プラグレンチについて知りたいんだけど。どんな工具なの?使用目的は?
以上のような疑問にお応えします。
✅使われる種類について知りたい
✅使用出来る場面について知りたい
この記事では、車を整備する上で知っておきたいプラグレンチの基本について解説していきます。
プラグレンチがどんな工具なのかを事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、どんな場面で使うものなのかを知るきっかけとなります。
また、後半では使用出来る場面についても解説しているので合わせて参考にしてみましょう。
ちなみに、今回の内容は以下の順で読むとおすすめです。
プラグレンチについて
まず初めにプラグレンチについて。
プラグレンチは、画像のようにレンチとソケットが一体型になった工具です。
たまに分離できるものもありますが、一般的には一体型です。
プラグレンチは別途でラチェットハンドルなどを準備する必要がないので、購入すればそのまま作業に使う事ができます。
使われるレンチの種類
続いてプラグレンチで使われる種類について。
種類については以下3種類があります。
・ T型スライドプラグレンチ
・ 2WAY・3WAYプラグレンチ
T型ハンドルプラグレンチ
1つ目はT型ハンドルプラグレンチです。
T型ハンドルプラグレンチは握り部分が滑りにくい仕様になっているので、力を加えやすくスムーズな交換ができます。
また、先端の角度調整ができる事で斜めに
取り付けられた箇所でも交換ができます。
T型スライドプラグレンチ
2つ目はT型スライドプラグレンチです。
T型スライドプラグレンチは可動式に
なったプラグレンチです。
持ち手の棒の部分(ハンドル) を片側に寄せることで、より力を込めて作業ができます。
また、ハンドルを取り外す事でラチェットハンドルを差し込んで作業をすることも出来ます。
2WAY・3WAYプラグレンチ
3つ目は2WAY・3WAYプラグレンチです。
2WAY・3WAYプラグレンチは複数のサイズに対応したプラグレンチです。
たとえば
・3WAY= Bタイプ(対辺20.8mm)、Dタイプ(対辺18mm)、Cタイプ(対辺16mm)
というように出来ます。
プラグレンチのソケット部サイズの種類について
プラグレンチ=どれでも使える訳では無いので、合わせてプラグレンチのソケット部サイズに
ついても見てみましょう。
14mm
1つ目は14mmです。
4つある中ではいちばん小さいサイズ。
14mmはBMWや日産車などに使われる
ことが多いですね。
16mm
2つ目は16mmです。
16mmは日産やトヨタ、スズキなど多くの
車種に使われているサイズです。
18mm
3つ目は18mmです。
18mmはあまり使うことはありませんが、
オートバイや四輪車などに使われることが多いです。
21mm
4つ目は21mmです。
21mmは一部ですが、近年の車に使われることが多いです。
簡単ではありますが、車によってサイズが異なるのでわからない場合は適合表で確認するといいでしょう。
使用出来る場面について
最後は使用出来る場面について。
使用できる場面はプラグ交換
まず使用できる場面ですが、名前でもわかる
通りスパークプラグの交換時です。
目的としてスパークプラグの交換をする際に使用します。
スパークプラグも消耗品なので、時期が来た
時に交換する必要があります。
交換しない=エンジントラブルが起きる。
プラグレンチがあれば交換がスムーズに
ただ、スパークプラグは形状が少し特殊なので通常のソケットでは交換が出来ません。
もし交換する場合には専用工具(ここではプラグレンチ)を使って交換する必要があります。
プラグレンチがあれば、別途でラチェットハンドルなどを用意する必要がないので簡単に交換ができます。
プラグレンチの基本を理解して作業に役立てよう!
以上、プラグレンチの使用目的や使われる3つの種類についてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
T型スライドプラグレンチ
2WAY・3WAYプラグレンチ
16mm
18mm
21mm
プラグレンチは、ソケットのサイズに合わせて使えば単体でもプラグ交換作業に役立てる事ができます。
なので、まずは基本を理解してこれからの作業に役立ててみましょう。
次はプラグレンチとプラグソケットどっちがおすすめなのかについても確認してみよう。