
車を廃車にするのにナンバープレートが欲しいんだけど。記念に貰うことって出来るのかな。
このような悩みはありませんか?
特にこれから廃車を検討中の方。『廃車は予定だけど、ナンバープレートだけでもどうにか入手出来ないものか。』と頭を悩ませることってありますよね。
結論から言えば、廃車する車のナンバープレートを貰うことは出来ます。実際に私も持ち帰ったことがあるので。
ただし、正しい手続きやいくつか注意点もあるので事前に把握しておく事が大切です。

この記事では、そんなナンバープレート問題について5つの手続きと4つの注意点をまとめました。
※今回紹介した以外にも廃車の知識をつけたい。こんな方は【車の廃車の知識”よくある悩み(疑問)や解決策まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。
廃車にする車のナンバープレートは持ち帰ることが出来るが…
先程も言ったように廃車にする車のナンバー
プレートを持ち帰ることが出来ます。
以前であれば、犯罪に悪用されることを危惧して全てのナンバープレートは廃車手続きの際に返納することが義務とされていましたが…
ただし持ち帰れるナンバープレートについては、あくまで廃車した軽自動車や普通自動車。
・二輪車
・軽二輪車
・小型特殊
などの車両については記念所蔵は認め
られていないので注意しましょう。
他にも注意しておきたいポイント4つ
それ以外にも注意しておきたいポイントが
幾つかあるので把握しておきましょう。
別の車にナンバーを差し替えるのはダメ
手続きは所有者にしかできない
どうしてもできない場合は代理の方法もあるが…
破壊措置(穴あけ)が必要
まずは破壊措置(穴あけ)が必要なことです。

どうして破壊措置(穴あけ)をする必要があるの?

ナンバープレートを悪用しないためだね。
そのままだとナンバーの偽造ができてしまい、盗難などの際に悪用される危険性があります。
それを防ぐ目的として破壊措置
(穴あけ)をする必要がある訳です。
別の車にナンバーを替えるのはダメ
別の車にナンバーを差し替える
ことはできません。
先程も言ったように、ナンバープレートを持ち帰るには破壊措置(穴あけ)をする必要がある。破壊措置をしたナンバープレートは再利用ができない決まりになっているので、使うことはできません。

でも一時抹消登録なら再登録すればワンチャンありなのでは?
と思うかもしれませんが…一時抹消後の再登録でもナンバープレートが変わるので意味がありません。
手続きは所有者にしかできない
手続き=誰でも出来ると思われがちですが…車検証の所有者欄に氏名が記載されている人でないと手続き出来ないので注意しましょう。
たとえばよくあるのがローンを
組んで車を購入した場合。
支払いが完済する前に手続きをしようとすると、ローン会社や車屋さんが所有者になっている可能性が高いです。

この場合はローンを完済した後に名義を変更しないと手続きができません。また、仮に完済後でも名義が変わっていないと同じように手続きが出来ないので注意しましょう。
どうしてもできない場合は代理の方法もあるが…

これってもし自分で手続きに行けないけど、どうしてもナンバープレートが欲しい場合はどうすればいいの?

そんな時は委任状に加えて必要な書類を揃えれば代理として手続きしてもらうことができるよ。
委任状は自分の名前と代理人の名前を記入する事で所有者の代わりとなるもので、自分ではどうしてもという時に便利な方法です。
委任状+書類さえあれば、たとえ知人や
代理業者であっても手続きができます。
・委任状…代理を立てる場合に必要。
最後に手続きの流れも知っておこう!
ここからは一連の手続きの流れも
確認しておきましょう。
ナンバープレートを持ち帰りたい旨を伝える
まずは運輸支局もしくは軽自動車検査協会窓口にて、ナンバープレートを持ち帰りたい旨を伝えます。
・軽自動車検査協会⇒軽自動車
一時抹消や永久抹消いずれにしても必要となる事項なので必ず伝えましょう。
※仮に備えつけの回収機にナンバープレートを返納してしまうと持ち帰りができないので注意しましょう。
記念所蔵ナンバー破壊申込書に記入
記念所蔵ナンバー破壊申込書というのがあるので、窓口で受け取ったら記入例を元に空欄を埋めていきましょう。
※ちなみにこの時、申請ができるのは所有者本人。代理の場合は委任状が必要になるので注意。
※委任状の書き方や入手方法が知りたい場合は【【車の売却や購入時に役立つ】委任状の簡単な書き方から取得までの流れ】を参考に。

申込書を窓口に提出する
申込書の記入が出来たら窓口に提出
して記入は完了となります。
※この時かかる費用は無料なので特に費用を用意する必要はありません。
返却窓口で穴をあけてもらう
提出して無事受理されたら後はナンバー
プレートに穴を開けるだけ。
穴あけは自分でやる場合もありますが、
大抵の場合は開けて貰うのが一般的。

ちなみにこれって持ち帰って後日自分で穴を開けることはしていいの?

中には許可される場合もあるけど、事前相談や再利用しない旨を書類で提出する必要があるからそれを考えるとおすすめはしないね。
面倒な手間を考えるなら、その場で穴あけを
して手続きを完了する方のが最適です。
分からない人からすれば手続き=難しそうに感じますが、手順通りに済ませることで誰でも持ち帰りはできるので参考にしてみてください。
最後は廃車手続きも忘れずに
あとは最後に廃車手続きをして一連の
手順は完了となります。
廃車にする場合は
・永久抹消登録
いずれかの手続きをしましょう。

今回は省略しますが、【【初心者から学ぶ】車の一時抹消登録の申請方法と簡単な手続きの流れ】【【軽自動車・普通車】の永久抹消登録に必要な書類と申請までの簡単な流れ】で抹消登録の書類や手順をまとめているので参考にしてみてください。
正しい手順でナンバープレートを持ち帰ろう
以上、ナンバープレートを確実に貰う為に出来る手続きと注意点4つをお伝えしました。
記事でもわかる通り、廃車にする車のナンバー
プレートを持ち帰ることが出来ます。
以前であれば、犯罪に悪用されることを危惧して全てのナンバープレートは廃車手続きの際に返納することが義務とされていましたが…
※一部原付などはダメ。
・他の車に利用はできない
・手続きは所有者のみ
という注意点もありますが、正しい手順で手続きをすることで持ち帰りまでが簡単に出来ます。

特にこれから『廃車にする予定だけどナンバーだけは…』こんな人は記事を参考に正しい手順でナンバープレートを持ち帰りましょう。