ブレーキ(ストップ)ランプが点かない原因と解決策”球切れ以外にも知りたいたい2つのトラブルを解説”

テール・ストップランプ
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ブレーキ(ストップ)ランプが点灯しないから電球(バルブ)を新しいのに交換したのに直らない。

こういった悩みはありませんか?

ブレーキランプは一般的にブレーキを踏んだ際に反応するバルブ。エンジン始動時やスモール時などに関係ないので緊急時にも点灯できるのが特徴。

ですが、なぜかブレーキを踏んでもランプが反応しないことがあります。

こんな時

どうせ球切れでしょ。

という事で電球を交換する方がたまにいますが…ブレーキランプがつかない=球切れとは限らないので、根本的な原因が何なのかを明確にした上で解決することが先決です。

仮に直らないからとそのまま乗れば走行に支障をきたす場合もありますし、何しろブレーキランプがつかない事で違反になってしまうのでおすすめできません。

この記事では、『ブレーキ問題を解決したい。』こんな方向けに球切れ以外で該当する2つの原因と解決策をまとめてみました。

この記事でわかる事
✅ブレーキランプがつかない原因
✅対処方法や対策
✅点灯不良を放置する危険性

今回紹介した以外にもテールランプについて知りたい方は、【テール/ストップランプの知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】を参考にしてみてください。

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ブレーキランプ=球切れの可能性もあるが…

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冒頭でも軽く触れたように、ブレーキランプが
点かない=大抵の方は球切れと判断する方が多いです。

理由はバルブに電気が流れる事で反応して本来は点灯するため。

例えばブレーキランプを点灯させたいな。こんな場合には、ブレーキを踏む⇒バルブ側に電気が流れる⇒ブレーキランプが点灯という流れになる。

もし球切れの場合は同じ電球に交換する事で解決できます。テールレンズが外す事が出来れば初心者の方でも簡単に交換が可能。

バルブの交換方法については今回は省略するので、詳しく知りたい場合は【【自宅で簡単】車のテール/ストップランプ球の交換から取り付けまでの手順】を参考にしてみましょう。

ただしバルブはあくまで原因の1つ。バルブも消耗品なので、長く使えば寿命がきて球切れを起こす可能性もありますが…交換してそこまで経過していないのにブレーキランプがつかない。こんな場合には他の原因が考えられます。

というのも、ブレーキランプは単体の電気でつながっているわけではなく、バッテリーからの電気が必要各所を経由してその後にたどり着くのがブレーキランプになる為。

下手に球切れと誤認して交換したけど変わらない。こうなってしまっては二度手間になるだけです。

球切れ以外でブレーキランプが点灯しない2つの原因と対処法

ここからは球切れ以外でブレーキ(ストップ)ランプが点灯しない2つの原因について解説します。

原因については以下2つ。

・ヒューズ
・関連する配線

ヒューズ

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ヒューズはヒューズボックスにはめ込まれているパーツで、本来の目的は電装品がショートするのを防ぐこと。

電装品で見かけるヒューズとは形状が違うのでついていないように思われがちですが、テールランプやヘッドランプといった電球類にもヒューズが使われています。

このヒューズが切れる事で電気が途中で遮断されるので、結果的に球切れと同じ状況になります。

なぜヒューズが切れるのかについては、【ヒューズが突然切れる2つの原因と切れない為の対策】でまとめているので参考にしてみてください。

原因がヒューズ切れの場合は、15Aのヒューズと取り換える事で対処が出来ます。

ヒューズボックスにある、【ストップランプ】と表記されたヒューズと交換。交換する場合は、同じ形のヒューズと差し替えるだけなので簡単です。

もし交換のやり方がわからない方は、【【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法!】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法!
車のヒューズ交換をしたいけどやり方がわからない。費用を抑えるために自分で。今後のトラブル解決のためになど。自分で交換をしたい方は参考にしてみてください。交換時間の目安は1分程度で完了します。

関連する配線

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もう一つは関連する配線が原因の場合。ヒューズにつながる前もしくはヒューズ後の配線が断線

断線が起きる事によって、電気が途中で
遮断されて点灯しなくなる原因となります。

特に

・配線がちぎれている
・ちぎれかけている

この二つは要注意で、電気がうまく
通らなくなる原因を作ります。

配線が問題の場合は修復する事で対処できます。

例えばはんだ付け。はんだごてを使って
はんだを溶かす事で配線同士をくっつける方法。

脱着させた場合には向きませんが、簡単に配線が外れないようにしたい方にお勧めの方法です。

はんだ付けのやり方については【配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの手順と失敗しない為の4つの注意点】でまとめているので参考にしてみてください。

配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの手順と失敗しない為の4つの注意点
はんだ付けは物同士を簡単に繋げられる事から配線同士を連結する際に使う方もいますが、適当にやると外れやすかったりだまになることで絶縁処理が出来ないリスクもあります。逆にポイントを抑えて正しいはんだ付けが出来れば綺麗に繋げる事が可能。この記事では、作業の注意点や正しいやり方をまとめてみました。

原因を特定する方法

原因についてはわかったんだけど、そこから絞るにはどうしたらいいんだろ?

