【基礎から学ぶ】防水ギボシ端子の正しい使い方と2つの活用法

防水ギボシ端子
この記事は約6分で読めます。

車のカスタムが好きな人にとって一度は
聞いたことのある防水ギボシ端子。

防水ギボシ端子は電装品を補助するパーツの一つで、
DIYで弄るなら必要不可欠ともいえるパーツです。

ただ、実際に使ったことがないと

・どのようなパーツなのか
・どの作業で役立つのかなど。

実際に使った事がないとわかりませんよね?

そこで今回の記事では、

✅防水ギボシ端子について
✅どうやって使うのか
✅種類や活用法など。

順を追って詳しく解説していきます。

記事を最後まで読むことでパーツ詳細がわかる事はもちろん。これから先のカスタムにおいてどんな時に役立つのかわかるので、まずは基本から学んでみましょう。

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防水ギボシ端子について

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防水ギボシ端子は車のカスタムに役立つパーツ。

一般的な電気の伝達ができるのはもちろんですが、
加えて防水になるのが防水ギボシ端子の特徴です。

防水ギボシ端子は電気の伝達ができるパーツ

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防水ギボシ端子は、電源を確保する際に電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツです。

一般的には

・ギボシ端子同士を繋いで電源を伝える
・電源を分岐するなどの役割があります。

仕組みとしては

端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれ、
条件を満たした時のみ遮断する仕組みです。

まず、端子を繋いでる間は繋げた
電源で電気がながれる仕組み。

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電気が流れる仕組みとしては、端子全体に電気が伝わる事で電源側とつなげた時にスムーズに導通できる。

画像なら赤〇の部分。

そのままでは銅線と端子が離れて
いるので電気を伝えることはできない。

ですが、端子を剥き出しの銅線にかしめて
接触させる事で端子全体に電気が伝わる事となります。

端子全体に電気が伝わる事で、電源側⇒電装品側それぞれをつなぐ事で電気の導通がされて電気が流れる訳です。

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端子を抜くоrつないだ電源以下で遮断される

逆に電気の遮断をしたい場合は、

・端子を抜く
・つないだ電源以下にする

いずれかです。

たとえばつないだ電源以下。IG ONに設定した場合。

ONの時に電気が流れると仮定すると…

ON~エンジンスタート時は常に電気が流れる仕組み。

ONより下。ACC~エンジンOFFまでは電気が遮断される事になります。

防水仕様としても効果がある

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また名前に防水とあるように、一般的なギボシ端子と
違い防水仕様になっているのも特徴の一つ。

防水になる理由としては専用のカバーに秘密があります。

画像にあるカバー(スリーブ)が密着性の高いシリコン製になっていて、オス側とメス側で密着させることで防水仕様となります。

ただし間違った使い方は防水にならないので、正しく使いたい場合は以下記事を参考にしてみてください。

【使用上の注意】防水ギボシ端子の間違った使い方は水が浸入する危険が…
防水ギボシ端子は名前に防水とあるように水の侵入を防ぐ効果を持ったギボシ端子ですが…間違った使い方は水が浸入する危険性がある為、正しく使い分ける必要があります。記事ではどう使うと危険になるのか。正しく使うのはどうするのが正解なのか。詳しくまとめています。

ただし使うためには【かしめ】作業が必要

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ただし使うためには、【かしめ】作業が
必要な為そのまま使う事はできません。

かしめって何?

簡単に言えば端子に配線を固定する作業の事だね。

銅線がむき出しの箇所に端子を噛ませて固定します。

正しくかしめが出来れば問題はありませんが、間違った方法でかしめてしまうと接触不良やショートといったトラブルの原因になります。

そのため使う場合にはまず正しいかしめ作業が必要となります。

かしめのやり方については別記事にてまとめているので、正しいやり方が知りたい方は参考にしてみてください。

簡単1分”水の侵入や接触不良を防ぐ防水ギボシ端子のかしめかた”
失敗が怖いという理由から防水ギボシ端子のかしめ作業を自分でやるのを躊躇するという方も中にはいるでしょう。ですが今回のように正しいやり方を知っておく事で、失敗のリスクを無くすだけでなく5分程度で簡単に作業が出来るようになります。

防水ギボシ端子にはどんな種類がある?

