一般道・高速道路でガス欠を起こした際に出来る対処の流れや対策を解説

ガソリン・燃料
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車を運転すると必ず必要になるのが燃料。燃料は車を走らせる上で必要なもので、運転の頻度や車ごとの燃費に応じて消費が早くなります。

燃料を消費=ベストなタイミングで給油が重要。

それでももし仮に給油のタイミングを間違えば、燃料は足りなくなりガス欠を起こす事になります。ガス欠になれば、当然走行にも影響を与えるのでその時に合った正しい対応が求められます。

この記事では、そんなガス欠について一般道や高速道路で起きた場合の解決策をまとめてみました。

この記事でわかること
✅ガス欠は違反になるのか
✅ガス欠を起こした場合の対処
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ガス欠になると車が動かなくなる

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ガス欠は燃料が切れることを意味。一般的にはエンジン始動から走行中まで燃料を使用することがあり、燃料が切れる事でガス欠を起こして車が動かなくなります。

本来であれば燃料さえ入ればガス欠は免れますが…

・給油のタイミングをミスる
・給油をせずに運転を続ける

など。給油を怠ることで燃料がなくなりガス欠となります。

ガス欠になると違反にはなるの?

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続いて気になるのがガス欠が元で違反になるのか。

一般道のガス欠は特に違反でないが…
高速道路でガス欠を起こすと違反になる

一般道のガス欠は特に違反でない

まず一般道に関しては、ガス欠は特に違反になりません。理由は道路交通法の内容に適用されないため。

道路交通法は、道路における危険防止・交通安全などを図ることを目的とした法律

交通法に適用されないことで特に違反になることがありません。

ただし、ガス欠が違反でないからと言って下手に止まると別の違反と捉えられえる場合があるので注意が必要。

高速道路でガス欠を起こすと違反になる

その一方で高速道路でガス欠を起こすと【高速自動車国道等運転者遵守事項違反】になります。理由は道路交通法75条の内容に反するため。

自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない。

道路交通法75条の内容では、『事前に燃料・冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検して、高速道路運転中にトラブルになるのを防止しましょうね。』という旨が書かれています。

ガス欠は燃料に含まれるので、高速道路でトラブルを起こす=高速自動車国道等運転者遵守事項違反となります。

高速自動車国道等運転者遵守事項違反については、【高速道路で車がガス欠”思い込みで給油を後回しすると違反で大惨事”】で反則金や減点含めてまとめているので一緒に参考にしてみてください。

高速道路で車がガス欠”思い込みで給油を後回しすると違反で大惨事”
高速道路を車で運転中によくあるトラブルがガス欠の問題。実際に高速道路を走行中に燃料が少なくて焦ったという方も少なくないのではないでしょうか。ですが、実際問題でガス欠になると違反になるため注意が必要。違反=反則金や違反点数の対象に。

ガス欠を起こした場合の対処の流れ

ここからは、ガス欠を起こした場合の対処の流れについて。もしこれから先のトラブル解決に役立てたい方は参考にしてみてください。

一般道でガス欠を起こした場合の対処の流れ

・路肩もしくは停車できる場所に停める
・ハザードランプを点灯させる
・連絡して助けを求める

路肩もしくは停車できる場所に停める

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まず路肩もしくは停車できる場所を
探して止める事から始めましょう。

・広い駐車場
・駐車場以外のスペースなど。

停める場所に関しては安全性を考えると
周囲の車の邪魔にならない場所がいいですが…

どうしても動かす事が出来ない。こんな場合には
出来るだけ端の方に停めるようにしましょう。

ハザードランプを点灯させる

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停める際にはハザードランプの点灯をしましょう。ハザードランプは▲のマークがついたスイッチで、押すことで周囲に止まっている事を知らせます。

タイミングとしては

・移動できる場合は先にハザード
・ガス欠で移動不可ならその場でハザード

連絡して助けを求める

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あとは連絡して助けを求めるだけです。

おすすめとしては

・知人や家族に連絡
・任意保険のロードサービスを使う
・JAFロードサービスを使う
知人や家族に連絡

1つ目は知人や家族に連絡すること。

ガス欠が家の近所。もしくは知人の家付近の場合におすすめの方法です。

やり方によってはガソリンスタンドまで牽引してもらう。もしくはスタンドが近くなら押して持っていくと言う手もあります。

任意保険のロードサービスを使う

2つ目は任意保険のロードサービスを使う事。

保険料は車を所持している方なら必ず支払っている保険で、支払いが滞っていない限りは使う事ができます。

大抵が24時間対応しているので、任意保険の
コールセンターに連絡して対処をしてもらいましょう。

ただし、任意保険のロードサービスは年間○○回までと制限があるので使う場合は注意が必要。

JAFロードサービスを使う

3つ目はJAFロードサービスを使う事。

JAFは任意保険のロードサービス同様に
トラブルが起きた際に対処してくれるもの。

任意保険のロードサービスのように○○回と利用制限はありませんが…トラブル内容によっては費用が1万円以上かかる場合があります。

ただこれはあくまで非会員の場合。事前にJAF会員になっておけばロードサービスの費用を無料で対応してくれます。

高速道路でガス欠を起こした場合の対処の流れ

・路肩に停車させる
・ハザードランプを点灯させる
・発炎筒や三角表示板を設置
・JAFもしくは保険会社に連絡する

路肩に停車させる

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一般道同様路肩もしくは停車できる場所を
探して止める事から始めましょう。