それについては目視によって確認ができるね。

球切れは中のフィラメントを確認

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球切れは中のフィラメントを確認する事で判断ができます。

特にハロゲンのバルブはわかりやすく

・中が黒ずむ
・中のフィラメントが壊れる

この状態になると球切れが起きている証となります。

ヒューズの場合はヒューズ切れを確認

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ヒューズの場合はヒューズ切れを確認する事で判断できます。

わかりやすく言えば

・中の合金が正常なら左
・中の合金が溶けて溶断状態なら右

当然真っ二つになっている右が切れた状態なので、ヒューズ切れを起こしている場合はヒューズが原因と断定できます。

配線は状態を確認

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配線は状態を確認する事で判断できます。

画像のように

・配線がちぎれている
・ちぎれかけている

このような怪しい配線を見つけた場合は配線が原因と断定できます。

もしブレーキランプの点灯不良を放置するとどうなる?

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このように状況に応じて原因解明まで出来ますが…

もし『面倒だから』と交換を後回しにすると、
事故や違反になる可能性が高いので注意が必要です。

点灯不良は事故の原因になる
直さないことで違反にも

点灯不良は事故の原因になる

というのも、ブレーキランプには
後続車に減速を知らせる役割があります。

普通なら合図やサインなど、何かしらモーションがないと後続車には伝わらないですよね?

ですが、ブレーキランプがあれば減速のタイミングでランプが点灯するので後続車には『減速するんだな』とわかる訳です。

直さないことで違反にも

また、ブレーキが点かない事で違反になる危険もあります。ブレーキランプ本来の目的は危険を後続車に知らせる事。

緊急時にブレーキランプが点灯しないと意味が
ないので使用できないことで違反と判断。

球切れと判断された場合球切れの場合は【整備不良】となります。

※詳しくは【テール/ストップランプのバルブ切れは違反”ルールを破ると反則金や違反点数(減点)の対象”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

点灯不良と判断された場合点灯不良の場合は【無灯火違反】となります。

※詳しくは【夜間にテールランプ(尾灯)を点灯しないのは違反”ルールを破ると反則金や違反点数(減点)の対象”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

大切なのは交換を後回しにするのではなく、
早めに交換をして事故を未然に防ぐことです。

ブレーキランプの点灯不良を防ぐために

最後はブレーキランプの点灯不良を防ぐために出来る事。もしブレーキランプ切れを起こしたくないという方は以下の方法を試してみましょう。

・日ごろから点検
・無理にブレーキを多用しない

・LEDバルブに交換する

日頃から点検をする

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1つ目は日頃から点検をする事ですね。

毎日でなくていいので時間がある
時に時々ヒューズの点検をしましょう。

点検のし方は様々ですが、

・ヒューズを取り外して確認
・検電テスターで電気の導通を確認

2つの方法で確認する事が出来ます。

日ごろから点検をすることでヒューズが切れそうな原因を見つける事ができます。

ハロゲン球からLEDに交換する

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2つ目はLEDに交換する事。ハロゲン球の基本性能は夜間でも明るく照らす事。ただし、夜間でも明るく照らすためにその分で電力を消費します。

電力を消費する=負荷がかかり寿命が縮む

逆にLEDに交換すれば、消費電力が少なく寿命はハロゲン球の倍です。明るさはそのままで、寿命が延びるともなればLEDを選択肢の一つの手ではないでしょうか?

ちなみにLED化した場合のおすすめってあるの?

実際に使った中ならHID屋ブレーキランプがおすすめだね。

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HID屋ブレーキランプ…42連のLEDで全方位360℃を照らす事で均一な明るさを実現。夜間に視認しやすいのはもちろんですが、昼間でも明るくわかりやすくなっています。

※他にも知りたい場合は、【おすすめのテール・ストップランプ】でまとめているので参考にしてみてください。

ブレーキを多用しない

3つ目はブレーキを多用しないこと。夜間に常に点灯するテールランプに比べて、ブレーキランプはブレーキを踏んだ時。

つまりブレーキの頻度によっては寿命を短くしたり長く保つことができる訳です。そのため、無意味にブレーキを多用しない事で対策となります。

まとめると

・日頃から点検をする
・ハロゲン球からLEDに交換する
・ブレーキを多用しない

このように、自分にあった方法でそれぞれの
対策をする事で点灯不良や球切れの改善に役立ちます。

追突事故を防ぐためにも早めの交換が大切

以上、ブレーキランプが点灯しない2つの原因と対処方法についてご紹介させていただきました。

記事でもわかる通り、原因として当てはまるのが

・ヒューズ切れ
・配線の断線
ヒューズ切れヒューズはヒューズボックスにはめ込まれているパーツで、本来の目的は電装品がショートするのを防ぐこと。このヒューズが切れる事で電気が途中で遮断されるので、結果的に球切れと同じ状況になります。
配線の断線断線が起きる事によって、電気が途中で
遮断されて点灯しなくなる原因となります。

よくブレーキが点灯しない=球切れと断定する方がいますが…球切れ以外にもヒューズ切れや配線の断線によって、一時的に電気が流れないことが原因で起こる場合もあります。

そのため、『球切れだ!』と断定して電球を買っても症状が治らずに無駄足になることも。それが嫌な場合には症状に合わせて確認することがおすすめ。

例えば

球切れは中のフィラメントを確認
ヒューズの場合はヒューズ切れを確認する
配線は状態を確認

それぞれ症状に合わせて確認することで解決ができます。

また、もしトラブルになるのが嫌という方は

日頃から点検をする
ハロゲン球からLEDに交換する
ブレーキを多用しない

いずれかの対策をしてこれからに活かしていきましょう。

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