【電圧計+エーモンリレー】車の電圧計をバッ直電源で繋ぐ簡単な方法

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電圧計をバッ直電源で繋ぐ方法が知りたいんだけど。どんな手順でつなげればいいの?点灯までのやり方を教えてほしい。

このような悩みはありませんか?

特に今現在同じ悩みを抱えている方。自分なりに解決しようと試してはみたものの、一向に解決せず頭を悩ませてしまう事ってありますよね。

結論、問題を解決するには電圧計+リレーの組み合わせで簡単に取り付ける事ができます。そのままではバッテリー上がりのリスクもありますが、組み合わせることで防ぐことができます。

今回はそんな電圧計の取り付け(バッ直でつなぐ)方法をまとめてみました。

この記事がおすすめな人
✅交換に必要な物が知りたい
✅バッ直で繋ぐ電圧計の取り付け方が知りたい
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電圧計はバッ直でなくても取り付けできるが…

一般的に電圧計はプラスとマイナスの2種類の配線で作動する仕組みの計器。そこから細かく分けるとプラスはバッ直やACC・イルミ電源。マイナスはボディアースに繋げることになります。

つまりこだわらなければACC・イルミ電源でも作動する流れ。

なら何故バッ直電源をすすめるのか?それは計測できる電気の数値が関係するためです。

ACC・イルミ電源などでは正確な電圧が確認できない

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通常車の電装品を作動させるには、大元のバッテリーから電気を分けてもらう必要があります。

分けてもらった電気はACCやイルミ電源などに変わりそれぞれの電装品を動かします。

この時の電気は当然分岐された電気なので、仮にここから電圧計用に電気を取ると電装品へ流れる電気を取ることになります。

ACCやイルミ電源などから電気を取る=正確な電圧を取れない。

バラけた電気を計測する事になるので、11.9~13.5V付近を行き来することになります。

バッ直電源はバッテリー本体の電気が分かる

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逆にバッ直電源から取ればバッテリー本体の電気が分かるので、バラけた電気を計測することはありません。正確なバッテリーの状態を確認できます。

またバッ直から取る利点はもう一つ。オルタネーターの状態をある程度把握できること。

オルタネーターは発電機の役割をしていて、走行中は溜めた電気を使ってバッテリーの補助的な効果を持ちます。

そのため正常であれば13.7V~14V前後を計測しますが、オルタネーターに異常があると13V前後を指すことになります。この数値を元に状態をある程度把握できるわけです。

電圧計=どこでとっても同じでしょと思うかもしれませんが、このように計測できる電圧が変わるので正確な数値が知りたい場合はバッ直電源が最適です。

ただしバッ直電源で繋げるには注意が必要

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ただし注意しておきたいのは、そのまま繋げるとバッテリー上がりになること。

電圧計をそのまま繋げるとバッテリー上がりになる

電圧計をバッ直で繋げることで正確な電圧を計測できる反面で、エンジンOFFでも電気が流れる結果になります。

エンジンOFFでも電気が流れる=常に電気が
流れ続ける事でバッテリー上がりを起こす。

バッテリー上がりを防ぐにはリレーが最適

ならどうすればいいの?

そんな時に役立つのがエーモンから出ている4極リレー(3235)。

よくあるイメージでは大容量の電装品を使う
際に電力を抑えて使うことが出来るパーツ。

ですが、それ以外にも電源を切り替える効果があります。特に今回の『バッ直電源で繋ぎたいけど、バッテリー上がりになるのはちょっと…』こんな方に最適です。

仕組みはいたって簡単で、リレー本体を動かす電源と電装品を動かすための電源2つで切り替えを行います。

つまり、繋げるプラスの電源自体はバッテリー電源とACC電源。ACC電源になるとリレー本体が作動して電装品を動かすという仕組みです。

この方法ならバッテリー上がりにはならず、電圧計でバッテリー本体の電圧を計測できるようになります。

実際に電圧計をつないでみよう

ここからは実際の電圧計のつなぎ方です。

必要なパーツを揃える
配線(黒)を繋げていく
配線(黄色)を繋げていく
配線(青)を繋げていく
配線(赤)を繋げていく

必要なパーツを揃える

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電圧計電圧を計測するパーツ
大容量電源取り出しコードバッテリーから電源取り出しが簡単にできるパーツ
平型端子(250型メス電圧計の差込口につける端子
ギボシ端子3301配線同士をつなげるのに役立つパーツ
四極リレーエンジンOFFでも電気が流れないようにできるパーツ
アース用端子1140(なくても可)マイナスの分岐に使えるパーツ
※現在は廃盤のため代用品としてアースポイント増設ターミナルがおすすめ
電工ペンチ端子をかしめるパーツ
配線コード配線の延長に使えるパーツ

