちるパターン3選です。
落ちるパターンとしては
・ウインカーの色
・流れるウインカー
レンズのひび割れ
1つ目はレンズのひび割れです。
意外と見落としがちですが、レンズの
ひび割れも車検に関係があります。
小さな日々程度(擦り傷並)ならいいですが、穴と分かるほど大きいものは基本的NGです。
理由として
・割れから光が漏れてオレンジと認識しない
2つがあります。
なので面倒ではありますが、ひび割れには十分注意しましょう。
見つけた場合は接着剤など補習でもいいですが、それでもダメならレンズ自体を交換することもおすすめです。
新品ならディーラー取り寄せ。中古品なら
ヤフーオークションなどで購入可能です。
ウインカーの色
2つ目はウインカーの色です。
ウインカーの色はオレンジ系の色であることが条件なので、それ以外では通りません。
また、オレンジであっても色が剥げて白に見える物についてもNGになるので注意しましょう。
流れるウインカー
3つ目は流れるウインカーです。
最近では主流となり、純正でもとり入れている車はありますが、後付けで車検を受ける場合は注意が必要です。
例えば6分割のLEDなら1から6まで順に流れるのが基本。
その後、1番が点灯して2番が点灯すると1番が消灯し。3番が点灯すると2番が消灯するという流し方は車検には通りません。
つまり点灯した時に1つ前のLEDが消えるのはNGということですね。
1から順番に流れて6まで消えてはいけない
条件になっています。
消灯の際は全てが同時に消えるのも条件。
少しややこしいですが、後付けの場合はこのように基準をクリアしないと流れるウインカーは適合しないという訳です。
車検に通すために出来ること
最後に車検に通すためにできることを解説します。
と言っても難しいことでは無いので簡単に見ていきましょう。
ウインカーの基準を事前に理解する
1つ目はウインカーの基準を事前に理解することです。
上記でも言ったように、ウインカーには色や明るさ・割れ具合など。全部で8つの基準があります。
それぞれの項目で見合った条件があるので、
詳しく理解しておきましょう。
ダメなパターンも調べてみる
2つ目はダメなパターンも調べてみることです。
実際に何がダメで車検に落ちたのかを知っておくことで、自分で受ける際の参考になります。
まずは車検項目を理解した上でダメなパターンもしり車検に望むようにしましょう。
車検項目を理解して1発合格を目指しましょう!
以上、車検に適合する車のウインカー基準(8つ)と落ちるパターン3選を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・色
・個数
・面積
・取り付け位置
・視認距離
・点滅回数
・割れ
・ウインカーの色
・流れるウインカー
・ダメなパターンも調べてみる
ウインカーの車検=基準が分からずに初心者に
とっては難しいかもしれません。
しかし、今回のように内容を理解出来れば
今後に役立つ知識が身につきます。
内容としては決して難しくは無いので、是非
知識を吸収して車検に活かしましょう。
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一般的にウインカーは調べようとしても
・トラブル関連
・作業
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そこから細かくしていくとさらに種類も増える事に…
こうなってくると『正直調べていくのが面倒』という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、疑問(知識)関連・トラブル関連・作業・違反関連を元に項目ごとに重要な内容をまとめてみました。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先ヘッドライトが元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。