今回ご紹介するのは【配線コネクター・異線径配線コネクターの違い】について。
一般的に配線コネクターと言えば配線に
挟ませる事で電源確保ができるというもの。
種類に応じて対応する太さも変えられる事
から使った事がある方も中にはいるでしょう。
ですが配線コネクターと一括り言ってもいくつか種類があるので、使う前に違いを知っておくとカスタムに取り入れやすくなります。
今回はそのうちの一つ、【配線コネクター・異線径配線コネクターの違い】について使い道も含めてお伝えしていきます。
※今回紹介する内容以外にも配線コネクターについて知識をつけたい。こんな方は【別記事でまとめた記事】を参考にすると知識がつけやすいです。
配線コネクター・異線径配線コネクターの違い
それではさっそく、配線コネクター・異線径
配線コネクターの違いについて見ていきましょう。
配線の太さを変換できるかどうか
繋げられる配線の太さが決まっている
1つ目は繋げられる配線の
太さが決まっている事。
配線コネクター=どんな配線でも繋げられるわけではなく、コネクターに合わせた配線を準備する必要があります。
たとえば配線コネクター(赤)や配線コネクター(青)なら太線同士。配線コネクター(白)なら細線。
異線径配線コネクターなら電源側を太線
分岐側を細線というように。
種類に応じて繋げられる配線の
太さが決まっています。
配線の太さを変換できるかどうか
2つ目は配線の太さを変換できるかどうかです。
配線コネクター | (白)0.2sq~0.3sq (赤)0.5sq~0.85sq (青)1.25sq~2sq |
異線径配線コネクター | (白)電源側0.5~0.85sq 分岐側0.2~0.5sq (赤)電源側0.75~2sq 分岐側0.3~0.75sq |
配線コネクターは基本的に細線なら
細線。太線なら太線。
というように決まった配線を繋げられるのが一般的。その一方で、異線径配線コネクター名前にもあるように異なる配線を使い分ける事ができるのが特徴。
つまり2つのコネクターには配線の太さを
変換できるかどうかで違いがあると言う訳です。
それぞれの使い道について
ここからは先ほど紹介した
・異線径配線コネクター
2つの使い道について。
配線コネクターは電源確保に
配線コネクターは電源確保におすすめです。
配線コネクター | (白)0.2sq~0.3sq (赤)0.5sq~0.85sq (青)1.25sq~2sq |
種類に応じて0.2sqや0.5sq・1.25sqという
ように選択する事ができます。
たとえば電源側が0.5sqなら0.5sq~0.85sq
対応の配線コネクターというように。
作業に応じて使い分けるのがおすすめです。
別記事では配線コネクターを繋げる方法もまとめているので一緒に参考にしてみてください。
異線径配線コネクターは配線の太さを変換したい場合に
異線径配線コネクターは配線の太さを変換したい場合におすすめです。
異線径配線コネクター | (白)電源側0.5~0.85sq 分岐側0.2~0.5sq (赤)電源側0.75~2sq 分岐側0.3~0.75sq |
異線径配線コネクターの特徴は配線の太さを変換できること。
種類に応じて電源側0.5~0.85sq 分岐側0.2~0.5sq。電源側0.75~2sq 分岐側0.3~0.75sqというように。
太線を使っている電源から細線に
変換して電源を取ることができます。
たとえば電源側0.5~0.85sq 分岐側0.2~0.5sqのタイプなら…
0.5の電源を取る事で細線(0.2sq)に変換してETC車載器やドライブレコーダーといった電源の配線を取る事ができるようになります。
一般的な方法なら同じ太さで繋げる事はできますが、太さを変えて繋げる事ができません。
仮に無理やり繋げれば過電流の関係で配線が燃える危険性も…
ですが、異線径配線コネクターであれば使い方
次第でカスタムの幅も広がるのでお勧めです。
このようにいくつか違いはありますが、コネクターならではの使い方もできるのでこれからの参考にしてみてください。
別記事では異線径配線コネクターを繋げる方法もまとめているので一緒に参考にしてみてください。
2つのコネクターの違いを理解して作業に役立てよう
以上、配線コネクター・異線径配線コネクターの違いとそれぞれの使い道についてお伝えしました。
記事でもわかる通り2つのコネクターの違いは
配線の太さを変換できるかどうか
繋げられる配線の太さが決まっている | たとえば配線コネクター(赤)や配線コネクター(青)なら太線同士。配線コネクター(白)なら細線。異線径配線コネクターなら電源側を太線分岐側を細線というように。種類に応じて繋げられる配線の太さが決まっています。 |
配線の太さを変換できるかどうか | 配線コネクターは基本的に細線なら細線。太線なら太線。というように決まった配線を繋げられるのが一般的。その一方で、異線径配線コネクター名前にもあるように異なる配線を使い分ける事ができるのが特徴。 |
配線コネクター=どんな配線でも繋げられるわけではなく、コネクターに合わせた配線を準備する必要があります。
また、配線の太さを変換できるかどうかによっても違いがあります。
ただし2つのコネクターには
というようにコネクターならではの使い方も
できるのでこれからの参考にしてみてください。