・PAやSA
・高速道路の路肩

高速道路の場合は一般道と違い止める箇所は限られますが、安全のためにも出来る限り停車できる路肩などが望ましいです。

ハザードランプを点灯させる

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停める際にはハザードランプの点灯をしましょう。ハザードランプは▲のマークがついたスイッチで、押すことで周囲に止まっている事を知らせます。

タイミングとしては

・移動できる場合は先にハザード
・ガス欠で移動不可ならその場でハザード

発炎筒や三角表示板を設置

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ハザードの後は発炎筒や三角表示板を設置しましょう。

どちらも後続車にトラブルで停めてますよと
わかりやすいようにするため

特に高速道路では速度域が一般道と
異なる為、早めの設置が望ましいです。

三角表示板は後方。その手前に発炎筒をつけた状態で設置します。

発炎筒の使い方がいまいちよくわからない方は、【突然の事故時に役立てる”発炎筒の使い方と使用後処理のやり方”】でまとめている内容を参考にしてみてください。

突然の事故時に役立てる”発炎筒の使い方と使用後処理のやり方”
当記事では、初心者でも簡単に使用できる発炎筒の使い方とその後の処分方法についてご紹介しています。これを見れば(読み終わったその瞬間からでも)自分の知識として役立てる事ができますよ。どうぞ最後までご覧下さい。

JAFもしくは保険会社に連絡する

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一般道同様にJAFもしくは保険会社に連絡しましょう。

高速道路で知人による牽引や手押しでスタンドまではさすがに使えないので、JAFもしくは保険会社に連絡が望ましいです。

保険会社のロードサービスへの連絡先がわからない場合は、お世話になっている車屋さんに連絡する事で教えてくれます。

また、JAFロードサービスについては

ロードサービス救援コール
全国共通・年中無休・24時間
 
ナビダイヤル
0570-00-8139
通話料は有料(固定電話は3分/9.35円、携帯電話は20秒/11円)。
ただし、IP電話等でご利用になれない場合は、以下の一般電話をご利用ください。
※携帯電話の無料通信分対象外。
または、短縮ダイヤル
#8139
通話料は有料。
ただし、固定電話[ダイヤル回線]およびIP電話等でご利用になれない場合は、以下の一般電話をご利用ください。

いずれかに連絡する事で最寄りのJAF
コールセンターへと繋がります。

連絡すると一緒にJAF会員の有無を聞かれるので、その時の状況に応じて料金が変化します。

ちなみにこの時の対応ではレッカーではなく、燃料を直接持ってきて補充と言う形になります。

ガス欠を起こさない為の対策

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最後はガス欠を起こさない為の対策。対処方法を知ることも大切ですが、そもそもガス欠を起こすリスクを減らしたい。こんな方は以下の内容を参考にしてみてください。

早めの給油を心がける
遠出する場合は携行缶を持ち歩く

早めの給油を心がける

まずは早めの給油を心がける。ガス欠になるリスクを見越して、事前に給油をしておく事で防ぐことができます。

たとえば高速道路に乗る用事がある場合。

高速道路にももちろんガソリンスタンドはありますが、一定の距離で設置がされているので自分のタイミングで必ず給油ができるとは限りません。もしタイミングをミスればガス欠になるリスクが。

そこで早めの給油。つまり今回で言えば高速道路に乗る前に満タンに入れておくことです。事前に満タンに入れておけば後々ガス欠になるリスクを防げます

ちなみにどのくらいで給油すればいいのかわからない方時は、①燃料が半分になったとき。②残り2メモリ程度を目安に給油を済ませておくといいでしょう。

遠出する場合は携行缶を持ち歩く

もう一つは遠出する場合は携行缶を持ち歩くこと。

携行缶は燃料が入る入れ物の事で、積んでおくことでガス欠を起こした際にも対処ができます。中でもガソリンスタンドが付近にない山道や田舎道では特に便利です。

実際に私自身も遠出の際に積んでおく事があり、ガス欠寸前の時に何度か助かった経験があります。

ガス欠が起きても焦らず正しい対処を

流れは以下の通り

一般道でガス欠を起こした場合の対処の流れ
路肩もしくは停車できる場所に停める
ハザードランプを点灯させる
連絡して助けを求める
・知人や家族に連絡
・任意保険のロードサービスを使う
・JAFロードサービスを使う
高速道路でガス欠をした場合の対処の流れ
・路肩に停車させる
・ハザードランプを点灯させる
・発炎筒や三角表示板を設置
・JAFもしくは保険会社に連絡する

記事でもわかるように一般道・高速道路共にやり方は少し異なりますが、流れとしてはどちらも同じなので、その時に応じて正しいガス欠の対処をしてみましょう。

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