車を売却する際にガソリンは満タンにするって噂で聞くけどどうなの?実際ガソリンはどうすればいいの?
このような事をたまに聞くことがあります。
特にこれから車の売却を考えている方にとって
一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ですが結論だけ先に言えば満タンにする決まりは特にありません。
ただし、業者によっては条件を付けられる場合もあるので注意が必要です。
どのような条件が付くのか?この記事では順を追って詳しくお伝えしていきます。
売却時にガソリンを満タンにする決まりはない
売却時にガソリンは満タンにする
必要があるのか?ですが…
結論から言えば、
というのも、車の査定というのは事前に用意
されたシートの項目に沿ってチェックする為です。
実際にこれがチェックシートになりますが、
ガソリンの項目ってないですよね?
『でも別の店ではあるんじゃないの?』と
思われる方もいるかもしれませんが、
チェックシートは店ごとに基準が異なる事はありません!
実際に一部ですが、記載があります。
第1条 この中古自動車査定基準及び細則(以下「基準・細則」という。)は、販売店が、一
般財団法人日本自動車査定協会の定める中古自動車査定制度運営規程に則り、中古自動
車(以下「中古車」という。)を下取り、または買取る際に実施する中古車価格の査定を、
円滑かつ的確に遂行するために必要な事項を定める。
(査定の定義)
第2条 この基準・細則で「査定」とは、標準として定めた中古車の状態(以下「標準状態」
という。)と、査定を依頼された中古車の状態との差異を、車種ごとに定められた査定項目にしたがって比較検討し、その車の査定時における経済価値を判定し、その結果を価額に表示することをいう。
簡単に説明すると、
・日本自動車査定協会が決めた基準に従って査定をしましょう。
といった事を言っています。
つまり、事前に決められた項目をチェックするのでガソリンの量は関係ありませんと言う事です。
なので、ガソリンが満タンもしくは空に近い状態であっても査定には一切響いてきません。
決まりはないが業者に条件を言われる場合も?
中には、最低限のマナーだからガソリンは満タンで売却しよう。そう考える方も少なくないでしょう。
しかし、場合によってはこの考えが逆効果となる場合があります。
理由として
・万が一の火事のリスク
2つが考えられます。
まず売れなかった場合のリスクですが…
ガソリン(燃料)タンクが腐食するリスクが考えられます。
引き取り後に車が売れなかった場合、
売れるまでは店頭に並びます。
長期間店頭に並ぶと言う事は野ざらし状態になるので、ガソリン(燃料)タンクが腐食することにつながります。
どうしてガソリンタンクが腐食するの?
長期保管や不純物の混入による品質の低下で、ガソリンが腐るからだね。
ガソリンが腐る原因として、成分に含まれる
【アルケン】が関係してきます。
アルケンと物質が空気中の酸素に触れると、
化学反応により酸化します。
酸は金属を腐食させる効果があるので、結果としてガソリン(燃料)タンクが腐食します。
ガソリンタンクの腐食=ガソリンが漏れる
ガソリンが漏れると万が一事故で火事になった場合、引火して被害が大きくなる可能性があります。
なので、業者によってはこれらのリスクを減らすためにガソリンを少なくする場合があります。
良かれと思って満タンにすることも、そういったことも含め逆効果になるのでその時に合った状態にすることが大切です!
ただし、最低限の量のガソリンは入れておきましょう
ただしガソリンの量に決まりがないと言っても、最低限入れておいた方がいい量もあります。
どのくらいの量を目安にするといいのか?
以下を基準にしてみましょう。
基準としては
エンプティマークはガソリンの残量が
減った際に点灯するものです。
エンプティマークはガソリンが極端に減った際に点灯するものなので、ランプが点灯した後というのは少々危険です!
いくらすぐには止まらないと言っても、正確な数値がわからないと安心はできません。
なので、買取店まで行ける程度でなおかつ、2メモリを目安に給油しておくといいでしょう!
最適なガソリンを給油して車を売却しよう!
以上、車を売却する時のガソリン量を
紹介しました。
今回の記事を読むとわかる通り、
その理由として、車の査定というのは事前に用意されたシートの項目により決まっているからです。
その際に、日本自動車査定協会の定める
中古自動車査定制度により内容は全国統一されています。
ただし、決まりがないからと言って止まる寸前では買取店にたどり着けない可能性があります。なので、最低限エンプティマークがつかない程度がいいでしょう。
車の燃料(ハイオク・レギュラー・軽油)の関連記事
車の燃料(ハイオク・レギュラー・軽油)についてもっと知りたいけど色々ありすぎて探すのが面倒。
こういった疑問はありませんか?
一般的に車の燃料(ハイオク・レギュラー・軽油)は調べようとしても様々あり、
そこから細かくしていくとさらに種類も増える事に…
こうなってくると『正直調べていくのが面倒』という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、項目ごとに重要な内容をまとめてみました。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先車の燃料(ハイオク・レギュラー・軽油)が元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。