今回ご紹介するのは【電源取り出しコネクター+接続コネクター3328】を組み合わせた繋げ方についてです。
電源取り出しコネクターというのは、電源側の配線に繋げる事で電源確保が簡単にできて電気の分岐ができるもの。
というように作業に応じて選ぶ事でカスタムに取り入れやすくなります。
ここまでが一般的な電源取り出しコネクター。
電源取り出しコネクターはあくまで電源を取る場合には太線に対応したものなので、太線は大丈夫でも細線に変換して使いたい方にはお勧めしません。
ですが接続コネクター3328を組み合わせれば話は別です。
接続コネクター3328は0.2~0.5sqまで対応できるので、仮に電源側が0.5sq。分岐側が0.2sqであっても変換して使うことができるようになります。
ただ、実際に使った事がないとどうやって
配線と繋げればいいのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回はそんな電源取り出しコネクターの繋げ方について手順を簡単にお伝えしていきます
電源取り出しコネクター+接続コネクター3328のつなぎ方
それではさっそく電源取り出しコネクターの
繋げ方を順を追って見ていきましょう。
電源取り出しコネクターにはいくつか種類がありますが、今回は【E418】電源取り出しコネクター(赤)0.5~0.85sqを使ったつなぎ方で進めていきます。
流れとしては以下の通り。
接続コネクター3328用の配線を作る(接続コネクターとギボシ端子)
配線同士を繋げる
電源取り出しコネクター側ともう片方のギボシ端子を繋げる
電源側の配線と繋げて完成
接続コネクター3328側に必要なパーツを準備する
接続コネクター用の配線を作る場合
には以下のパーツがおすすめです。
接続コネクター3328 | 0.2~0.5sqに対応したパーツ。 |
配線コード0.5sq 配線コード0.2sq | 配線を変換するために必要。 |
ギボシ端子 | コネクターの分岐側と繋げるために必要。 |
電工ペンチ | 端子類をかしめるパーツ。 |
ペンチ | パーツを挟み込むための道具。 |
接続コネクター3328用の配線を作る(接続コネクターとギボシ端子)
まず作業として接続コネクター3328用の
配線を作る事から始めましょう。
作るものは
・細線側片側に接続コネクター3328
それぞれ太線と細線で合わせて作りましょう。
細かい接続コネクターの固定やギボシ端子のかしめのやり方が知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
配線同士を繋げる
接続コネクター用の配線を作る事が
出来たら配線同士を繋げていきましょう。
繋げる場合は画像のように。
同じ向きでは連結できないので
・もう片方(爪がある方)は下向き
それぞれ合わせると連結ができます。
電源取り出しコネクター側ともう片方のギボシ端子を繋げる
ここでは、電源取り出しコネクター側のギボシ
(メス)と分岐側ギボシ(オス)を繋げましょう。
繋げる事で分岐側が太線⇒細線に変換できます。
電源側の配線と繋げて完成
後は電源側の配線と電源取り出し
コネクターを繋げて完成となります。
実際に電装品(LED)と繋げればこんな感じに。
電装品を実際に繋げる場合は、ギボシ端子(太線)から接続コネクター(細線)に変換した先を入れ替えるだけです。
・マイナスはアースに落す
他の電装品でも代用できることで、例えばETC車載器やドライブレコーダーの配線に活用する事もできます。
作業後に確認する事項
ここからは繋げた後に確認する事項です。
やらなくてもいいですが、事前に確認する
事で今後の予期せぬトラブル回避に役立ちます。
引っ張って抜けの確認
繋げる配線の太さの確認
1つ目は繋げる配線の太さの確認です。
電源取り出しコネクターは対応できる配線の太さが決まってます。
たとえば
・【E419】電源取り出しコネクター(青)1.25〜2sq
・【1187】電源取り出しコネクター(白)0.2~0.3sq
それぞれ異なるので、繋げる配線があって
いるのかどうかを確認しましょう。
ちなみにそれぞれ逆に取り付けると…
電源側に細線⇒刃がうまく噛まずに接触不良。分岐側に太線⇒うまく挟み切れない。
引っ張って抜けの確認
もう一つは引っ張って抜けの確認。
実際に繋げた配線同士を引っ張ってみて
抜けないかどうか確認してみましょう。
問題がなければ抜ける事はありませんが…
固定が甘いと引っ張った時に抜ける場合があります。
そのため、正しいやり方でペンチで挟む。もしくは電工ペンチでかしめた上で固定する事が大切となります。
正しいつなぎ方を理解してこれからに活かそう
以上、電源分岐取り出しコネクター+接続コネクター3328を組み合わせた繋げ方についてお伝えしました。
今回のやり方を理解しておくことで今後の
電源を取るなどの作業ができるようになります。
やり方自体も難しくはないので参考にしてみてください。