・細線と太線の接続はできないって聞くけど。
・どうして繋げてはいけないの?
・変換したい場合はどうすればいい?
このような悩みはありませんか?
実は私も過去に同じように感じたことがあります。
通常車には配線が多く使われていて、電装品に合わせて細線や太線など様々あります。
その中で後付けすると必ず問題となるのが配線の太さ。
先にも言ったように配線には異なるサイズが使われているので、各場所にあった太さに合わせる必要があります。
ただ後付け。特にLEDなどの電装品に関しては細線が使われていることが多く、そのままでは取り付けることが出来ません。
『ならどうすればこの問題を解決出来るのか…』となった時におすすめするのが今回紹介するパーツ。
通常であれば細線と太線は繋げない問題も、
この方法であれば解決することが出来ます。
この記事では、『細線と太線をどうにかして繋げたい。』こんな方向けに順を追って解説していきます。
記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先のカスタムに役立てられるので参考にしてみてください。
初めに知るべきこと!
基本的に細線から太線に接続することは出来ない
まず結論を先に言えば、タイトルの通り細線⇒太線に接続することはできるんですが…
今までの観点から言えばサイズの
異なる太さの接続は出来ませんでした。
というのも、本来配線と言うのはサイズによって流れる電気の量が決まっています。
たとえば0.2スケアなら〇〇以下まで。
0.5スケアなら〇〇以下までというように。
実際に0.2スケアと0.5スケアの配線コードを
見比べればわかりやすいでしょう。
場所は赤で囲った部分ですね。
・0.5スケアDC12Vは60w以下
配線に使われるw(ワット)数が関係
確認するとわかる通り、w数に違いがあります。
つまり、30や60wまでは耐えられるってこと?
そうだね、数値を越えなければ耐えられるけど、そうでなければ耐えられませんよって意味だね。
数値の通りなら、0.2スケアは30wまで
耐えられる。0.5スケアは60wまで。
2つを組み合わせた場合、当然数値の少ない方は数値を超えて耐えられなくなります。
耐えられ無くなるとどうなるの?
配線が燃える結果になるね。
数値を超える=外側に電流が流れようとして被膜を破ろうとするので、耐えられずに配線が燃えるという訳です。
とここまでが出来ない前提ですが…
今回紹介する内容は接続する方法なので、
もちろん出来ないなんて事はないです!
パーツを使えば簡単に接続できる!
続いて細線と太線を接続する方法です。
最初に細線と太線をそのまま接続すると最悪燃える原因になると言いましたが、あくまで正しい方法で実践しない場合です。
正しい方法さえ実践できれば実践もできます。
問題解決には接続コネクターが便利
その方法というのが、接続コネクターを活用する事です。
エーモンの接続コネクター(3328)を使うことで
簡単に繋げることができます。
接続コネクターは太さの違う配線同士を
繋ぐことが出来るパーツです。
たとえば0.2スケアと0.5スケアの配線があったとしても、繋ぐことができるわけです。
でもさっき細線と太線は燃えるからダメって言ってたじゃん。
通常通りに繋いだ場合はね。
接続コネクターなら配線が燃える心配もない!
ただし接続コネクターの場合は接続できるように設計がしてあるので、たとえ細線と太線でも範囲内であれば配線が燃えるなんてことにもなりません。
実際に確認すると分かりますが、
細線は0.2〜0.3。
太線は0.5スケアと記載があります。
つまり、範囲さえ超えなければ取り付けはできるという訳です!
配線の変換で役立つ場面
最後になりますが、
・これってどんな場面で役立つの?
・使用例が知りたい
こんな方って意外と少なくないと思います。
なので、以下使用例を元に簡単では
ありますが紹介します。
使用例1.ギボシ端子との組み合わせ
1つめはギボシ端子との組み合わせです。
ギボシ端子と言えば、端子同士を繋いで
電源の確保ができるパーツです。
ですがサイズに限りがあるため、細線には対応していないのが残念な所です。
対応サイズが0.5となるので基本的に
細線には使うことができません。
ということは、自動的に細線を使うLEDには
向かないということです。
でも中には変換しないと使えない時もある訳で…
そんな時に役立つのが接続コネクターです。
細線と太線は接続コネクター。太線〜はギボシ端子という組み合わせで解決できます。
実際のやり方に関しては以下記事でまとめているので参考にしてみてください。
使用例2.ヒューズ電源との組み合わせ
2つめはヒューズ電源との組み合わせです。
ヒューズ電源は、ボックス内のヒューズと差し替えるだけで簡単に電源確保ができるというものです。
ただし、ヒューズ電源にもギボシ同様に細線対応のものが無いため、そのままつけた場合に配線が燃える危険があります。
そこで接続コネクターの出番です。
細線側を接続コネクター。太線側にギボシを
繋げることで安全に接続が出来ます。
ヒューズ電源との組み合わせのやり方については以下を参考にしてみましょう。
この他にもやり方次第ではカスタムの幅を広げることが出来るので、是非参考にしてみてください。
接続コネクターを上手く活用してカスタムに生かそう!
以上、0.2〜0.5スケアに変換して細線と太線を接続する方法を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
配線に使われるw(ワット)数が関係
パーツを使えば簡単に接続できる!
使用例2.ヒューズ電源との組み合わせ
一見すると繋げるられない配線同士でも、上手く組み合わせが出来れば安全に接続が出来ます。
このように正しい知識をつければどんな困難も乗り越えられるので、
今回の記事を参考に是非自分だけの
カスタムをしてみましょう!