ドアカーテシ線とルームランプ線の違いが知りたいんだけど。
このような事をたまに聞くことがあります。
ドアカーテシ線・ルームランプ線と言えば共に
ドアを開けた際に反応する仕組みを持つ線の事。
パッと見仕組みが似ている事から同じように思う方もいますが…
似ているようで実は性能に違いがあります。
どういった違いがあるのか?また2つはどう活用すればいいのかなど。記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
ドアカーテシ線とルームランプ線の違い
ドアカーテシ線とルームランプ線(マイナスコントロール)の違いについて見ていきましょう。
まず結論ですが、2つの違いは電装品を作動できる数の違いです。
【ドアカーテシ線の場合】
ドアカーテシ線はドアの開閉に連動して作動する配線。
ドア1カ所につき1つついていて、ポッチ部分が押されると遮断されてOFF。ポッチ部分が戻されると電気が流れてONになる仕組み。
そのため、つないだドアごとに
電装品が作動するようになります。
右後ろがC・左後ろがDとした場合。
Aのドアに電装品をつないだらA以外の
ドアでは開けても反応しない。
Bのドアに電装品をつないだらB以外の
ドアでは開けても反応しない。
Cのドアに電装品をつないだらC以外の
ドアでは開けても反応しない。
Dのドアに電装品をつないだらD以外の
ドアでは開けても反応しない。
【ルームランプ線の場合】
ルームランプ線はルームランプの3つあるうちの1つに該当する線です。
ドアカーテシ線のように独立して作動するタイプではなく、どのドアを開けてもつないだ電装品が反応する仕組みです。
右後ろがC・左後ろがDとした場合。
Aのドアに電装品をつないだらA以外の
ドアを開けてもすべてのドアが反応。
Bのドアに電装品をつないだらB以外の
ドアを開けてもすべてのドアが反応。
Cのドアに電装品をつないだらC以外の
ドアを開けてもすべてのドアが反応。
Dのドアに電装品をつないだらD以外の
ドアを開けてもすべてのドアが反応となります。
カスタムで使うならどっちがいい?
続いて選ぶならどっちがおすすめなのかについて。
結論は好みの問題
まず結論としては好みの問題です。
どちらも電装品を動かすという目的は
同じなので、使えないということはありません。
そのため、どちらがおすすめと言うよりも
カスタムに合わせて使い分けるといいでしょう。
作業によって使い分けるのもあり
例えば、
・ルームランプ線=すべてのドアに連動させたい
というようにするとおすすめです。
スポンサーリンク
それぞれの使い道は?
最後はそれぞれの使い道について。
ルームランプ線はどのドアを開いても電装品が作動する場合に
カーテシ線はドアごとに作動させたい場合に
まずカーテシ線。カーテシ線はドアごとに
作動させたい場合におすすめです。
ドアを開けた時にある黒いポッチのスイッチが、
ドアの開閉に合わせてON/OFFになる仕組み。
黒いポッチのスイッチはドアの枚数で数が違うので、
2枚ドアなら2個。4枚ドアなら4個あります。
それぞれが独立して作動するので、ドアに合わせて使うといいでしょう。
ルームランプ線はどのドアを開いても電装品が作動する場合に
逆にルームランプ線は、どのドアを開いても
電装品が作動する場合におすすめです。
先ほども言ったように、カーテシ線は
それぞれが独立で作動する仕組みなのに対して…
ルームランプ線はどのドアを開けてもすべての
ドアに連動して作動する仕組みになっています。
例え右前のドア開閉に連動させて光らせたいと思っても…
右前のドアだけに連動するわけではなく
・左後ろ
・右後ろ
すべてのドアが開閉に合わせて作動するようになります。
そのためドアによって独立で作動させたい方には向きませんが、どのドアを開いても電装品が作動する仕様にしたい方に最適となります。
2つの違いを理解して上手く活用してみよう
以上、ドアカーテシ線とルームランプ線(マイナスコントロール)の違いと活用法をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
作業によって使い分けるのもあり
ルームランプ線はどのドアを開いても電装品が作動する場合に
どちらもドアの開閉に連動する点では同じですが…
ドアによって作動する個数に違いがあります。
そのため、
・ルームランプ線。
どちらを選ぶかはカスタムによって使い分けるといいでしょう。
ルームランプ線・ドアカーテシ線の関連記事
ルームランプ線・ドアカーテシ線についてもっと知りたいけど色々ありすぎて探すのが面倒。
こういった疑問はありませんか?
一般的にルームランプ線・ドアカーテシ線は調べようとしても様々あり、そこから細かくしていくとさらに種類も増える事に…
こうなってくると『正直調べていくのが面倒』という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では項目ごとに
重要な内容をまとめてみました。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先ルームランプ線・ドアカーテシ線が元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。