防水ギボシ端子ってどんなパーツ?電源確保に使えるって聞くけど本当?他にはどんな種類があるの?詳しく知りたいから詳細を教えてよ。
こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅エーモン防水ギボシ端子の役割や仕組みについて知りたい
✅防水ギボシ端子の使い方が知りたい
✅防水ギボシ端子の種類が知りたい
✅活用法が知りたい
この記事では、防水ギボシ端子を使う上で知っておきたい基本構造や作業で使える端子の種類について解説していきます。
基本構造を事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、誰でも簡単に使いこなすことができます!
結果として、実際に取り付ける際に事前にトラブルを回避する事にもつながります。
また、記事の後半では簡単な使い方や活用法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、今回紹介した防水ギボシ端子については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめだよ。
②エーモン防水ギボシ端子3343・3344の違いとそれぞれの活用法 ≫
③防水ギボシ端子の間違った使い方で水が浸入する危険性と正しいつなぎ方 ≫
エーモン 防水ギボシ端子の役割や仕組みについて
それではまず防水ギボシ端子について見ていきましょう。
防水ギボシ端子は電気の伝達や防水仕様にできるパーツ
エーモン 防水ギボシ端子は、電源を確保する際に電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツです。
一般的には
・電源を分岐する
ギボシ端子の仕組みについて
続いてギボシ端子の仕組みについて。
ギボシ端子は先ほども言ったように、電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツ。
端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれ、
条件を満たした時のみ遮断する仕組みです。
端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれる
まず、端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれる仕組みになります。
電気が流れる仕組みとしては、端子全体に電気が伝わる事で電源側とつなげた時にスムーズに導通できる。
画像なら赤〇の部分。
そのままでは、銅線と端子が離れているので電気を伝えることはできない。
ですが、端子を剥き出しの銅線にかしめて接触させることで、端子全体に電気が伝わる事となります。
端子全体に電気が伝わる事で、電源側⇒電装品側それぞれをつなぐ事で電気の導通がされて電気が流れる訳です。
端子を抜くоrつないだ電源以下で遮断される
逆に電気の遮断をしたい場合は、
・つないだ電源以下にする
いずれかです。
たとえばつないだ電源以下にする場合。
ONの時に電気が流れると仮定すると…
ON~エンジンスタート時は常に電気が流れる仕組み。
ONより下。ACC~エンジンOFFまでは電気が遮断される事になります。
防水ギボシ端子の使い方について
そんな防水ギボシ端子の使い方については
・接続コネクター3328と組み合わせて細線と分岐
主に2つの使い方があります。
基本的には電装品の電源確保
まず基本的な使い方としては電装品の電源確保です。
ギボシ端子はオスとメスをつなげて電気の伝達ができるので、配線同士をつなぐ場合の電源確保に最適です!
それに加えて防水仕様になるので、雨に濡れやすい車外でも安心して使えます。
接続コネクター3328と組み合わせると細線と分岐する事も可能
また、接続コネクター3328と組み合わせる事で細線と分岐する事にも使えます。
防水ギボシ端子と言えば、ギボシ端子のように補助パーツで使える物。
ですが、防水ギボシ端子の対応サイズは0.5sq~なので基本的に細線には使うことができません。
かと言って、無理に使えばギボシ端子が抜けやすくなったり、過電流で配線が燃える危険性もあります。
そこで役立つのが接続コネクターとの組み合わせです。
ギボシ端子は0.5sq~接続コネクターは0.2sq~なので、
電源側を0.5のギボシ端子に。電装品側を0.2の接続コネクターにすることで失敗なくつなげることが出来ます。
エーモン 防水ギボシ端子の種類について
ギボシ端子3343(防水)
・使用可能電力:
DC12V車110W以下
DC24V車220W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜0.85sq
・防水性能:IPX3相当
【内容物】
・ギボシ端子(オス)×5
・ギボシ端子(メス)×5
・防水オススリーブ×5
・防水メススリーブ×5
通常の端子同様にオスとメスを繋ぎ合わせることで、電源側から電装品側へ電気を伝える端子です。
それに加えて防水仕様になっているので、雨にさらされやすいエンジンルームでも使用可能です!
ギボシ端子3344(防水)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)1.25〜2sq
・防水性能:IPX3相当
【内容物】
・ギボシ端子(オス)×5
・ギボシ端子(メス)×5
・防水オススリーブ×5
・防水メススリーブ×5
ギボシ端子3343同様に防水仕様ではありますが、3344の場合はコードサイズが異なります。
3343⇒0.5〜0.85sqなのに対して3344は1.25〜2sq対応です。
車で活用するとおすすめなギボシ端子
種類についてはわかったけど、車で使う場合はどれがいいの?
基本的には車外がおすすめになるけど、用途で使い分けるのが最適だね。
一般的にエンジンルームで使う人は防水ギボシ端子3343がおすすめ
エンジンルームで使う場合は防水ギボシ端子が最適です。
防水ギボシ端子の性能は
・水に濡れても防水になる事2つです。
中でも重要なのは防水仕様であること。ここが重要です。
というのもエンジンルームというのは、
熱だけでなく雨にもさらされやすい場所です。
雨にさらされやすい=配線がぬれると
漏電の危険が出てきます。
そのためできる限り濡れないようにというのが本音です。ですが必ずしも防げるわけではありません。
『ならどうすればいいのか?』となった時に
最適なのが防水ギボシ端子(3343)です。
防水仕様と言う事で、雨にさらされても濡れる事がありません。
実際に試してもみたんだけど、中まで水が入っていなかったから防水であることは証明されたね。
なので、エンジンルーム内であれば
防水ギボシ端子一択となります。
バッテリーのプラスなど1sq以上で使うなら防水ギボシ端子3343
また、バッテリーのプラスなど。通常の配線より太いサイズが使われる箇所なら3344の方が最適です!
3343⇒0.5〜0.85sqなのに対して3344は1.25〜2sq対応です。
と言う事は、サイズが通常より太い場合でも安全に取り付けができるという訳です。
とはいえ、太すぎてもそこまで使う機会はないので、一般的には3343で十分です。
このように仕組みを理解した上で使い分けることができれば、ギボシ端子は使いやすいパーツと言えます。
基本を理解してギボシ端子を正しく使おう!
エーモンギボシ端子の基本構造と作業で使える端子の種類について解説しました!
今回の記事のおさらいです。
接続コネクター3328と組み合わせると細線と分岐する事も可能
バッテリーのプラスなど1sq以上で使うなら防水ギボシ端子3343
防水ギボシ端子=基本構造や作業で使える端子の種類がわからず、初心者の方にとっては難しいかもしれません。
しかし、今回のように正しい知識をつける事で、今後のカスタムに役立つ情報が身につきます。
なので、この機会に知識を深めて自分なりに使いこなしてみましょう。
次は②つの防水ギボシ端子の違いについても確認してみよう。