タイヤがパンクするのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?
このような悩みを抱いたことはありませんか?
特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。
自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。
実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。
ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。
ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。
今回はその経験を活かして
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。
タイヤがパンクする原因とは?
まず初めに、タイヤのパンクについて見ていきましょう。
車のタイヤで言うパンクは、何かしらの原因で
空気が漏れ空気圧が減っていく現象をいいます。
たまにバーストと同じように考える方がいますが、バーストはまた違った状態なのでパンクとは異なります。
今回は省略するので、バーストについても知りたい方は以下を参考にしてみましょう。
タイヤのパンク原因の多くには、
・不適正な空気圧(特に空気圧不足)・過剰な積載重量
2つの事が多くあります。
タイヤ自体の老朽化による亀裂の進行
クルマのタイヤは、本来走行とともに
摩擦により少しづつ削れていきます。
その頻度はタイヤの性能により異なりますが、4~5年ほど。長くても10年前後で交換が推奨となります。
この交換を怠る事で走行中に空気圧が抜け、
パンクの症状になるわけです。
ではなぜこのような事が起こるのか?
それは、走行する事に関係があります。
タイヤとは本来走行する上で必要不可欠なもので、路面と接する事で摩擦力を生み出します。
この摩擦力によって回転を起こし、車の走行を可能としています。
つまり走行させるたびに摩擦で
タイヤが消耗していくわけですね!
それを繰り返すと、年数の経過でタイヤは亀裂が入りパンクの原因となる訳です。
たとえるなら、【消しゴム】が
わかりやすいかと思います。
消しゴム=間違った箇所を擦って消すもの。
消しゴムは擦ると削れて薄くなりますよね?
タイヤも同じで、走行とともに少しづつ溝が減っていきパンクとなる訳です!
不適正な空気圧
2つ目は不適切な空気圧ですね。
タイヤの空気圧はキャップを閉めて
いれば抜けないと思われがちですが…
キャップを閉めていても自然と空気は抜けます。
たとえ、きちんと測って空気圧を正常値にしておいても、数カ月ほど経つと正常値を下回ってしまう可能性があるのです。
そのため、できる限り走行前の事前点検は
やっておいて損はありません。
タイヤがパンクした状態で走行するとどうなる?
続いてタイヤがパンクした状態で走行するとどうなるのかについて。
もしそのまま走行をした場合、
・タイヤがバースト
2つの症状が起きることは間違いないでしょう!
走行中に車がふらつく
まず1つ目はタイヤがふらつく現象です。
タイヤというのは、もともと空気圧が入った
状態で設置することで走行を可能とするものです。
しかし、空気が抜けることで設置面積が減るので安定した走りができなくなります。
これがふらつく原因ですね!
たとえるなら、ゴムボールをイメージ
するとわかりやすいでしょう。
空気の入った状態で、ゴムボールを地面に落とすとどうなると思う?
バウンドして跳ね返ってくるかな。
じゃあ空気の抜けた状態ではどうかな?
弾む力がなくなるから跳ね返ってこない?
そう、空気が抜ければゴムボールも
跳ね返ることができなくなります。
理由としては、地面とボールの設置が関係します。
空気の入ったボールは、表面のゴムの弾性が強いだけでなく、中の空気の方もボールが何かに当たってへこんだときに、元にもどろうとする力を働かせています。
しかし、空気が抜けると弾性が弱くなり戻ろうとする力が失われます。
力が失われると弾むことができなくなり、
跳ね返らなくなります。
これを車のタイヤにたとえると、
タイヤがバースト
2つ目はバーストですね。
空気が抜けた状態で走行を繰り返すことで、
タイヤが擦れて穴が広がります。
穴が広がったタイヤは、空気をとどめておくことができなくなり次第にバーストとなります。
車のタイヤが劣化すると起こるバーストの意味と緊急時にできる対処方法 ≫
タイヤがパンクした時に実践すべき3つの対処方法
釘やガラス片などの細かいものを
踏んでしまった場合にはパンクが起こります。
メンテナンスをしっかりしたから大丈夫ともいえないので、もし実際に起こってしまった場合には以下の方法を実践してみましょう!
