法人ETCカードには種類があるって聞いたけどどれがいい?メリットやデメリットについて知りたい。自分でも使ってみたいのでおすすめを教えてほしい
以上のような疑問にお答えします。
✅どんな用途で使うのがおすすめか知りたい
✅メリット・デメリットが知りたい
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。法人ETCカードの基本と使われるカードの種類とについてご紹介します。
どんなカードなのかを事前に知っておけば、本当に使えるカードなのかを知る事ができるので、作る際のきっかけとして役立ちます。
また、後半では種類ごとのおすすめの用途についても解説しているので合わせて参考にしてみてください。
法人ETCカードは大きく分けて3種類
まず、法人ETCカードといっても
大きく分けると3種類に分かれます。
・法人ETCカード(高速情報協同組合)
・ETCコーポレートカード
これだけ見ると『何が違うの?』
という方のが多いかと思います。
ですので、メリットやデメリットを含め
順を追ってご説明していきます。
法人ETCカード(ETC協同組合)
法人ETCカード(ETC協同組合)は、
ETC協同組合が発行しているETCカードです。
中小企業などの企業をアシストして、共同利用を通じて事業経営をサポートしています。
必要経費
・出資金(脱退時返金)
10,000円/1社
・カード発行手数料
880円(税込)/1枚
・年間手数料
880円(税込)/1枚(年1回)
カードの特徴
・どの車でも利用可能(レンタカーなど限定なし)
・ショッピング等には利用できない。
メリットやデメリット
・条件を満たせば30~50%の割引きが効く
・マイレージナシなら走行手数料が5%で済む
・カード発行手数料が高い
・年間手数料が高い
3つの中では発行手数料や年間手数料が高い設定となっていますが、通常8%かかる走行金額に対する手数料がマイレージナシなら5%。
条件を満たした割引なら30~50%と
メリットも多々あります。
その内訳としては、
休日(土・日・祝)・深夜(午前0~4時)が30%割引。
平日朝夕の時間帯なら50%の
割引きが効くので、
タイミングを考えて利用するといいでしょう。
法人ETCカード(高速情報協同組合)
法人ETCカード(高速情報協同組合)は、
ETC高速情報協同組合が
発行しているETCカードです。
中小企業の事業を多角的にアシストする組合組織です。コスト削減や新たな経営戦略に役立つ情報の提供や交流など、経営活動の促進を目指しています。
必要経費
・出資金(脱退時返金)
10,000円/1社
・カード発行手数料
550円(税込)/1枚
・年間手数料
550円(税込)/1枚(年1回)
カードの特徴
・法人ETCカードを利用する事でETCマイレージサービスを
受けることができる。
そのポイントを無料通行分と交換できるサービス。
メリットやデメリット
・条件を満たせば30~50%の割引きが効く
・カード発行手数料が安い
・年間手数料が安い
・走行金額にかかる手数料が8%かかる
ETC協同組合の法人ETCカードに比べると、
走行金額にかかる手数料が8%
かかってしまうデメリットがありますが…
条件を満たした割引なら30~50%に加え、
カード発行手数料や年間手数料が安い
というメリットがあります。
その内訳としては上記と同様、
休日(土・日・祝)・深夜(午前0~4時)が30%割引。
平日朝夕の時間帯なら50%の
割引きが効くので、
タイミングを考えて利用するといいでしょう。
ETCコーポレートカード
(ネクスコ)が発行する法人向けETCカードになります。
必要経費
・出資金(脱退時返金)
10,000円/1社
・カード発行手数料
629円(税込)/1枚
・年間手数料
629円(税込)/1枚(年1回)
カードの特徴
・利用明細で管理が簡単
・30~40%の割引き加え最大20%割引が効く
・登録車両以外では使用ができない
メリットやデメリット
・条件を満たせば30~40%の割引き
・上記に加え最大20%割引
・カード発行手数料が安い
・年間手数料が安い
・走行金額の手数料がかからない
・マイレージサービスが利用できない
・登録車両限定のため、それ以外は利用できない
他の車両で使用できないという
少々手間な事もありますが、
条件を満たした割引なら30~40%に加え
最大で20%の割引きを得ることができる
というメリットがあります。
その内訳としては上記と同様、
休日(土・日・祝)・深夜(午前0~4時)が30%割引。
平日朝夕の時間帯なら40%の割引き。
ここまでは今まで通りですが、
さらにプラスで以下の通りになります。
・10000円~30000円までの部分に対し15%
・30000円を超える部分に対し20%
ETCコーポレートカードは、特に高速道路の利用が多い方にはおススメといえます。
どのETCカードがおすすめかは用途によって違う!
