2つの危険な症状を防ぐ為に知るブースターケーブルの3つの種類と選び方

ブースターケーブル
この記事は約6分で読めます。

今回紹介するのは【ブースターケーブルの種類と選び方】についいて。

ブースターケーブルというのは、バッテリー同士をつなぐ事で簡単に電気の供給ができるパーツです。

こんなの↓

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基本的には2本でワンセットになっていて、図のように2つの車両から電気の供給をすることでバッテリー上がりから復活ができます。

このブースターケーブルのいいところは、別途で電気を取らずに済む事。

一般的に電気の補充をする場合に電気を生み出すためにコンセントやシガーソケットなどに差し込む必要があります。

・コンセントであれば自宅などでしかできない。
・シガーソケットなら車から電気を使う必要がある。

というように使う箇所に限度があります。

逆にブースターケーブルならバッテリー自体が電源になるので、ケーブル同士をつなぐだけで電気の供給が出来るという訳です!

ただブースターケーブルと一括りに言ってもいくつか種類があるので、事前に種類を知った上で選ぶのがおすすめです。

今回の記事では【ブースターケーブルの種類や選ぶ際のポイントが知りたい。】こんな方向けに順を追ってお伝えしていきます。

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ブースターケーブルの種類は3種類

ブースターケーブルは上記にも言ったように、バッテリー同士をつなぐ事で簡単に電気の供給ができるパーツ

プラスとマイナス用の2本でワンセットになっていて、2つの車両から電気の供給をすることでバッテリー上がりから復活ができます。

ただ一言にブースターケーブルと言っても、いくつか種類があるので事前に知っておくとおすすめです。

種類は以下3つ。

50Aのブースターケーブル
80Aのブースターケーブル
100Aのブースターケーブル

50Aのブースターケーブル

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1つ目は50Aのブースターケーブル。

50Aは軽自動車からコンパクトカーまでの比較的
小さい車に対応できるブースターケーブルになります。

軽自動車からコンパクトカー=排気量で言えば660㏄~1500㏄程度が目安。

80Aのブースターケーブル

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2つ目は80Aのブースターケーブル。

80AはSUV車やセダン車などの排気量の
大きい車種対応のブースターケーブル
になります。

SUV車やセダン車=排気量で言えば1600~2,500CCですね。

100Aのブースターケーブル

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3つ目は100Aのブースターケーブルです。

100Aはワンボックス車やトラックなどの
大型車に対応のブースターケーブル
になります。

大まかに言えば

・ワンボックス車
・大型自動車
・外車
・RV車
・農耕

などが当てはまりますね。

種類ごとにブースターケーブルを分ける理由は許容電流値が関係するため

このように自動車には電流の大きさ毎に
分けられていますが…

なぜ種類ごとに分ける必要があるのか?

それは許容電流値と呼ばれる
数値が関係するからです!

許容電流値は流すことができる電気の量

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許容電流値は電線やケーブルに流す事が
できる電流の最大値になります。

簡単に言えば基準値を超えない
程度まで流せる電流ですね。

電線またはケーブルに電流が流れると、導体自体に秘められた抵抗によりケーブルが発熱する仕組みになっています。

発熱が起こると電線やケーブルが劣化により被覆が溶融(混ざって溶ける)するため、ケーブルは許容電流という数値を定め流せる電流値を制限すると言う訳です。

自動車別の許容電流値

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その結果として許容電流値を自動車に
当てはめると以下のようになります。

・50A…軽自動車やコンパクトカー
・80A…乗用車やミニバンなど
・100A…ディーゼル車や大型トラックなど

種類ごとに分ける事で過度な発熱を抑え
ケーブルが劣化により溶けるのを防ぎます。

合わないブースターケーブルを使うとショートや発火の危険性

では、もし車に合わないブースターケーブルを実際に使用した場合どのような事が起こるかご存じですか?

ご存じない方もいると思いますので、
例を元に以下でご紹介します。

例えば、100A対応の車に電流値よりも小さい
50Aの
ブースターケーブルを使用したとしましょう。

この場合、100A対応のブースターケーブルに対して使用するのは50Aの小さいブースターケーブル…

まず許容量を超える事によって
過電流が流れます。

過電流が流れてしまうと、ショートや発火する危険が起きます。

ショートを引き起こす

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ショートつまり簡単に言えば
火花が散る事ですね。

実際は度合いによって変わりますが、どのくらい過電流が流れるかで電装品を保護しているヒューズが飛びます。

ヒューズが飛ぶと電装品は守られますが、
飛んだ箇所に電気が流れなくなります…

その結果が

・エンジンがかからなくなる
・アイドリングが不安定になる
・ライト類が点灯しなくなる

様々なトラブルを引き起こします。

発火する危険性も

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さらに悪化してしまうと発火の危険性も出てきます…

発火は名前の通り、配線に火が付き燃える症状。

先ほども言ったように、過電流と呼ばれる
想定値以上の電気が流れる事で配線に火が付きます。

知っていれば事前に防げる事も知らない
事でこのような危険にさらされてしまいます…

ですのでそのようにならない為にも、車に合った正しいブースターケーブルの使用が必要になります。

安全に使うために出来るブースターケーブルの選び方

ここからはブースターケーブルの
選び方についてお伝えします。

選ぶ場合には

ブースターケーブルの太さで選ぶ
ブースターケーブルの長さで選ぶ

ブースターケーブルの太さで選ぶ

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1つ目はブースターケーブルの太さで選ぶ事。

まず大前提として重要になるのがブースターケーブルの太さ。

つまりどのくらいの容量まで
耐えられるのかですね。

最初にも言ったようにブースターケーブルにはいくつか種類があり、種類に応じて耐えられる容量も変わってきます。

50A50Aは軽自動車からコンパクトカーまでの比較的小さい車に対応できるブースターケーブル
80A80AはSUV車やセダン車などの排気量の大きい車種対応のブースターケーブル
100A100Aはワンボックス車やトラックなどの大型車に対応のブースターケーブル

そのため、まずはブースターケーブルの
太さを目安に選ぶのがおすすめです。

ブースターケーブルの長さで選ぶ

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もう一つはブースターケーブルの長さで選ぶこと。

種類とは別にそれぞれに

・3m
・3.5m
・6mなど。

長さがいくつかあります。

そのため太さに加えて長さにも注意して選ぶといいでしょう。

ちなみに長さで選ぶ場合は、バッテリーの位置や救援者までの距離などを考えながら選ぶとおすすめです。

危険を回避するには車にあった正しいケーブルを選ぶ事が大切です

以上、ブースターケーブルの3つの種類と選び方を紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

ブースターケーブルについて
バッテリー同士をつなぐ事で簡単に電気の供給ができるパーツ
ブースターケーブルの種類
50Aのブースターケーブル
80Aのブースターケーブル
100Aのブースターケーブル

ブースターケーブルの選び方

ブースターケーブルの太さで選ぶ
ブースターケーブルの長さで選ぶ
種類ごとにブースターケーブルを分ける理由
許容電流値が関係するため
合わないブースターケーブルを使うと起こる症状
①ショートを引き起こす
②発火する危険性も

100Aはトラックなので個人で持つ方は
なかなかいないかと思いますが…

私からおすすめするとすれば

・自分の乗っている車に合わせてブースターケーブルを選ぶ
・50Aと80Aの両方を準備する
と言う事です。

もし自分でブースターケーブルを使用する場合には、しっかりと確認をして車に合ったブースターケーブルを選びましょう!

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