車からマイナス(ボディアース)を取る2つの方法と探し方【初心者向け】

マイナス・ボディアース
この記事は約5分で読めます。

実際にマイナス電源を取るやり方

最後は先ほどの探し方を元に

・車内
・車外

2つのパターンから実際にマイナスを取るまでの流れを解説します。

エンジンルームからマイナスを取るまでの流れ

初めはエンジンルームからマイナスを取るまでのやり方です。

手順としては

・STEP1:マイナスが取れる場所を探す
・STEP2:マイナスが取れる箇所のボルトを緩める
・STEP3:端子を挟ませてマイナス電源を確保する
・STEP4:実際に電源が来ているか確認する

STEP1:マイナスが取れる場所を探す

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初めにマイナスが取れる場所を確認してみましょう。

とはいうけど、ぱっと見だけじゃ全く分からないんのだけど。

慣れてくれば目視でもわかるけど、初めのうちは難しいよね。そんな時はバッテリーのマイナス端子側から伸びている線を確認してみよう!

画像を参考にするなら赤〇部分ですね。

本体のバッテリーマイナスから伸びている箇所は赤〇のボディ側となるので、剝き出しの鉄板全体がマイナスとなります。

STEP2:マイナスが取れる箇所のボルトを緩める

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マイナスの位置が把握出来たらボルトを緩めていきましょう。

金属部分全体がアースになるので、矢印のような
ボルトの間に挟み込む事で電源が取れます。

ちなみにマイナスを目視で確認する方法ってあるの?

検電テスターを使えば簡単に出来るよ。

でも、検電テスターってプラスの電源探すためのパーツじゃないの?

そう思う人も多いけど、電気の流れを見るのが目的だからプラスもマイナスも関係なく調べられるんだよね。

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実際に正しい方法を実践すれば上記のようにできます。

テスターを当てた時にLEDが光ればマイナスが通っている。逆に反応しなければマイナスは来ていない事を意味します。

実際の調べるやり方については以下でまとめているので参考にしてみてください。
検電テスターでマイナスを調べる簡単な方法と電源を見つけるまでの流れ
この記事では、検電テスターを使う上で知っておきたい。マイナスを調べる簡単な方法と電源を見つけるまでの流れについて解説していきます。マイナスの調べ方を事前に理解しておけば、知識を深める事にも役立ちますし、電装品のカスタムとしてマイナスが必要になった時に自分で調べられるようになります!また、記事の後半ではアースを調べるおすすめの検電テスターも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

STEP3:端子を挟ませてマイナス電源を確保する

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ボルトを緩める事が出来たら端子を
挟ませてマイナス電源を確保していきましょう。

やり方は簡単で

①緩めたボルトの隙間にクワ型端子を忍び込ませる。→②忍び込ませた状態でボルトを締めこむ。

クワ型端子とボディが接触する事で電気が
伝わるので結果として電源確保に繋がります。

STEP4:実際に電源が来ているか確認する

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後は実際に電源が来ているか確認するだけ。

マイナス側はボディアース(車体)から。
プラスは適当な電源から取ります。

今回は確認だけなのでバッテリーから電源を取ります。実際につなげた時に電装品が反応すればマイナスが来ている証拠となります。

車内からマイナスを取るまでの流れ

次は車内からマイナスを取るまでの流れです。

手順としては

・STEP1:車内のマイナスを探す
・STEP2:ボルトを緩めて端子を滑り込ませる
・STEP3:差し込んだボルトを工具で固定する
・STEP4:実際に作動するか確認をしよう

STEP1:車内のマイナスを探す

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まず車内のマイナスを探すところから。

手っ取り早いのは鉄板(金属)の剥き出し部分を探す事。

剥き出し部分全体がアースになっている
のでボルトの間に挟み込めばOKです。

STEP2:ボルトを緩めて端子を滑り込ませる

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実際にボルトを緩めて端子を滑り
込ませると画像のようになります。

そのままではアースは取れないので、

・丸型端子
・クワ型端子

いずれかを活用しましょう。

※今回はクワガタ端子を使います。

かしめた状態のクワガタ端子の穴にボルトを入れる⇒合わせた状態で鉄板部分の穴に合わせてボルトを差し込む。

流れとしてはこのようになります。

ちなみにクワガタ端子ってどうかしめればいいの?

電工ペンチを使えば簡単にかしめられるけど、間違った使い方は接触不良になるから【クワガタ端子のかしめ方】を参考にしてみてね。

簡単1分”ボディアースで接触不良を起こさないクワ型端子のかしめ方”
やり方がわからないなどの理由から、クワ型端子のかしめ作業を自分でやるのを躊躇するという方も中にはいるでしょう。ですが今回のように正しいやり方を知っておく事で、失敗のリスクを無くすだけでなく5分程度で簡単に作業が出来るようになります。

STEP3:差し込んだボルトを工具で固定する

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ラチェットハンドルもしくはプラスドライバーで締め付けて固定すればアースの確保は大丈夫です。

締め付ける向きは時計回り(右回転)。

STEP4:実際に作動するか確認をしよう

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エンジンルームの時同様に
電装品を使って確認をしてみましょう。

マイナス側は鉄板部分に取り付けた箇所。
プラス側は適当な箇所に取り付けましょう。

実際に取り付けて画像のように電装品が反応すればマイナス(アース)電源が流れている事になります。

エンジンルーム・車内どちらもやり方は同じなので、自分に合ったやり方を見つけて活用してみましょう。

記事のまとめ:電装部品を取り付けるならアース(ボディアース)は必要不可欠!

以上、車からアース(ボディアース)を取る2つの方法と探し方を紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

アースを取る2つの方法
・純正のアース線
・ボディ(車体)の金属部分
アースを探す方法
・検電テスターを使う
・車体の金属部分を探す
アースを増設したい場合
・アース用端子を使う
・アースポイント増設ターミナルを使う
ボディアースが取れるおすすめポイント
・車内でアースポイントを探す場合はナビの金属部分が最適

・エンジンルームでアースポイントを探す場合はボディ全体がおすすめです。
記事でもわかるようにマイナスを取る場合は、配線のマイナス・車体のボディアース2つのパターンから確保できます。
 

方法さえわかれば初心者でも確保は簡単なので、知っておいて損はない内容と言えます。

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