今回ご紹介するのは【純正HIDバルブ交換】のやりかたについて。
名前の通り純正でHIDを使っているバルブの事。
一般的なバルブ同様に寿命が来た
際に交換が必要となります。
ただ他のバルブと違い交換の流れが少し異なるので、この機会に知っておくと今後の参考になります。
今回の記事では、『自分でHIDの交換ができるようになりたい。』こんな方向けに順を追って流れをお伝えしていきます。
純正HIDバルブ交換の流れ
それではさっそく純正HIDバルブ
交換の流れを順に見ていきましょう。
ボンネットを開いて固定しよう
ライトの防水カバーを外す
イグナイターを外す
バルブ固定用の金具(ピン)を外す
交換用のバルブを準備する
バルブを取り付ける
イグナイターを取り付ける
防水カバーを取り付けて作業完了
ボンネットレバーをひく
まず初めにボンネットレバーを
ひく事から始めましょう。
車のボンネットを開けるマークがついた箇所。手前にひく事で簡単にボンネットが開きます。
大抵の場合がダッシュボード下ですが…
車によっては足元にある場合もあるので事前に確認してみましょう。
ボンネットを開いて固定しよう
ボンネットを開けたら矢印の棒を
使って固定していきましょう。
差し込む位置は赤〇の箇所。
穴にうまくはめ込むことでボンネットが
下がらないように固定できます。
ライトの防水カバーを外す
バルブはそのままでは取り外しできないので、
まずは裏側に防水カバーを外しましょう。
防水カバーが爪で固定されているだけなので緩めて外す。
外す場合は矢印の向き。反時計回りに回すと簡単に外せます。
イグナイターを外す
カバーが外せたら先にイグナイターを外していきます。
イグナイター自体も爪でロックされている
だけなので反時計回りに回して解除するだけ。
ロックを解除して手前に引っ張ると
簡単にイグナイターを外せます。
バルブ固定用の金具(ピン)を外す
バルブが見えたらバルブ固定用の
金具(ピン)を外しましょう。
外し方は左右にあるピンを掴んで
矢印方向につまむだけ。
つまんだ状態で上にあげるとフリーになります。
交換用のバルブを準備する
取り外す事が出来たら新しい
バルブと交換しましょう。
今回はバラストまで変える必要はない
のでバルブのみで大丈夫です。
D2S/D4S・D2R/D4Rの違いについては別記事で詳しくまとめているので合わせて参考にしてみてください。
今回使っているインプレッサはサイズが
【D2S】バルブなので同じサイズを用意します。
バルブを取り付ける
バルブを取り付けていきましょう。
バルブははめ込む位置が決まっているので、
位置を合わせつつうまく差し込みましょう。
差し込んだ後は逆の手順で爪で固定。
両側のピンを掴みつつ穴に合わせて固定させる。
イグナイターを取り付ける
イグナイターを取り付けていきましょう。
イグナイターの爪に合わせて差し込む⇒差し込んだ状態で時計回りに回すと固定ができます。
防水カバーを取り付けて作業完了
後は防水カバーを取り付けるだけ。
位置が決まっているのでうまくはめ込んで
時計回りに回して固定しましょう。
残りの反対のライトも同じように
一連の作業をして10分程度(片側5分程)で終わらせる事ができます。
取り付け後に確認する事項
ここからは交換後にやる事。
交換が終わったら点灯確認をしてみましょう。
バルブの点灯確認
1つ目はバルブの点灯確認です。
バルブを取り付けた後に実際に
点灯するかどうかを確認してみましょう。
この確認をする事で【初期不良】かどうかを見抜く事ができます。
新品と言えど必ずしも正常とは限らず、ごくまれに不良になっている場合があります。
そんな時に発見が早ければその分対処もすぐできますが…
確認しなかったことで発見が遅れて
しばらく乗れなくなるという場合もあります。
仮に両方点灯しない状態で無理に乗ろうものなら
バルブが元で違反になる危険性もあります。
そのため、バルブの点灯確認は交換後に必ずやるようにしましょう。
夜間の視認性の確認
2つ目は夜間の視認性の確認です。
今回のバルブに限らず夜間に乗る
なら必ずやってほしい事です。
視認性=夜間でも周囲が見えるかどうかなので、
視認性に問題があると事故になる原因の元です。
そのため、点灯確認だけに限らず夜間の
視認性の確認も忘れずやるようにしましょう。
球切れやバルブ不良に備えて作業を覚えよう
以上、純正HIDバルブ交換のやり方をお伝えしました。
バルブ交換が自分で出来る事で
・球切れ時の交換など。
作業に応じて自分のタイミングで
済ませる事ができます。
また、本来であれば作業を依頼した場合にかかる費用や工賃も抑える事ができるのでお勧めです。