配線(黒)を繋げていく

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配線を繋げていくわけですが最初は黒配線から。黒配線はマイナスになるので車体にボディアースしましょう。

この時、電圧計本体のマイナスもボディ
アースしておくと手間が省けます。

マイナスの接続に関しては、別売りのアース用端子1140と組み合わせるとまとめて繋げる事ができます。

配線(黄色)を繋げていく

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配線(黄色)を繋げていきます。黄色は電装品のプラスになるので電圧計のプラス。

電圧計のマイナスは上記でも言ったようにボディアースするだけです。この時リレーの黄色配線側はギボシのメスになっているので、電圧計のプラスはギボシのオスを作ってつなげましょう。

マイナス側は平型端子を作ってアース用端子と繋げます。

※ギボシや平型端子のかしめ方については以下を一緒に参考にしてみてください。

配線(青)を繋げていく

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配線(青)を繋げていきましょう。青はリレー側の電源の意味を成します。つまりはどのタイミングで電圧計を始動させるかの役割をしている訳ですね。

青色配線についてはACC電源に繋ぎます。

どうしてACC電源なの?

ACCで電圧計の電源がつくようにしたいからね。それに繋がないと、バッ直だからエンジンオフでも常に電気がいくようになっちゃうんだよね。

そのため今回はACC電源と繋げましょう。

配線(赤)を繋げていく

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残りは赤色の配線。赤色は電源配線なのでバッテリーのプラス側に繋ぎましょう。

この時、途中にヒューズを噛ませておくと
電圧計の保護に繋がります。

ただ、今回は既にヒューズがセットになった
ものなのでそのままつなげましょう。

まとめると
・黒⇒マイナス
・黄⇒電圧計のプラス
・青⇒ACC電源
・赤⇒バッテリーのプラス

お疲れ様でした。

作業時間目安は

・初心者なら30分程度
・慣れてくれば10分程度で終わります。

電源を取るのが苦手な人にとっては時間のかかる作業ですが、慣れてくれば10分かからずに作業を終えることが出来ます。

手順通りにやればそこまで難しくは無いので、これから挑戦してみたい方は参考にしてみてください。

電圧計を取り付け後に確認する内容

合わせて電圧計を取り付け後に確認する内容についても確認しておきましょう。

・作動確認をする
・電圧計の数値を確認する

作動確認をする

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まずは電圧計の作動確認。

・ACCより下は電気が流れない
・ACC〜電気が流れるようにしたいので…

ACCに入れた時に電圧計の電源が入り、
エンジン始動中は常についた状態。

ACCより下。つまりエンジンを切った状態で
電圧計も消灯していれば成功となります。

逆に電源が入らない場合は電源を見直す必要があります。

電圧計の数値を確認する

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また、もう一つとして電圧計の数値を確認する事も忘れずに。

プラスとマイナスをつなげた場合なら不安定な電圧ですが…

バッ直でつなげた場合はバッテリー本体の
電気が安定してわかります。

よって数値の目安は13~14.5Vの間を表示すれば問題ありません。

電圧計はバッ直で繋ぐ事に意味がある!

以上、バッ直電源で繋ぐエーモンリレーを使った車の電圧計の取り付け方法を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

バッ直で電圧計の電源を取るのに必要な事
バッ直に繋げる場合は4極リレーを活用する
実際の電圧計のつなぎ方
必要なものを準備する
配線(黒)を繋げていく
配線(黄色)を繋げていく
配線(青)を繋げていく
配線(赤)を繋げていく
実際に点灯確認をしてみよう
電圧計を取り付け後に確認する内容
作動確認をする
電圧計の数値を確認する

このように電圧計は、バッ直につなぐ事でバッテリー自体の電気が分かるようになるので、

・エンジン始動時常に正確な電圧が知りたい
・電圧が安定しているのかが心配

という方にはオススメの配線方法です。

他にも見方次第で【オルタネーターの作動状況】の確認もできるので、興味のある方はぜひこの方法を実践してみてください!

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