応急(スペア)タイヤに交換する
JAFに連絡する
パンク修理キットを使う
1つ目はパンク修理キットを使う事です。
パンク修理とは、タイヤがパンクした際にパンク箇所に埋め込む事で、パンク時でも一時的に走行が可能になる道具です。
『一時的に走行が可能?』と疑問に思うかもしれませんが、
ここではっきり言っておきます。
パンク修理キットは完全にはパンクが治りません!
あくまで一時的な対処法として
用いられる方法です。
バーストした場合は使用できませんが、小さい穴やくぎなどが刺さった場合に使用することが出来ます。
パンク修理後は、できる限り早めのタイヤ交換をしましょう。
【パンク修理キットの使い方】スペアタイヤがない緊急時に役立つ! ≫
応急タイヤ(スペアタイヤ)に交換する
応急タイヤとは、トランクや車体の下に
設置されているタイヤになります。
たまに応急タイヤでも通常の走行が可能と思う方がいますが、パンク修理同様あくまで一時的な対処法です…
走行を前提に作られていないので、100km前後で交換をする事がおすすめです。
JAFに連絡する
JAFロードサービスとは日本自動車連盟の事で、【会員】【非会員】に限らず依頼する事ができる自動車サービスです。
このサービスは、車のトラブルが起きた際に24時間・365⽇、全国どこにいても受けられます。
サービス内容は、主に【バッテリー上がり】
【キーとじ込み】【故障車両の牽引】などがあります。
その中に、スペアタイヤとの交換作業も含まれているので、最後の手段としてJAFに連絡しましょう。
ただ、JAF会員でない場合15000円ほど費用がかかる(会員なら基本は0円)ので、
依頼する場合には事前に登録しておくといいでしょう!
タイヤのパンクをJAFに依頼するとできる作業と費用・時間の目安 ≫
3つの方法がパンクの対処に最適な理由
では、何故この方法がおすすめなのか?
それは、もし実際にパンクが起こった時に自分で対処して一時的な走行が可能となるからです。
オススメする理由1.自分でも対処ができる
1つ目として自分でも対処が出来る事です。
車内には純正で【応急タイヤ】【交換用の工具】もしくはパンク修理キットが付属されているので、ちょっとした知識があれば自分でも簡単に交換をする事ができます。
オススメする理由2.走行する事ができる
2つ目として走行が可能な事ですね。
通常、タイヤがパンクしてしまうと、例え空気圧を入れたとしても入れたそばから空気が抜けてしまいます。
結果として走行ができないというのが現状です…
ですが、パンク修理や応急タイヤに交換する事で一時的に走行ができると言う訳です!
オススメする理由3.JAFなら深夜でも対応してもらえる
また、どちらも自分で対処できない場合にはJAFに依頼する事で解決する事ができます。
全国どこにいても受けられる事から、
手軽に依頼できるサービスとして人気です。
タイヤをパンクさせないために自分でできる事
タイヤパンク時に対処する方法は
この通りになりますが、
もちろん事前に防ぐこともできますよ?
それは、
・日ごろからタイヤのメンテナンスをする事
交換時期でタイヤを変える事
完全にパンクする前に余裕をもって交換ができます。
日ごろからタイヤのメンテナンスをする事
頻度でタイヤの状態を確認すると安全です。
『それだけ?』と思うかもしれませんが、1つ1つの積み重ねが大切になってきます。
日ごろからタイヤのメンテナンスをする事で走行中にタイヤがパンクするリスクを減らす事ができます。
ですので、パンクをさせたくないという方はメンテナンスやタイヤ交換をしっかり心がけましょう。
事前に対処法を知り、時間を有効活用しよう!
以上、タイヤがパンクした際の対処方法をご紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
不適正な空気圧
パンクは一応走行出来るが長くはもたない
タイヤがバースト
応急タイヤ(スペアタイヤ)に交換する
JAFに連絡する
オススメする理由2.走行する事ができる
オススメする理由3.JAFなら深夜でも対応してもらえる
日ごろからタイヤのメンテナンスをする事
突然タイヤがパンクしてしまった場合に焦る事でパニックになる事もあるでしょう。
ですが時間は無限にある訳ではありません。特に、急いでるときなどはどの対処をすれば効率がいいのかが重要です。
事前に対処法を知るかどうかで、もし自分の身に降りかかった際にも焦らず対処をする事ができるので、ぜひ活用してみてください。