こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅水の侵入を防ぐ正しいつなぎ方が知りたい。
この記事では、防水ギボシ端子を使う上で知っておきたい危険性について解説していきます。
防水ギボシ端子の性能を事前に理解した上で使用すれば、知識を深める事にもなりますし、だれでも正しく使いこなすことができます!
また、記事の後半では水の侵入を防ぐ防水ギボシ端子のつなぎ方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、今回紹介した防水ギボシ端子については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめだよ。
②エーモン防水ギボシ端子3343・3344の違いとそれぞれの活用法 ≫
③防水ギボシ端子の間違った使い方で水が浸入する危険性と正しいつなぎ方👈今ここ
防水ギボシ端子の防水の有無について
それではさっそく見ていきましょう。
名前には防水とあるが…
防水って名前についてたから、てっきり完全防水かと思ってたんだけど…
初めて使う人はそう思うかもしれないけど、実は完全ではないんだよね。
というのも、防水ギボシ端子というのは
元々はギボシ端子と同じ物。
オス型とメス型の脱着可能な2つの端子を噛み合わせることで、配線コードを接続することができる端子です。
配線同士を繋げる際にかしめる事で簡単に電源の確保ができます。
それに加えて防水仕様になって
いるのが防水ギボシ端子の特徴です。
そこで多くの方が防水という文字を見て、
完全防水と勘違いしてしまいます。
ですが、事実完全防水でないのが現状です。
水が浸入する理由は取り付けに問題がある為
んで、どうして水が浸入する場合があるの?
結論は取り付けかたに問題があるからね。
先にも言ったように、防水ギボシ端子は
スリーブを取り付ける事で防水になる端子です。
なので、スリーブを外せばただの
ギボシ端子と大差なくなります。
つまり防水なのはスリーブであって、
ギボシ本体には防水効果はない訳です!
画像を見るとわかりますが、スリーブが
通常のものと違うのがわかります。
これは、軟質素材のスリーブが密着することで、
水が入るのを防ぐ仕組みになっています。
スリーブをかぶせる=隙間が埋まるので
水が浸入しないとなります。
配線に合った防水ギボシ端子を使えば防水になる
また防水ギボシ端子には種類があり、配線に合った防水ギボシ端子を使えば水が浸入する事がありません。
緑スリーブは0.5〜0.85スケア。赤スリーブは1.25〜2スケアに合わせる
防水ギボシ端子には以下2種類が用意されています。
・防水ギボシ端子3344
緑スリーブの防水ギボシ端子3343は0.5〜0.85スケアの配線コードに適合
赤スリーブの防水ギボシ端子3344は1.25〜2スケアの配線コードに適合
色によって配線のサイズを分けているわけですね!
ただし、組み合わせる場合には注意が必要
ちなみに、赤スリーブに青。青スリーブに赤みたいに組み合わせることはできるの?
出来ないことはないけど、防水性能は低下するね。
というのも、サイズを合わせる理由としては、スリーブが密着することで水の浸入を防ぐ仕組みがある為です。
太さが合わない=防水にならない。
この場合は配線コードがキツキツになるのではまりにくくなります。
この場合はスリーブとの隙間ができるので防水になりません。
このように組み合わせを間違えると
防水効果が低下してしまうので、
使う場合には必ず配線に合ったものにする必要があります!
水の侵入を防ぐ防水ギボシ端子のつなぎ方
また、それに加えて正しくつなぐ事で水の侵入を防ぎます。
どうつなぐのが正しいの?
それについては以下で確認していくね。
細い方から配線を通す
まず配線の向きです。
配線を通す場合は、細い穴から配線を通していきます。
その時に通せる配線の穴は0.5~0.85Sqまでです。
0.5以下の細線は配線自体は通りますが、ギボシとつなげる事ができないので細線は使えません。
逆に0.85以上の太さはスリーブの穴に
入らないので同じく使えません。
つなぐ場合は奥までしっかりと
次につなぐ場合です。
細い穴から配線を通したら先に
ギボシ端子をかしめましょう。
ギボシ端子をかしめ終わったらスリーブ
(カバー)を奥まで差し込むだけ。
カバーは画像のように奥まで差し込めば完了です。
このように正しい手順でつなぐ事ができれば、
水が浸入することなく取り付けができます。
正しいつなぎ方を理解して防水になるようにしよう!
以上、防水ギボシ端子の防水にならない危険性を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
ただし、緑と赤を組み合わせる事はできない
つなぐ場合は奥までしっかりと
記事を読んだ通り、防水スリーブでギボシを包まないと完全防水にならないことが分かります。
防水ギボシ端子と言えど本体はギボシなので、間違った使い方をすれば漏水の原因にもなりかねません。
逆に正しく使うことが出来れば、雨の車外でも安心して取り付けることが出来ます。
なので、もし防水ギボシ端子を使う場合には
記事を参考に正しく使いましょう。
次は防水ギボシ端子とギボシ端子。どっちが使いやすいのかも確認してみよう。