ここまでが3種類のETCカードによる説明ですが、『結局の所どれがおススメなの?』と思われる方も少なくない事でしょう。
ですので、紹介したETCカードを元にどの人におススメなのかを明確にしていきます。
法人ETCカード(ETC協同組合)がおススメなのはこんな人!
法人ETCカード(ETC協同組合)は、走行距離に
対する手数料を抑えることができます。
通常なら8%かかるところですが、5%にまで抑えることができます。
また、レンタカーや自家用車以外でも使用できます。
・自家用車以外でもETCレーンを使用したい方
この2つに該当する方には特におすすめです!
法人ETCカード(高速情報協同組合)がおススメなのはこんな人!
3つの中では、カード発行手数料や年間手数料が
安くできています。
また、レンタカーや自家用車
以外でも使用できます。
・自家用車以外でもETCレーンを使用したい方
この2つに該当する方には
特におすすめです!
ETCコーポレートカードがおススメなのはこんな人!
首都・阪神高速道路を利用する方に特化した割引が効くETCカードですので、
・高速道路の利用量が特に多い人
この2つに該当する方には
特におすすめです!
法人ETCカードを作るメリット・デメリットは?
ここまでがETCカードそれぞれのおすすめとなりますが、ではそもそも『法人でETCカードを作る意味って何なの?』
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
なので、次は法人ETCカードについてメリット・デメリットを交えご紹介していきます。
メリット
法人ETCカード。つまりクレジットのいらない
ETカードのメリットに
ついては以下の通りです。
クレジット機能がないため審査に通りやすい
クレジット機能がないと言う事は、
審査に通りやすいと言う事です。
本来ETCを作る際には、クレジットカードの
作成が必要となります。
その際カード会社側は、後々の支払いをきちんと出来るのかを確認するため、収入の面やブラックリストに載っていないかなど細かい審査をします。
通常の方法でETCカードが作れないという方は、だいたいどちらかで落とされる事が理由となります。
ですが法人ETCカードの場合、クレジット機能がないので細かい審査のハードルを大幅に下げることができます。
結果としてETCカードが作りやすい
事に繋がる訳です!
料金の割引きが効く
通常のETCカード同様、法人ETCカードでも
有料道路を利用する際に割引きが効きます。
また、ETCコーポレートカードに至っては、
高速道路の利用料金に応じて
割引が変わるのでお得になります。
カードの枚数に限りがない
一般的なETCカードは、クレジットカードに
紐づけられている為、
原則として、1枚しか作成する
ことができません…
ですが、法人の場合クレジット機能がないため、複数のカード作成が可能となります。
会社にとっては、1つを複数人で使い分ける必要がなくなるので、大きなメリットといえるのではないでしょうか?
デメリット
つづいてデメリットのご紹介へ入ります。
何事にもメリット・デメリットは存在するので、どちらもしっかりと知る事が大切です。
手数料がかかる
法人ETCカードには手数料というものがあり、
【出資金】【発行手数料】【取扱手数料】がかかります。
・発行手数料 ¥550~880
・取扱手数料 ¥550~880
クレジットカードありが年会費無料が多々に対して、法人の場合は料金がかかってしまうのでデメリットといえるのではないでしょうか?
ETCカード以外では使用できない
クレジット機能が付いていないので当然とはいえるのですが、買い物などに利用することはできません。
審査に通りやすいと考えればまだマシな方ですが、そのことがデメリットといえるのではないでしょうか?
カード発行に時間がかかる
これが最後になりますが、一般的なものに比べ
発行までに時間を要します。
その理由というのが、以下のことが原因となります。
②申込み用紙が届く
③必要事項を記入し、申込み用紙を返送する
④出資金や手数料を入金する
⑤法人ETCカードが届く
原因として手続きに時間を要して
しまうためと言えます。
この事を踏まえると、早くカードが欲しい方に
とってはあまりお勧めと言えないでしょう。
以上がクレジット機能なし【法人ETCカード】の全貌となります。
まとめると以下のようになります。
・クレジット機能がないので審査がいらない
・カードによって割引きが変る
・複数のカード作成が可能
・手数料がかかる
・ETCカード以外では使用できない
・カード発行に時間がかかる
カード発行には時間がかかるものの、
・起業したての会社
どちらかに当てはまる方にとっては本来必要な審査がいらないので、作りやすくおすすめと言えるでしょう!
記事のまとめ:自分に合ったETCカードを利用して性能を最大限に活用しよう!
クレジットのいらない法人ETCカードは、大きく分けると
・法人ETCカード(高速情報協同組合)
・ETCコーポレートカード
3種類に分かれます。
使い方も様々で、用途によって種類が異なります。
なので、どのETCカードが自分に適しているのかは、用途や使い方を比較したうえで慎重に選ぶ必要があります。
今回ご紹介した記事を参考に、ぜひ自分に合った1枚を選んでみてください!