電装品のカスタムにはリレーを使う方法があるって聞くけど本当なの?実際にどうやって取り付けるの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅ エーモンリレーの仕組みが知りたい
✅どんな時に使用するのか知りたい
✅電装品との使用例が知りたい
この記事では、エーモンリレーを使う上で知っておきたい。仕組みと使い方について解説していきます。
エーモンリレーについて事前に理解しておけば、知識を深める事にもつながりますし、実際にカスタムで使う場合に正しく使い分けることができます!
また、記事の後半では電装品との使用例も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、今回紹介する内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。
エーモンリレーとは?
まず初めに、エーモンリレーとは何なのかについてご説明します。
電装品を切り替えるパーツ
エーモンリレーは、動作スイッチや電力機器等の状態に応じて制御または電源用の電力の出力をする電力機器です。
簡単に言えば、接点を切り替える事で自動で電装品を動かすものですね。
また、電装品の消費電力を抑えることができるので、大容量の電装品を付けたい時に組み合わせる事で取り付けが可能となります!
リレー回路の仕組み
回路の仕組みは、
・スイッチOFFになると接点が遮断されて電気が流れない
リレーは、電装品の切り替えコントロールや大きな容量の電装品を取り付ける場合等、状況に応じて必要不可欠なパーツになります。
従来のスイッチとの違い
続いて従来のスイッチとの違いです。
違いについては以下のようになります。
・リレーは自動で接点を切り替える
スイッチはON/OFFを任意に切り替えるもの
まず一般的なスイッチは任意でスイッチを切り替える物です。
たとえば、トグルスイッチ3204を参考にすれば
・スイッチOFFにすると電気が遮断される
という流れです。
リレーは自動で接点を切り替えるもの
逆にリレーの場合は自動で接点を切り替えるものになります。
たとえばエーモンリレー3235を例にすれば
・スイッチ作動側の電気が遮断されると電装品側に伝わらないのでOFF
という流れになります。
つまり上記でも言ったように違いは、任意で切り替わるか。自動で切り替わるかの違いとなります。
どんな時に使用する部品?
そんなエーモンリレーは、主にウーファーや後付けフォグなど。
大容量の電装品やどうしてもバッ直から
電源を取る必要があるものに使用できます。
大容量の電装品がある時
まず1つ目は大容量の電装品です。
大容量の電装品は、先ほども軽く触れたとおり
ウーファーや後付けフォグなどが当てはまります。
これら電装品はそのまま付けようとすると、消費電力が大きすぎてバッテリー上がりを起こします。
理由として、バッテリーが12Vしか
ない事が関係します。
本来バッテリーは、車に合わせて
作られています。
そのため、最低限車が走行できるだけの電気があればいい訳です。
逆にフォグやウーファーは、作動させるために
相応の電気が必要になる為に多くの電力を必要とします…
そこに追加でフォグや何やらと追加したら
どうなると思いますか?
答えは簡単で、当然電気は足らなくなります。
つまりバッテリー上がりを起こすのは
こういう事なんです!
ただ、それでもウーファーや後付けフォグを
どうしても取り付けたい…
そうなったときに登場するのがリレーです!
リレーの特徴は、接点を切り替える以前に
電装品の消費電力を抑える事。
つまり、消費電力が多い電装品でも
取り付けが可能になる訳です!
どうしてもバッ直から電源を取る必要がある時
また、どうしてもバッ直から電源を
取る必要があるものに対しても使用可能です。
本来バッ直とは、エンジンのONOFFに関係なく
常に12Vが流れているものです。
ここからそのまま電源を取ろうものなら、エンジンを切っても電装品は切れずバッテリー上がりの原因になります。
『ならほかの電源からとればいいのでは?』と
思われるかもしれませんが…
電装品によっては、他の電源では容量が足りず
正常に作動しないものがあります。
それこそウーファーや後付けフォグなどですね。
バッ直以外は、基本的に分散された電気です。
バッテリー以外の電気=分散された電気が流れている。
バッテリー=バッテリー自体の電気
こうなるため、当然電装品によっては
バッテリーから電気を取らざるをえません…
そこでリレーの出番という訳です!
リレーには接点を切り替える役割もあると
言いましたよね?
この特徴を利用する事で、バッ直に繋いでもエンジンOFFでも切れるようになります。
エーモンリレーを使った電装品の使用例!
実際に、使用例を見ていただいた方がわかりやすいと思いますので以下で紹介していきます。
今回は、どうしてもバッ直から電源を取る必要があるものの場合で紹介します。
電圧計を使った場合
代表的な例で言えば電圧計の
取り付けですね!
バッテリー自体の電気を確認したい時に
バッ直から電源を取る事がありますが、
そのまま電源をとるとエンジンOFFでも電気が流れ続けてバッテリーが上がってしまいます…
ですが、リレーを使えばスイッチで切り替わり
ACC=電源始動に変える事ができます。
OFFになる事でバッテリー(バッ直)につながる
電気が一時的に遮断されるので、
エンジンを切ってもバッテリーが上がることはありません!
取りつけ図に表すと
簡単に図に書くとこのようになります。
キーをACCにひねると青に電気が流れます。
電気が流れるとスイッチがオンになるので、
黄色に電気が流れ電圧計が点灯します。
キーをACCから切るとスイッチがOFFに
なるので電圧計が消灯します。
この方法を使用する事でエンジンを切れば、
スイッチが切り替わりOFFになります。
取り付け方法については以下で紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
エーモンリレーを活用すれば様々な電装品の取り付けが可能!
以上、エーモンリレーの仕組みと使い方の使用例を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・バッテリーから電気を取る場合
リレーは一見すると取り付けは難しそうに
見えるかもしれませんが…
方法を覚えてしまえば様々な電装品を
取り付ける事が出来るようになります。
特に大容量の電装品を取り付けたい場合、そのままでは電力不足で取り付けることができません。
ですが、リレーを使えば消費を抑える事ができるので取り付ける事ができます。
もし使用する際には、用途をしっかりと
見極めて使用しましょう。
また、エーモンリレーには種類があるので、【エーモン4極リレー/5極リレー2つの違いと初心者でもわかる使い道!】を参考に違いも確認してみましょう。