雪道で車が突然スタック”緊急時に役立つ3つの脱出方法と作業の注意点”

冬に起きやすい・注意する事
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雪道で車が動かないんだけど。脱出するにはどうすればいいの。

このようなトラブルに見舞われた経験はありませんか?

とある日に『外出をしよう!』と出かけたものの、雪道にハマってしまい抜け出し方が分からず頭を悩ませてしまうことってありますよね。

結論、雪道にハマった際には以下のポイントを押さえておくことが大切です。

・スタックする理由を理解する
・スタックに効果的な脱出方法を覚える

上記の条件を理解していれば、だれでも救援者を呼ぶことなく一人で脱出するきっかけを作れます

本記事では、そんな脱出方法について3つの効果的なやり方や実践時の注意点を含めてまとめました。

スタック=応援を呼ぶのもいいですが、場所によっては圏外でどうにもできないこともあるのでこの機会に自分で解決する為の知識をつけておきましょう。

記事でわかる事
✅スタック時の脱出方法3つ
✅実践する場合の注意点
✅スタックをしない為に出来る対策3つ
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雪道でスタックした時に自力で抜け出す3つの方法とは?

雪道でスタックした時に一人で抜け出したい。こんな場合には以下の方法が効果的です。

1.前進後退を繰り返してから進む
2.タイヤチェーンを使う
3.タイヤの空気を減らし走行する

前進後退を繰り返してから進む

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1つ目は前後後退を繰り返すことです。

ゆっくりと前進後退を繰り返し、
雪を踏み固めながら前進します。

タイヤチェーンを使う

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2つ目はタイヤチェーンを使用する事ですね。

タイヤチェーンは本来雪道を
走行する際に装着します。

装着箇所によって効果が半減するので、取り付ける際には正しい位置に取り付ける必要があります。

間違って装着するとどうなるのかについては以下記事でまとめているので参考にしてみてください。

【車のタイヤチェーン】間違った装着は走行時の性能低下を招く結果に?
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。タイヤチェーンの駆動ごとの正しい取り付け位置と見極め方について解説しています。正しい装着位置を事前に理解しておけば、実際に取り付ける上で間違った装着をすることがありません!間違った取り付け=走行時の性能低下を招く結果にもつながるので、この機会に学んでおくことが大切です。また、記事の後半ではそれぞれの駆動の見極め方も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

タイヤの空気を減らし走行する

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3つ目はタイヤの空気を減らした
状態で走行する事ですね。

適度に空気を抜くことでスタック
から抜け出す事ができます。

3つの方法をオススメするのにはこんな理由が!

何故この方法をオススメするのか?
それについては順番にご説明していきます。

前進後退を繰り返してから進む

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まず1つ目の前進後退を繰り返してから進むですね。

通常、雪でスタックしてしまった時にそのまま進もうとすると滑って前に進む事ができませんよね?

ですが、この方法を繰り返しとる事でスタックから抜け出す事が出来ます!

その理由は、前後する事で雪が押し固め
られて雪が平らになり滑りにくくなるためです。

例えるなら※振り子の原理と同じですね。

※振り子は重力の作用によって揺れを繰り返す物体で、摩擦や空気抵抗がない環境では揺れ続けます。始めは揺れが小さく、徐々に摩擦や空気抵抗が減る事で揺れが大きくなります。

車に応用すると始めは小さく前進後退を繰り
返し徐々に摩擦や空気抵抗を減らします。

その後は大きく前進後退を繰り返し、タイミングを見計らい一気に前進する事で抜け出せます。

タイヤチェーンを巻く

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2つ目はタイヤチェーンを巻く事ですね。

通常ならスタッドレスタイヤ
のみで事足りますが…

駆動方式によっては路面状況でスタック
しやすくなってしまいます。

そんな時に便利なのがタイヤチェーン。

タイヤチェーンを装着する事によって、路面との設置面積が増えるので路面に引っ掛かりやすくなり滑りにくくなります。

タイヤの空気を減らし走行する

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3つ目はタイヤの空気を減らし走行する事ですね。

その理由は、空気が減る事でタイヤが
たわみ接地面積が増える事

普段のスタッドレスだけでは空気圧が多めに入っているため、接地面積が少なく雪道でなかなかグリップしない傾向にあります。

そこで空気圧を少し減らすだけで
上記のように接地面積が増える訳ですね。



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ただし実践する上で注意点も必要

以上がオススメする理由になりますが…

この方法を実践しようとした
場合注意点もあります。

①凍結路面では効果が薄い
②空気圧の抜き過ぎは危険

①凍結路面では効果が薄い

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例えば、振り子の原理を利用して
前進後退を繰り返す方法ですが…

