車に乗る上で気になるバルブの一つがルームランプ(室内灯)。純正では白熱球が使われる事が多いですが、昨今ではヘッドライトやテール・ウインカーだけでなくルームランプもLED化された車も増えてきました。
しかし純正が白熱球の方にとっては

・LED化して意味あるのかな
・見た目以外にも効果が期待できるのか
など。疑問の方が勝り、中々LED化まではいかないという方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、今現在検討中の方向けに
LED化のメリット・デメリットをまとめてみました。

記事を最後まで読む事で、LED化する事の良さだけでなく悪い点も見えるので今後の問題への解決に役立ちます。
✅失敗しないLEDルームランプの選び方を知る事ができる
ルームランプをLED化するメリット
まずメリット。メリットには以下4つがあります。
消費が抑えられる
寿命が長い
瞬時に点灯する
明るさに期待が出来る
まず第一に明るさに期待が持てる事。
白熱球といえばイメージできるのがぼんやりとして温かみのあるバルブ。真っ暗ではありませんが、少し物足りないと感じる方も少なくありません。
その一方でLEDは明るいを超えてむしろ明るすぎるのではといった感じ。種類によっては爆光を謳うものもあるので、明るさに期待したいという方にはLEDの方がおすすめです。
消費が抑えられる
2つ目は消費が抑えられること。消費電力が非常に少ないのが特徴で、白熱球に比べると半分以上の電力で明るくなります。
その一方で白熱球は基本的に明るさを出すために消費電力が高くなる傾向にあります。もちろんヘッドライトやテールランプなどに比べればマシですが、消費が多いことでバッテリーに負荷がかかることに。
逆にLEDなら消費は大幅に抑えられます。特に夜間作業でルームランプを多用する方にとっては利点といえます。
寿命が長い
3つ目は寿命が長いこと。
・LED50000時間以上
白熱球は消費が高い分、ほかのバルブに比べて少ない傾向にあります。その一方でLEDは消費を抑える事で寿命も50000時間以上と数十倍以上も長持ちします。
目安としては白熱球で1年程度。LEDだと3年以上持つバルブも少なくありません。
瞬時に点灯する
4つ目は瞬時に点灯する。
ハロゲン球が徐々に点灯するのに対してLEDはパッと点灯する流れ。
ゆっくり点灯するのか瞬時に点灯するかの流れですね。そこまで気になるほどではありませんが、少しでも早く点灯がいい。こんな方はLEDの方がおすすめ。
ルームランプをLED化するデメリット
逆にデメリットに関しては以下5つがあります。
爆光過ぎて目が疲れる
下手に適当なLEDを選ぶと車検でトラブルになる
初期不良のリスク
ゴースト点灯が起こる
購入費用が高め
LEDは性能がいい分で購入費用が高めな傾向にあります。
・LED1000円以上
例えばよくある純正交換タイプ。高くても500円程度で見つける事ができますが、LEDになると1000円以上。中には3000円や5000円など高くつく場合が多いです。
特に性能を重視していくと比例して値段も高くなるので、費用面を気にする方は躊躇するかもしれません。
爆光過ぎて目が疲れる
2つ目は目が疲れやすい。
中でも爆光を謳うバルブに多く、明るい分刺激が強いため目が疲れやすくなります。その一方で白熱球は昼光のように温かみのある明るさのため疲れにくい傾向にあります。
爆光を選んでしまい目が疲れやすいリスクを考える白熱球のままでいいという方も少なくないでしょう。
下手に適当なLEDを選ぶと車検でトラブルになる
3つ目は下手に適当なLEDを選ぶと車検でトラブルになる。
ルームランプ事態に車検に項目はありませんが、色によっては別の基準で車検に通らないと指摘される場合があります。
※色問題については、【【ルームランプの車検問題】球切れや好きな色で臨むと落ちる噂は本当?】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

初期不良のリスク
4つ目は初期不良のリスク。
特に低品質なLEDを選んだ場合に起こる事で
・そもそも点灯しない
このようなトラブルに見舞われるリスクがあります。
下手にLEDに変えて初期不良のバルブを選ぶリスクを考えると、『それなら白熱球のままでいいのでは?』といった考えになります。
ゴースト点灯が起こる
4つ目はゴースト点灯が起こること。ゴースト点灯はOFFの状態でもLEDがうっすら点灯している現象です。
本来ならスイッチをOFFもしくはドアを閉める
事でルームランプも消灯する仕組みですが…
・ドア閉める⇒ドアスイッチでOFFになる
スイッチやドアを閉めてもうっすらと点灯して消えなくなります。
これは低品質なLEDを選んだ場合によく起こりやすいことで、最初は大丈夫でもあとからというパターンが多いです。
ただこの症状にも対策がされていて、正しい方法で治すことができます。やり方については、【LED化でルームランプが薄っすらつく!ゴースト点灯で全然消えない場合の解決策】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

