以上のような疑問にお応えします。
・貼らない場合の違反になるかどうか知りたい。
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。聴覚障害者マーク(標識)を貼る位置の決まりについてご紹介します。
貼る位置を事前に知っておけば、知識を深める事にも役立ちますし、自分で使う必要が出た場合に正しく貼りつけることが出来ます。
また、記事の後半では貼らない場合の違反(2パターン)についても解説しているので、ぜひ最後まで読んで見てください。
ちなみに、今回の内容は以下の順で読み進めるとわかりやすいです。
①車で使われる4種類のマークの意味とそれぞれ張り付けが必要な条件! ≫
②車に聴覚障害者マークを貼る位置の決まりと貼らない場合の2種類の違反👈今ここ
③聴覚障害者マークの車を幅寄せや割り込みした場合の危険性と違反内容 ≫
車に聴覚障害者マーク(標識)を貼る位置について
それでは、まず初めに車に聴覚障害者マーク(標識)を貼る位置について見ていきましょう。
マークを貼る位置は地上から0.4m以上1.2m以下の位置
聴覚障害者マーク(標識)といえば条件を満たした人が装着を義務づけられたもので、運転の際には必ず取り付ける必要があります。
その際に、
マークってどこに貼りつけるのが正解なんだろう?
そう思った方も少なくないことでしょう。
そこでこの機会にご説明しますが、結論から言えば
・前後の見やすい位置が正解です。
見やすい位置はわかるんだけど、地上から0.4m以上1.2m以下の位置ってどの辺?
簡単に言えば、地上からならフロントバンパーの上。車の屋根より下だね。
おすすめはボンネットやトランク端
なおかつ見やすい位置が条件となるので、フロントならボンネット。リアならトランク端に取り付けるとおすすめです。
フロントに関してはガラス面に取り付けができないので、ボンネット一択となります。
最低限上記の位置に取り付けておけば指摘される事はありません。
聴覚障害者マークを貼らない場合の違反について
続いて聴覚障害者マークを貼らない場合の
違反について見ていきましょう。
基本的には義務なので違反になる
まず、聴覚障害者マークは聴覚障害の方限定で必要となるものなので、貼り付けない場合は違反になります。
理由は簡単で道路交通法で決まりがある為です。
以下、道路交通法第71条の6により記載があります。
普通自動車対応免許を受けた者で政令で定める程度の聴覚障害のあることを理由に当該普通自動車対応免許に条件を付されているものは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。
簡単にすれば前後で必ず聴覚障害者マークを付けましょうね。という法令です。
そのため、聴覚障害者マークを付けないと
違反になります。
違反した場合の罰金について
その際に罰金も発生してしまうので
合わせて確認しておきましょう。
罰金や違反点数については以下のようになります。
違反点数 1点
『たかだか貼らないだけで』と思うかもしれませんが、道路交通法で決められている以上は
罰則になってしまうので、必ず貼るようにしましょう!
ちなみに、聴覚障害者マーク(標識)って前だけとか後ろだけに貼るのはどうなの?
交通法に前後に一枚ずつって決まりがあるから、その場合でも同じ罰則になるね。
なので、必ず決められた位置や枚数を守って
張り付けるようにしましょう。
聴覚障害者マークは追加でワイドミラーの有無で違反金が変わる
また、聴覚障害者の方の場合ワイドミラーの有無でも違反金が変わってくるので合わせて注意が必要です。
ワイドミラーについて
ワイドミラーは名前の通り通常のミラー
よりも大きくなったミラーのこと。
聴覚障害者の方は、聴覚障害者マークとワイドミラーの2つが揃って初めて条件を満たしたことになります。
そのため、仮にマークが貼り付けてあってもワイドミラーがない事で違反になる場合もあります。
違反金について
ワイドミラーを装着しなかった場合の違反金は
・反則金は7000円
・違反点数は2点
上記でも言いましたが、『たかだか貼らないだけで』と思うかもしれませんが…
道路交通法で決められている以上は罰則になってしまいます。
2つとも違反していれば、倍の1万円超えになる可能性もあるので違反については事前に理解しておきましょう。
聴覚障害者マーク(標識)はマグネットと吸盤どっちがいい?
最後になりますが、聴覚障害者マーク(標識)を貼り付ける場合にマグネットと吸盤どっちがいいのか?についても確認してみましょう。
ボンネットやトランクに貼るならマグネットタイプ
まずボンネットやトランクに貼る場合ならマグネットタイプがおすすめです。
マグネットタイプは裏側が磁石になっていて、貼りつきやすい鉄などのボンネットやトランクに押し付ければ簡単に貼り付ける事ができます。
リアガラスなら吸盤タイプ
リアガラスに付ける場合は吸盤タイプがおすすめです。
吸盤タイプは、マグネットでは貼りつかない箇所にも貼り付けられるもの。
特にリアガラスに付ける場合。
リアガラスはフロントのように貼り付けてはいけない規制はないので、フロントはボンネット。リアはガラスというようにもできます。
最終的には好みの問題になるので、その時に合わせて使い分けるといいでしょう!
聴覚障害者マーク(標識)を貼る位置を理解して違反にならないように気を付けましょう!
以上、車に聴覚障害者マーク(標識)を貼る位置の決まりと貼らない場合の違反を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
おすすめはボンネットやトランク端
違反した場合の罰金について
・罰金 4,000円
・違反点数 1点
ワイドミラーがない場合
・3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
・反則金は7000円
・違反点数は2点
リアガラスなら吸盤タイプ
聴覚障害者マーク(標識)には貼る位置や数で違反になる危険性があるので、この機会に正しい知識を身に着けてこれからのカーライフに役立てましょう。
当サイトでは、他にも幅寄せなどをした場合の違反についても解説しているので合わせて参考にしてみてください。
聴覚障害者マークの車を幅寄せや割り込みした場合の危険性と違反内容 ≫