
開閉連動スイッチでLEDを光らせてみたいんだけど。どうやって繋げば連動できるのかな。
このような悩みはありませんか?
『これからLEDと連動させるぞ!』と思っても、LEDとの配線の繋げ方が分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。
特に開閉連動スイッチ側。ぱっと見配線の色も同じで、『正直極性はどっちにつなげるのが正解なのか』など。
不安要素が多いことから中々実践で役立てられないという方も少なくないでしょう。実際に私も初めて使ったときはよくわからずに苦戦した記憶があります。
ですが、事前に仕組みを理解しておく事で誰でも簡単に『開閉連動スイッチ+LEDで繋げる』ことができるようになります。
本記事では、そんな開閉連動スイッチ(3229)でLEDを光らせるつなぎ方を5ステップからまとめました。

開閉連動スイッチ=連動させる事でドア開閉連動が出来るようになるので、カスタムで役立てたい方は参考にしてみてください。
今回繋げる開閉連動スイッチ+LEDの組み合わせについて
今回繋げるのは開閉連動スイッチ+LEDの組み合わせです。
通常であれば、LEDだけだとプラスとマイナスをつなげる事で点灯。配線を離すと消灯になる仕組み。
※任意で消すことはできない。
開閉連動スイッチは任意でON/OFFが出来るパーツ
ここまでならただLEDが光るだけで終わりますが…開閉連動スイッチを加えると、マグネットの距離によって任意でON/OFFが出来るようになります。
・マグネットを近づける⇒消灯
ドアを開けるとマグネット同士が離れるので、連動させたLEDが点灯状態。逆にドアを閉めるとマグネット同士が近づくので消灯する仕組み。

足元にLEDを仕込めば新車のOP設定でよく見るLED照明を作る事も可能。
※他にも活用法が知りたい場合は、【開閉連動スイッチ3229の正しい使い方と役立つ2つのカスタム例】でまとめているので参考にしてみてください。

配線の繋げ方も簡単

でもこれって配線繋げるの難しいんでしょ?

実は意外と簡単で、電装品と電源にそれぞれつなげるだけ。
図にするとこのような感じに。
開閉連動スイッチの配線はどちらもプラス
になるので電源と電装品側へそれぞれつなぎます。
開閉連動スイッチ(3229)でLEDを光らせるつなぎ方
それではさっそく、開閉連動スイッチ(3229)でLEDを光らせるつなぎ方を見ていきましょう。
流れとしては
カットした箇所に接続コネクター3328を繋げよう
LEDのプラス側にも接続コネクター3328を繋げる
開閉連動スイッチとLEDを繋げよう
電源側のプラスとマイナスをそれぞれ繋げて完成
開閉連動スイッチのコネクター部をカットしよう
まず初めに開閉連動スイッチのコネクターを準備して部(赤丸)をカットしていきましょう。
コネクターは別売りのLED電源ボックスと
繋げるためのものですが…
今回は使用しないのでカットして大丈夫です。
カットした箇所に接続コネクター3328を繋げよう
先ほどカットした箇所にペンチを使って
接続コネクター3328を繋げていきましょう。
配線は2本ありますが…
・もう片方は電装品側
なのでそれぞれ決めてどちらか片方に接続
コネクター3328と繋げましょう。
LEDのプラス側にも接続コネクター3328を繋げる
同じくLEDのプラス側にも接続コネクター3328を繋げましょう。
LEDは
・マイナス(黒)
なのでプラスの赤配線に接続コネクターを繋げましょう。
開閉連動スイッチとLEDを繋げよう
カットができたら開閉連動スイッチと
LEDを繋げていきましょう。
繋げる場合は電源側の配線の太さが
どのくらいかにもよりますが…
大抵が太線を使っていることが多いので、
電装品側が細線の場合は変換しましょう。
変換する場合におすすめなのが接続コネクター3228。
あとは繋げた配線を電源側の
配線と接続するだけ。

ちなみにつなげる場合、スイッチの極性については注意しておこうね。

えっ?プラスとマイナスにつなげればいいんじゃないの?

一見するとそう思うかもしれないけど、実は両方ともプラス電源なんだよね。
開閉連動スイッチの場合
じゃあ、マイナス(アース)は?となりますが…
マイナス側は電装品のマイナスからとるので必要ありません。

どうしてスイッチ側はマイナスが必要ないの?

スイッチとLEDでは構造が変わってくるからね。
LEDの基本は、プラスとマイナスを繋げることで点灯する仕組み。
プラス側から電気が流れると、
マイナス側に接点が合わさり点灯します。
逆にON-OFFスイッチの場合は、プラスの電気が
流れるともう片方のプラスに接点が合わさります。
もう片方のプラスからLEDのプラスへ。
LEDのプラスとマイナスの接点が
合わさり点灯となります。
開閉連動スイッチに当てはめれば
・磁石が近づくと消灯
つまりスイッチの場合は電気を流してONーOFFさせる仕組みを作る目的なので、スイッチ自体にマイナスは必要ない訳です。
電源側のプラスとマイナスをそれぞれ繋げて完成
後は電源側のプラスとマイナスをそれぞれ繋げるだけ。
プラス電源側は、先ほど接続コネクター
3328をつながなかった方です。
マイナスは開閉連動スイッチ側にはないので…
電装品側(LED)のマイナスを
ボディアースの落します。
ここまで繋げる事ができれば作業は完了となります。
作業自体は手順通りにやれば繋げる
だけなので1分程度で完了します。
作業後は動作確認をしてみよう
最後は動作確認。
配線があっていて開閉連動スイッチに
連動して光るのかをみます。
・マグネット磁石を近づけて消灯
いずれかの通りになればOKです。
マグネット磁石を離して点灯
まずマグネット磁石を離した状態。
離れる事で接点がつながるので、
連動するLEDが自動で点灯します。
この状態のままなら消灯する事はないので
常時点灯のままです。
マグネット磁石を近づけて消灯
逆にマグネット磁石を近づける事によって接点が離れるので、連動しているLEDは消灯をします。
ただしマグネット磁石には決められた向きがあるので、▲マークとは逆にしてしまうと消灯しなくなってしまいます。
ですが、そこさえ注意して取り付ければ
自分の好きな位置に取り付ける事もできます。
開閉連動スイッチの仕組みを覚えて作業に役立てよう
以上、開閉連動スイッチを使った
LEDの光らせ方をお伝えしました。
記事でもわかる通り、開閉連動スイッチは
・マグネット磁石を近づけて消灯
いずれかのやり方によって任意で切り
替えができるスイッチです。
一般的なスイッチとは違い多少は仕組みが異なりますが…
開閉連動スイッチならではの特性を生かすことでドア開閉連動やグローブボックス照明など。
特定の条件で反応するカスタムも
可能となります。

手順さえ覚えれば使い方も決して難しくは無いので、もしこれから色々カスタムをしてみたい。こんな方はぜひ活用してみてください。

