ポジションランプがつかない3つの原因と症状を特定する為の適した方法

ポジションランプ
この記事は約9分で読めます。

ポジションランプが点かないのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?

このような悩みを抱いたことはありませんか?

特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。

かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。

原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。

自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。

実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。

ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。

ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で
正しいやり方を学び解決への運びとなりました。

今回はその経験を活かして

✅ポジションランプがつかない3つの原因
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。

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ポジションランプがつかない原因

まずタイトルにあるスモール(ポジション)ランプが
つかない原因について。

前回の記事ではポジションランプが消えない原因。

ポジションランプがエンジン切っても消えない原因(2つ)と対処方法
当記事では、車に乗る上で知っておきたい。スモールランプが消えない2つの原因について解説していきます。 この記事で解説している事を実践できれば、原因を特定するだけでなく自分でも簡単に解決できるようになります。 また、記事の後半ではトラブルを回避するための対策も合わせて解説しています。

についてご紹介しましたが、今回は逆に点灯しない原因について。

よくある原因としては

・球切れ
・ヒューズ切れ
・スモールスイッチの故障

3つがあります。

球切れ

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1つ目はポジションランプの球切れです。

そもそもの話ですが、バルブが切れれば
スイッチをONにした所で点灯するはずがありません。

何故ならポジションランプとは、バルブに電気が流れて初めて点灯をする仕組みだからです。

例えるなら、バッテリーのプラスマイナスにLEDを繋げることをイメージするとわかりやすいです。

バッテリーと言えば常に電気が流れるもの。

そこに、極性に合わせてLEDを
繋げると点灯しますよね?

イメージとしては同じで、ポジションランプも
プラスとマイナスに電気が流れることで点灯となります。

結果、球切れが起きると電気が流れなくなるので点灯しないという訳です。

ヒューズ切れ

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2つ目はヒューズ切れです。

ヒューズは保護回路の役割を持つパーツ。

過電流が流れた場合に、電装品を守って
自らが切れることで保護するものです。

なので、この場合は【TAIL】のヒューズが切れることでバルブを保護します。

結果としてランプまでの電気が遮断されるので、ポジションランプがつかなくなります。

スモールスイッチの故障

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3つ目はスモールスイッチの故障です。

スモールスイッチは、スイッチを操作することで中で接点がON/OFFする仕組みになっています。

ONにすると接点が繋がり電気が流れる=
スモールランプが点灯。

OFFにすると接点が遮断されて電気が流れない=
スモールランプが消灯となります。

これが本来の仕組みですが、故障するとONにしてもつかなくなります。

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3つの中から原因を特定するには?

続いて原因を特定する方法です。

3つの原因についてはわかったものの、どうやって見分けるのか?というのは分かりにくいですよね。

そこで以下で詳しく解説していきます。

スイッチのON/OFFで確認

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1つ目はスイッチのON/OFFで確認する事です。

スイッチをON/OFFに切り替えることで、

・スイッチの故障
・球切れ

2つを確認できます。

2つを確認した時に、ポジションランプが
点灯した場合は正常であると言えます。

ちなみにこの場合で見分ける方法は?

検電テスターで電気の流れを見ることだね。

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ポジションランプのコネクター部分に
テスターを当てる。

テスターを当てた時に電気の流れを確認出来ればスイッチの故障はまず有り得ない。

それでも点灯しない場合は球切れが原因となります。

ヒューズにテスターを当てて確認

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2つ目はヒューズにテスターを当てて確認する事です。

TAILと呼ばれる箇所のヒューズの金属部分に
テスターを当てて確認します。

または、ヒューズを引っこ抜いた時に切れていればヒューズが飛んだことがわかります。

ちなみに、ヒューズが原因の場合は
目視でもわかりやすいです。

どうして目視でもわかるの?

他の場所も点灯しなくなるからだね。

というのも、TAILヒューズはポジションランプだけではなく·····

・スモールランプ
・メーター球
・テールランプ

3つをまとめて制御しています。

なので、ヒューズが原因ならメーター球やテールランプも一緒に点かなくなります。

結果として目視でも分かりやすくなる訳です!

このように、箇所によって適切な方法を実践する事で原因の特定が簡単にできます。

3つの箇所が原因でポジションランプがつかなくなった場合の対処方法

では、もし3つの箇所が原因でポジションランプが点灯しなくなった場合、どのような対処をすればいいのか?

簡単ではありますが方法を見ていきましょう。

球切れの場合

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球切れの場合は、同じ電球もしくは社外品に
交換することで対処ができます。

その際にサイズが決まっているので、車に合わせてバルブの交換をしましょう。

バルブの交換方法については、以下で詳しくまとめているので参考にしてみましょう。

【10分も必要ない】初心者でも簡単なポジションランプの交換方法! ≫

【10分も必要ない】初心者でも簡単なポジションランプの交換方法!
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。ポジションランプの交換方法について解説しています。 正しい交換手順を事前に理解しておけば、知識を深める事にもつながりますし、誰でも簡単に交換ができるようになります! 結果として10分もかからずに交換ができるので、読んだその日からでも実践ができます。 また、記事の後半では点灯しない場合の対処方法も解説しているので合わせて参考にしてみてください。

スモールスイッチの場合

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スモールスイッチの場合は、スイッチを
交換することで解決ができます。

分解して内部の接点を磨くことで、接触が回復することもありますが、手間を考えるなら交換した方が早いです。

実際の手順が知りたい方は次の記事を参考にしてみましょう。

スモールスイッチの交換手順と車に取り付けるまでの簡単な方法! ≫

スモールスイッチレバーの交換手順と車に取り付けるまでの簡単な方法!
この記事では、スモールスイッチ(ウインカー)レバーの交換手順についてまとめています。レバーを交換したいけどやり方がわからない。費用を抑えるために自分で。今後のトラブル解決のためになど。自分で交換をしたい方は参考にしてみてください。

ヒューズの場合

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ヒューズが原因の場合は、TAILのヒューズを
交換することで解決します。

TAILは10Aになっているので、同じく10Aのヒューズを差し込みましょう。

この時、間違っても数字が大きいヒューズは使わないようにね。

なんで?余裕があるから大丈夫じゃないの?