結局LED化ってどうなの?
ここからは、先ほどメリット・デメリットで紹介した内容を元に実際にLED化はおすすめできるのかまとめてみました。
性能アップさせたい方はLED化がおすすめ
何となくの方は白熱球のままでOK

・○○さんがLED化してるから
・LEDの方が何となくかっこいい
こんな理由からLED化を検討している方は白熱球のままでOKです。
ルームランプのLED化といっても、ピンからキリまであるので下手に交換すると逆に暗くなる。初期不良。うっすら点灯して消えなくなるなど。メリットだけでなくデメリットを引くリスクがあります。
そのため、白熱球のままでも満足している方は下手にLED化するよりは何もしないほうのがおすすめ。
性能アップさせたい方はLED化がおすすめ
逆に
消費が抑えられる
寿命が長い
瞬時に点灯する
など。性能を期待したい人にはおすすめといえます。
例えば明るさupなら、夜間に使う頻度が多い人がLED化すれば視認性アップに貢献。消費を抑える=少なからずバッテリーの負荷を軽減。寿命が長い=短期間で交換する手間が省けるなど。
白熱球では得られない効果を得られます。
LED化したい人向けの失敗しないルームランプの選び方
最後はLED化したい人向けの失敗しない
ルームランプの選び方についてお伝えします。
色温度(k)で選ぶ
迷ったら信頼性のあるメーカーを選ぶ
適度な明るさのLEDを選ぶ
LEDは白熱球よりも明るくできることからLED化を検討する方も少なくありません。ですが、下手に適当なものを選ぶと車内が想像以上に明るく目が疲れやすいリスクがあります。
そこでおすすめしたいのが適度な色ですが、
ぱっと見だけだと明るさまでは分かりませんよね?
そんな場合にはルーメン(lm)値を目安に選ぶのが最適。ルーメンは明るさを意味していて、バルブを選ぶ際によく参考にされる単位です。
たとえば白熱球が30lmとした場合。
LEDに変えた時に、『明るすぎるのは嫌だから少しだけ光量を上げたいな。』こんな場合にはLED側で50lm程度のものを選ぶと適度な明るさになります。
逆に200や300lmなど倍以上のものを選ぶと比例して明るさも倍増。

LEDは少ない電力でも明るくなるので、もし適度なものを選びたい場合にはlm数を目安に選ぶといいでしょう。
色温度(k)で選ぶ
2つ目は色温度で選ぶ事です。
色温度は「K」の単位で表記されケルビンと読みます。
・3000k
・6000k
数値が高いほど青みが強くなり、
低いほど黄色に近づきます。
つまりバルブの色を選ぶ際にお勧めの単位。
例えば白系の色を選びたいな。こんな場合には5000~6000k程度の色を選ぶと白になります。青みのある色が欲しいなら8000k以上というように。

結果としてk数を目安にすると色の変化がわかりやすいので選びやすいです。
迷ったら信頼性のあるメーカーを選ぶ

・結局どれを選んだらいいのかわからない
・失敗するのが嫌
こんな場合は信頼性のあるメーカーを選ぶのも一つの手です。
・IPF
・PIAA
・HID屋
爆光よりも適度な明るさを求める場合には【IPFやPIAA】。どちらも昔からあるメーカーで、車検対応品も多く失敗をしたくない方におすすめ。バルブを選ぶなら定番ともいえるメーカー。
逆に明るいものが欲しい場合は【HID屋】車検対応のものが多いのはもちろんですが、とにかく明るさを重視したい方におすすめ。
まとめると
色温度(k)で選ぶ
迷ったら信頼性のあるメーカーを選ぶ

最低限ポイントを抑えておくことで選ぶ際の失敗のリスクを減らせます。
記事のまとめ
以上、ルームランプを白熱球⇒LED化するメリット・デメリットをお伝えしました。
この記事のおさらいです。
消費が抑えられる
寿命が長い
瞬時に点灯する
爆光過ぎて目が疲れる
下手に適当なLEDを選ぶと車検でトラブルになる
初期不良のリスク
性能アップさせたい方はLED化がおすすめ
色温度(k)で選ぶ
迷ったら信頼性のあるメーカーを選ぶ

LED化するにあたって当然デメリットもありますが、その分でメリットもいくつかあります。そのため、もしこれから先LED化を検討中の方は交換することでどんな利点があるのかも考えながら実行すると交換してから失敗するリスクを減らせます。