あくまで雪道の上での方法。

アイスバーンなどの路面が完全に凍結して
しまっている場所では効果が薄く
なります。

そのため今回の方法を実践する場合にはアイスバーンではなく、積雪路面や柔らかい雪の上前提で実践をしましょう。

②空気圧の抜き過ぎは危険

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次に空気圧を減らす事についてですが…接地面積が増えて雪道でも進みやすくなる半面、空気の抜き過ぎはパンクをしやすくさせる原因にもなります。

例えばよくあるのが空気を抜いた事でタイヤが柔らかくなり、落下物があった場合くぎなどの突起物が貫通しやすくなってしまいます。

その結果、走行中でも空気が漏れ
パンクする事にも繋がります。

そうならないいようにする為に空気を抜く際には抜き過ぎないようにすることが大切です。

目安としては、2.1kpaもしくは2.2kpa程に抑えるようにしましょう。

もし、上記の3つの方法を実践する事がある場合には注意点にも気を配り失敗のないように心掛けましょう!

合わせて知っておきたい!スタックをしない為に出来る対策

最後はスタックをしない為に
出来る対策について。

スタック=必ず起こる訳では無いので事前に
対策をする事で防ぐきっかけを作れます。

普段よりも速度を落として安全運転
出来る限り日の当たる道を通る
車に合わせてタイヤチェーンを装着して走行する

普段よりも速度を落として安全運転

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1つ目は普段よりも速度を落とすこと。

というのも雪道は普段の路面に比べて滑りやすく、速度が早いと急にブレーキを踏んだ際に止まりきれない。

止まりきれない事でタイヤが滑ってスピン⇒雪道にはまってスタックして動けなくなるという場合があります。

そうなるとスタックから抜け出すために
余計な時間をかける必要があります。

そのため、急なブレーキを掛けなくて済むように
普段よりも速度を落として安全な運転を心がけましょう。

出来る限り日の当たる道を通る

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2つ目は出来る限り日の当たる道を通ること。

というのも雪道には2種類あり

・やわらかい雪質の路面
・凍結路面

柔らかい雪質は無理な運転をしなければ
滑りにくく通常の運転ができます。

その一方で凍結路面は気を付けた運転を
していても滑る場合があります。

特に凍結論面は日陰の路面で出やすいので、安全な走行をしたい場合は出来る限り日の当たる道を通る事を心がけましょう。

車に合わせてタイヤチェーンを装着して走行する

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3つ目は車に合わせてタイヤチェーンを装着して走行する事。

特に二輪駆動。

・FF車
・FR車

フロント駆動やリア駆動の車は作動する駆動以外では空転しやすく、雪道によってはスタックしやすい傾向にあります。

そんな時におすすめなのがタイヤ
チェーンの装着です。

タイヤチェーンには滑り止めの効果がある
ので滑りを抑えてスタックを防止します。

タイヤチェーンの取り付け方が知りたい方は、合わせて以下記事を一緒に参考にしてみてください。

車に簡単に装着できる金属・非金属チェーンの取り付け方まとめ!
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。金属・非金属チェーンの取り付け方手順について解説しています。正しい取り付け方を事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、実際に装着が必要になった場合に失敗するリスクを減らす事ができます!結果として、性能低下を防ぐ事ができます。

記事のまとめ

以上、雪道でスタックした時に自力で抜け出す為に実践する3つの方法についてご紹介させていただきました。

今回の記事のおさらいです。

雪道でスタックした時に自力で抜け出す3つの方法とは?
前進後退を繰り返してから進む
タイヤチェーンを使う
タイヤの空気を減らし走行する
3つの方法をオススメする理由
前進後退を繰り返してから進む
タイヤチェーンを巻く
タイヤの空気を減らし走行する
ただし実践する上で注意点も必要
①凍結路面では効果が薄い
②空気圧の抜き過ぎは危険

もし、実際に自分自身でスタックした時には
上記の方法を思い出し実践してみてください。

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