耐えられる容量が変わるから実はダメなんだよね。

よく

・手元に同じのがないから
・余裕を持って大きいのに

という方が少なからずいますが、
この方法はおすすめ出来ません。

理由は、配線が電流に耐えられなくなるためです。

過電流と呼ばれるものですね。

本来であれば間にヒューズがあるので、それ以上の電気が流れた場合にヒューズが変わりに切れて保護になります。

ですが、容量を大きくするとヒューズが反応しないので、そのまま配線側に電気が流れることになります。

結果、電流に対して配線が耐えられなくなり
発火⇒配線が発火することになります。

これで大丈夫だろ。と軽く考えても、実際は
取り返しのつかない事になるので注意が必要です。

なので、必ず正しいヒューズに交換をしましょう。

ヒューズの交換方法に関しては、以下記事がおすすめです。

【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法! ≫

【作業時間はたった1分】初心者でも簡単に出来るヒューズ交換方法!
この記事では、ヒューズの交換のやり方についてまとめています。自分ではやったことないけど挑戦してみたい。失敗のリスクを減らすために手順が知りたい。こんな方は参考にしてみてください。

症状を防ぐ対策

最後になりますが、少しでもポジションランプが
つかない原因を減らすために対策を紹介します。

内容としては

・ポジションランプの球切れ点検を定期的に
・バルブの寿命を目安に交換する
・スイッチを10万km目安に交換する
・ヒューズをたまに点検する

ポジションランプの球切れ点検を定期的に

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1つ目はポジションランプの球切れ点検を定期的に行う事です。

毎日とは言いませんが、月一程度でポジションランプの確認をすることでふとした時に球切れを発見する事ができます。

やり方についても1人でもできる簡単な方法があるので、手順を覚えて実践してみるといいでしょう。

実際のやり方が知りたい方は次の記事を参考にしてみましょう。

ポジションランプの球切れ点検を1人で行う方法と実際のやり方【簡単1分】 ≫

ポジションランプの球切れ点検を1人で行う方法と実際のやり方【簡単1分】
当記事では、点検をする上で知っておきたい。ポジションランプの球切れ確認のやり方を詳しく解説します。 この記事で解説している事を実践できれば、手順を知るだけでなく自分1人でも簡単に確認をする事ができます。 結果として球切れが起きる前に対策ができます。

バルブの寿命を目安に交換する

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2つ目はバルブの寿命を目安に交換する事です。

主に電球に関してですね。

バルブも消耗品なので、寿命に合わせて
交換することで点灯不良を防げます。

目安として

・ハロゲンなら2〜3年
・LEDなら3〜10年

いずれかを目安にするといいでしょう。

ちなみに交換のすすめとしてはLED。

消費電力を抑えられるのはもちろん。ハロゲンの半分以上の容量で同等もしくはそれ以上の明るさを期待できるためです。

また、寿命が延びる事で切れにくく交換の頻度も減ります。

※気になる方は、おすすめのLEDを以下記事でまとめているので選ぶ際の参考としてみてください。

【車検に適合】明るく使いやすいおすすめのT10ポジション球5選 ≫

【車検に適合】明るく使いやすいおすすめのT10ポジション球5選
当記事で紹介しているポジション球を確認できれば、参考になるだけでなく自分にあったバルブに出会う事ができます。 また、記事で解説している選ぶポイントを知る事で他のバルブを選ぶ際の目安にもなります。 詳細を知る事は解決への第一歩です。まずはどんなポジション球があるのかを明確にした上で、自分に合ったバルブを選んでみましょう。 今回紹介するポジション球は車検にも適合する種類なので、これから交換を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

スイッチを10万km目安に交換する

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3つ目はスイッチを10万km目安に交換する事です。

スモールスイッチになりますが、10万kmを目安に交換する事で防げます。

経年劣化により直ぐにとは言えませんが、
使い続ければいつかは壊れます。

だいたい10万kmを超えてくると色々な部品が壊れてくるので、それに合わせて交換することで防げます。

ヒューズをたまに点検する

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4つ目はヒューズをたまに点検する事です。

ヒューズは、【必ずこのタイミングで壊れる】というのが言えないので、時々点検をしながら確認するといいでしょう。

このように、部品によって適した対策をすれば完全に点灯しなくなる前に防ぐことができます。

やり方も覚えれば簡単なので、ぜひ自分の
知識として吸収してみてください。

正しい原因を知りトラブル回避に役立てよう!

以上、ポジションランプが点かない3つの原因と
症状を特定する為の適した方法を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

ポジションランプがつかない原因
・球切れ
・ヒューズ切れ
・スモールスイッチの故障
原因を見分ける方法
・スイッチのON/OFFで確認
・ヒューズにテスターを当てて確認
対処方法
・球切れの場合は交換する
・スイッチの故障は本体を交換する
・ヒューズ切れはヒューズを取り替える
対策
・バルブの寿命を目安に交換する
・スイッチを10万km目安に交換する
・時々ヒューズを点検する

点灯しない=球切れと考えがちですが…

必ずしも球切れだけでなくヒューズ切れや
スイッチの故障が原因として挙げられます。

そのため対処法としては

・球切れの場合は交換する
・スイッチの故障は本体を交換する
・ヒューズ切れはヒューズを取り替えるなど

状況に合わせて解決するといいでしょう。

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