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防水ギボシ端子には

・防水タイプ0.5~0.8sq
・防水タイプ1.25〜2sq

大きく分けると2種類のタイプがあります。

防水タイプ0.5~0.85sq

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【仕様】

【使用可能電力】
・DC12V車/80W以下
・DC24V車/160W以下

【適合コードサイズ】
AV(S)0.5〜0.85sq

防水タイプ0.5~0.85sqは最小が0.5sq。
最大で0.85sqまで対応した端子です。

当然細線には使えませんが、0.5~幅広く使いたいそんな方に【防水タイプ0.5~0.85sq】はおすすめです。

防水タイプ1.25〜2sq

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【仕様】

【使用可能電力】
・DC12V車/200W以下
・DC24V車/400W以下

【適合コードサイズ】
AV(S)1.25〜2sq

防水タイプ1.25~2sqは最小が1.25sq。
最大で2sqまで対応した端子です。

サイズが大きいのであまり使い道はありませんが、バッテリー回りやその他太い配線で使う場合に【防水タイプ1.25〜2sq】はおすすめです。

防水ギボシ端子の主な使い方

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ここでは防水ギボシ端子の主な使い方についてお伝えします。

主な使い方は

・電装品の電源確保
・水に濡れそうな箇所に使いたい時

電装品の電源確保

まず基本的には電装品の電源確保です。

つなぎ方は

・プラスは電源側がメス。電装品側がオス
・マイナスは電源側がオス。電装品側がメス

ギボシ端子はオスとメスをつなげて電気の伝達ができるので、配線同士をつなぐ場合の電源確保に最適です。

水に濡れそうな箇所に使いたい時

もうひとつは水に濡れそうな箇所に使いたい時。

通常の電源確保とは別に防水
仕様になっているのが端子の特徴。

そのため水に濡れそうな箇所。

たとえばエンジンルームやバンパー裏など特定の
場所で使うと漏電等のトラブル回避に役立ちます。

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ギボシ端子の便利な活用法

最後に防水ギボシ端子の便利な活用法について。

どんな時に使うと便利なのか以下を参考にしてみてください。

・配線同士を繋げる
・他のパーツと組み合わせる

配線同士を繋げる

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まずは配線同士を繋げる事。

上記にも言ったように本来の目的は配線同士を繋げる事なので、同じサイズ同士の配線をつなげる際に活用できます。

他のパーツと組み合わせる

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ギボシ端子の対応サイズは0.5sq~
なので基本的に細線(0.2sqなど)には使うことができません。

かと言って無理に使えばギボシ端子が抜けやすくなったり、過電流で配線が燃える危険性もあります。

そこで役立つのが接続コネクターとの組み合わせです。

ギボシ端子は0.5sq~接続コネクターは0.2sq~なので、電源側を0.5のギボシ端子に。電装品側を0.2の接続コネクターにすることで失敗なくつなげることが出来ます。

他にも使い方次第で便利な組み合わせが
出来るのでうまく組み合わせてみるのもいいでしょう。

ちなみに細線と太線をつなげるやり方は以下でまとめているので参考にしてみてください。

車の配線を0.2⇒0.5Sqに変換して電装品を作動させる配線のつなぎ方
この記事は、車の配線を0.2⇒0.5Sqに変換させるやり方がわからない人向けに、正しいつなぎ方と電装品を作動させるまでの手順について解説しています。作業後の確認事項も同時に紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

種類や使い方を理解して作業で役立てよう

以上、防水ギボシ端子についてお伝えしました。

防水ギボシ端子について
電気の伝達ができるパーツ
防水仕様なので水にも強い

ただし使うためには【かしめ】作業が必要
ギボシ端子にはどんな種類がある?
防水タイプ0.5~0.85
防水タイプ1.25~2
ギボシ端子の主な使い方
電源確保
水に濡れやすい箇所
ギボシ端子の便利な活用法
配線同士を繋げる
他のパーツと組み合わせる

記事でもわかる通り防水ギボシ
端子は電気の伝達ができるパーツ。

オスとメス2つをつなげる事で電気の伝達が出来ます。

加えて正しく使う事が出来れば防水仕様として便利です。

一般的には0.5~2sqの配線同士を繋げる事が目的ですが、やりかた次第では細線の0.2sqとも組み合わせて使えるのでうまく活用して役立ててみましょう。

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