車に身体障害者マークを貼る位置の決まりと貼らない場合の違反

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車に身体障害者マークを貼る位置が知りたいんだけど。決まりってあるのかな?貼らない場合はどうなるの?

このような悩みはありませんか?特にこれから先身体障害者マーク(標識)を貼る必要がある方。

確かに身体障害者マーク=知らない人からすれば『周囲に分かれば大丈夫でしょ。』ということで、適当に貼る方も少なくないでしょう。

ですが、身体障害者マークには貼っていい場所が決められているので適当にやることはおすすめしません。また、正しい位置に張り付けておくことでより周囲に認識されやすくなるので煽り運転などのリスクも避けられます。

この記事でわかること
・身体障害者マークの位置が知りたい
・違反の有無について
・貼る場合はマグネットと吸盤どちらがいいのか
・ボンネットに貼りつかない場合の対応策

今回の記事以外にもマーク(標識)について知識を付けたい。こんな方向けに【車のマーク(初心者・高齢者・身体障害者・聴覚障害者標識)に関する疑問やトラブルまとめ】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

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身体障害者マークは地上から0.4m以上1.2m以下の位置

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それでは、まず初めに車椅子(身体障害者)マークを貼る位置について見ていきましょう。

身体障害者マークといえば身体障害者の方が表示するマーク。

その際に

どこに貼りつけるのが正解なんだろう?

そう思った方も少なくないことでしょう。そこでこの機会にご説明しますが、結論から言えば

・地上から0.4m以上1.2m以下の位置
・前後の見やすい位置が正解です。

見やすい位置はわかるんだけど、地上から0.4m以上1.2m以下の位置ってどの辺?

簡単に言えば、地上からならフロントバンパーの上。車の屋根より下だね。

なおかつ見やすい位置が条件となるので、フロントならボンネット。リアならトランク端に取り付けるとおすすめです。

フロントに関してはガラス面に取り付けができないので、ボンネット一択となります。最低限上記の位置に取り付けておけば指摘される事はありません。

身体障害者マークを貼らない場合の違反について

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続いて身体障害者マークを貼らない場合の
違反について見ていきましょう。

違反にはならないが貼る場合は位置の決まりがある
違反になるのは聴覚障害者標識の場合

違反にはならないが貼る場合は位置の決まりがある

まず、身体障害者マークは身体障害の方限定で必要となるものですが、張り付けない場合でも違反にはなりません。

理由は簡単で道路交通法で決まりがある為です。

以下道路交通法第71条の6の2に記載があります。

普通自動車対応免許を受けた者で肢体不自由であることを理由に当該普通自動車対応免許に条件を付されているものは、当該肢体不自由が自動車の運転に影響を及ばすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。)

簡単に説明すれば前後で身体障害者マークを
付けましょうね。という法令です。

そのため違反とはなりませんが、極力身体障害者マークを付けるようにしましょう。

違反になるのは聴覚障害者標識の場合

先程も言ったように、身体障害者マークは義務では無いので貼らなくても問題はありません。逆に違反になるのは聴覚障害者標識の場合です。

条件付きで自動車免許を取得した場合は、聴覚障害者標識を必ず付けることが義務づけられていてもし怠った場合は取り締まりの対象になります。

聴覚障害者標識については、【車に聴覚障害者マークを貼る位置の決まりと貼らない場合の2種類の違反】でまとめているので参考にしてみてください。

車に聴覚障害者マークを貼る位置の決まりと貼らない場合の2種類の違反
周囲や後続車からわかればいいという認識で、『聴覚障害者マークは貼りさえすれば位置なんてどこでもいいんじゃないの?』と言う方がたまにいますが…マークを貼る位置には決まりがありますし、貼らない場合には違反にも該当してしまいます。

身体障害者マークを貼るならマグネットと吸盤どっちがいい?

最後になりますが、身体障害者マークを張り付ける場合にマグネットと吸盤どっちがいいのか?についても確認してみましょう。

ボンネットやトランクに貼るならマグネットタイプ
リアガラスなら吸盤タイプ

ボンネットやトランクに貼るならマグネットタイプ

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まずボンネットやトランクに貼る場合ならマグネットタイプがおすすめです。

マグネットタイプは裏側が磁石になっていて、貼りつきやすい鉄などのボンネットやトランクに押し付ければ簡単に貼り付ける事ができます。

リアガラスなら吸盤タイプ

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リアガラスに付ける場合は吸盤タイプがおすすめです。吸盤タイプは、マグネットでは貼りつかない箇所にも貼り付けられるもの。

特にリアガラスに付ける場合。リアガラスはフロントのように貼り付けてはいけない規制はないので、フロントはボンネット。リアはガラスというようにもできます。

最終的には好みの問題になるので、その時に合わせて使い分けるといいでしょう!

もし初心者マークが貼りつかない場合は?

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場所によって貼り付けるのは分かったけど、もし貼り付けができない場合はどうすればいいの?特にボンネット。

そんな時はシールタイプのマークがおすすめだね。

シールタイプの身体障害者マークが最適

車によっては貼り付けができない。特にボンネットで多く見られる傾向があります。

原因は材質で、よくあるボンネットは鉄製の為にマグネットでも貼り付けができます。ですが、中にはアルミや樹脂などを採用していると貼り付けができないタイプも。

かといってフロントガラスは貼り付けNGなので仮に貼ると違反になります。

ならどうすれば?と考えたときにおすすめなのが【シールタイプのマーク】。

中でも糊が残らないタイプなら跡がつかない

中でも糊が残らないタイプなら外した
後でも跡が残ることがありません。

シールタイプはマグネットでも貼り付けができない場合にも対応できることから便利ではありますが、下手に適当なものを選ぶと剝がすときに糊跡が残って後々面倒なことになります。

そこで糊が残らないタイプの出番。糊が残らないタイプなら外した後でも跡が残ることがありません。

『マグネットが使えないからシールタイプを使いたいけど糊跡はちょっと…』こんな方でもデメリットを解消できるのでおすすめです。

マークを貼る位置を理解して違反にならないように気を付けましょう!

以上、身体障害者マークを貼る位置の決まりと貼らない場合の違反を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

マークを貼る位置について
マークを貼る位置は地上から0.4m以上1.2m以下の位置
おすすめはボンネットやトランク端
マークを貼らない場合の違反について
基本的には義務ではないので違反にはならない
マークはマグネットと吸盤どっちがいい?
ボンネットやトランクに貼るならマグネットタイプ
リアガラスなら吸盤タイプ

マーク(標識)には貼る位置や数で違反になる危険性があるので、この機会に正しい知識を身に着けてこれからのカーライフに役立てましょう。

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