・エンジンオイルの廃油処理が自宅で出来るって聞いたんだけど。
・どうやって処理すればいいのかな。
・正しいやり方は?
このような事をたまに聞くことがあります。
エンジンオイル交換と言えば、古いオイルを
一度抜いて新しいオイルに交換する作業。
新しい物に替える事でオイル本来の性能を維持する事が出来ます。
ですが、自宅でオイル交換をすると問題になるのがオイル処理。オイルはそのまま捨ててはいけない決まりがあるので、適当に処理という訳にはいけません。
かといって山や川などに不法投棄した場合、自然環境の破壊や罰則の対象になるのでおすすめも出来まない。
『ならどうすればいいの?』と不安に感じる方もいるでしょう。
ただあくまで間違った方法で処理がダメなだけで、正しい知識を得た上で実践すれば自宅でも簡単に処理する事が出来ます。
つまりお店にその都度もっていかなくても問題が解決できてしまう訳ですね。
今回の記事ではそんな方向けに、オイルの捨て方や
処理するまでの流れを詳しく解説していきます。
廃油の捨て方について
まず作業手順に入る前に知っておいて欲しいことから。
基本的に廃油の処理はそのままではできない
基本的に廃油の処理はそのままではできません。
抜いた後のオイル=捨てられると思う方がたまにいますが、オイル事態が液体なのでそのまま捨てると、回収してもらえないどころか捨て場を汚して他の人に迷惑をかけることになります!
ならどうやって捨てればいいのさ?
一般的にはオイルを固まらせればいいのさ。オイルが固まれば漏れることもないし、迷惑になる心配もないからね。
その際の方法として
・オイルポイパックで固まらせる
2つの方法があります。
廃油の処理をするには2つの方法が最適
1つ目は新聞紙で吸収させて固まらせる方法。
やり方は簡単で、ゴミ袋を用意して中に細かくした新聞紙を詰めるだけとシンプルな方法です。
昔からある方法で自宅でも簡単に用意できるので、費用を抑えて処理するならおすすめの方法です。
ただ、この方法だとしみこんだオイルが固まるまでに漏れる場合があるので、追加で袋を2枚重ねにすると安心です。
2つ目はオイルポイパックで固まらせる方法です。
オイルポイパックは、オイルを固まらせるために
必要な材料がセットで入ったものです。
新聞紙の方法と違いしみこみやすく固まりやすいのが特徴なので、DIYで交換する方なら使っている方も多いことでしょう。
また、オイルの抜ける量によって選べるので、
車に合ったポイパックを選ぶことができます。
このようにいくつか方法があるので、自分でやる
場合には先的な方法で処理してみましょう。
エンジンオイルの正しい処理の手順
廃油の捨て方について理解が出来たら、次は実際にエンジンオイルの正しい処理の方法について見ていきましょう。
手順については以下のようになります。
②オイルパンに合わせてセットしてオイルを抜く
③完全にオイルが抜けたら引き抜く
④オイルの入った袋を縛る
⑤新聞紙の入った袋をもう一セット準備してゴミ袋を2重に縛って完了
必要なものを準備する
まず必要なものを準備すること
から始めましょう。
必要な物は
・ゴミ袋
この2つです。
新聞紙は、細かくちぎった状態でゴミ袋の
中に敷き詰めていきましょう。
新聞紙の量はだいたい半分くらいを目安に。
オイルパンに合わせてセットしてオイルを抜く
準備が出来たら、オイルパンに合わせて
ゴミ袋をセットしてオイルを抜いていきましょう。
端すぎるとオイルが飛び散るので、
真ん中に合わせてセットがおすすめです。
ちなみに、オイルの抜き方については【エンジンオイル交換を自分(DIY)でやる方法とその後の処理方法!】を参考にするとわかりやすいです。
完全にオイルが抜けたら引き抜く
完全にオイルが抜けたらゴミ袋を
引き抜いていきましょう。
この時、引きずると袋が破けるので
なるべく持ち上げるようにしましょう。
オイルの入った袋を縛る
最後はオイルの入った袋を縛ります。
この時、出来る限りオイルをしみこませて
固まらせたいので、数時間ほどこの状態で放置しましょう。
新聞紙の入った袋をもう一セット準備してゴミ袋を2重に縛って完了
合わせて安全のために、新聞紙の入った袋を
もう一セット準備してゴミ袋を2重に縛って完了です。
こうする事で、燃えるゴミとして出した時のオイル漏れを防ぐ事ができます。
簡単ではありますが、正しい方法を理解して
作業に取り入れてみましょう。
正しい処理の方法を理解してオイルを廃棄しよう!
以上、エンジンオイル交換後の廃油の捨て方と正しい処理の方法を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
廃油の処理をするには2つの方法が最適
オイルパンに合わせてセットしてオイルを抜く
完全にオイルが抜けたら引き抜く
オイルの入った袋を縛る
新聞紙の入った袋をもう一セット準備する
ゴミ袋を2重に縛って完了
正しい方法を理解できれば家庭ごみ(燃えるゴミ)として処分ができるので、これからDIYで作業を考えている方はぜひオイル缶の処理方法同様に覚えておいてみてください。
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