【意外と知らない】常時電源とバッ直電源は似ているが実は違う配線?

常時電源&バッ直電源
この記事は約7分で読めます。

・常時電源とバッ直電源は違うって聞いたけど。
・何が違うの?
・それぞれの使い道は?

このような悩みはありませんか。

実は過去の私も同じように悩んだ経験があります。

一般的に常時電源・バッ直電源共に常に電気が流れる電源。

常に電気が流れると言う事から『どっちも同じ電源でないの?』と一括りに考えていました。

ですが、実際に調べていく中で2つの電源は
似ているようで異なると言う結果にたどり着きました。

似ているからと適当に電源を使うと後々のトラブルの原因にもなります。

この記事では、その結果を元に

✅2つの電源の違い
✅それぞれの電源に最適な電装品

順を追って解説していきます。

記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先の作業で使い分けが出来るので参考にしてみてください。

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そもそも常時電源って何?どんな電源?

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常時電源とは?

常時(じょうじ)電源。つまり常に電気が流れている電源の事ですね。

基本的に車の電源は、何かしら条件を満たす事で電気が流れ、それぞれの電装品に電気が
送られます。

たとえば、

・ACC電源=キーをACCの位置にひねった時
・イルミ電源=スモールランプONで電気が流れる
※ACC・イルミ電源が知りたい方は以下を参考にしてみてください。

逆に車の常時電源は、条件に関係なく
電気を送るのが特徴です。

つまり車の常時電源とは、条件に関係なく
エンジンがOFFの状態でも流れ続ける電源をさします。

細かく分けるとバッ直電源・常時電源の2種類に分かれる

そんな常時電源には種類があり、細かく分けるとバッ直電源・常時電源の2種類に分かれます。

バッ直電源は、その名の通りバッテリーから
直接とれる電源です。

バッテリー自体の電源なので、
直接12V電源がとれます。

逆に常時電源はバッテリーを一度経由して各電装品に送られた電気なので、常に電気が流れる所までは同じですが…

オーディオ裏などからとる常時電源から取るとバラつきのある電圧になります。

常に電気が流れる事からどちらも
一緒に思われがちですが…

バッ直と常時電源は似ているようで少し異なります。

バッテリー経由してるから同じかと思ったけど、そんな違いがあるんだね。

そうなんだよね。初心者のうちはよく勘違いされがちだけど、取れる電気は別物。

簡単に説明すれば

・バッ直電源=電装品に流れる前の電気。
・常時電源=バッテリーを一度経由した電気。

となります。

勿論、バッテリーを経由するかどうかで
名称が変わるだけではないですよ?

根本的な違いは流れる電圧が違う事。12Vではなく分散された電気になる訳です。

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常時電源のメリット・デメリット

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続いて常時電源・バッ直電源のメリットや
デメリットについても見ていきましょう。

今回はメリット⇒デメリットの順で紹介します。

まずは常時電源から

常時電源のメリット・デメリット

メリット
ヒューズから電源を取れる
切り替え式の電装品に使える
スイッチと組み合わせるとバッテリー上がりを防げる
デメリット
バッテリー自体の電気は取れない
そのまま電源を取るとバッテリー上がりの原因に
大容量の電装品には使えない

バッ直電源のメリット・デメリット

メリット
バッテリー自体の電気を取る事が出来る
大容量の電装品が使える
デメリット
そのまま電源を取るとバッテリー上がりの原因に
ヒューズから電源を取る事ができない

続いてバッ直電源。

それぞれメリット・デメリットはあるものの、
用途によって使い分けることで便利な電源と言えます。

なのでもし使い分けたい場合には、電源の仕組みや流れる電気について詳しく知っておく必要があります。

今回は省略しますが、別記事で仕組みについて触れているので、知っておきたい方は合わせて常時電源の仕組み読んでみてください。

【たった5分で知識がつく】車の常時電源の仕組みと使える補助パーツ ≫

【たった5分で知識がつく】常時電源の仕組みと車で使える電装パーツ
あまり車に興味がないと、どういった仕組みで常時電源に電気が流れるのか。連動できる電装品は?などわからない事ばかり。この記事では、そんな方向けに電源の基本から順に解説していきます。

ちなみに常時電源・バッ直電源はエンジンOFFに関係なく電気が流れる事から、そのまま電装品を取り付けてもバッテリー上がりの原因になるので取り付けには注意です。

常時電源・バッ直電源を取るおすすめの電装品

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最後になりますが、常時電源・バッ直電源に
おすすめな電装品を見ていきましょう。

常時電源におすすめの電装品

常時電源から取る場合は、

・切り替え式の電装品である事
・大容量の電装品でない事

最低限この事を目安に選ぶといいでしょう。

たとえば以下の電装品。

ドライブレコーダー

ドライブレコーダーは、車を走行中に
その時の映像や音声を記録できる装置です。

本来なら、走行中に携帯などで
撮影でもしない限り、

映像を記録する事はできません…

ですが、ドライブレコーダー
電源をつなぐことで、

走行中は常に映像を記録する事が出来ます!

ETC車載機

ETC車載機は、自動車やバイクに
取り付けられる装置です。

高速自動車道や有料道路で料金収受を
行なうための装置です。

バッ直電源

バッ直電源から取る場合は、

・大容量の電装品である事
・切り替え式の電装品である事

最低限この事を目安に選ぶといいでしょう。

たとえば以下の電装品。

ウーファーやサブウーファー

ウーファーは、低音再生を目的と
するスピーカーユニットです。

本来はスピーカーをメインに取り付けがされていますが、どうしても低音が不足してしまうのが一般的です。

そんな時に役立つのがウーファーです。

スピーカーと組み合わせることで、
低音~高音までを出すことができます。

電圧計の取り付け

もう1つは電圧計です。

電圧計は車のその時の電圧を計るというもので、
バッテリーから取る事で車の状況を確認できます。

たとえばオルタネーターの作動状況。
バッテリー本体の寿命の目安などがあります。

今回は省略するので、取り付け方法を知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。

【電圧計+エーモンリレー】車の電圧計をバッ直電源で繋ぐ簡単な方法 ≫

【電圧計+エーモンリレー】車の電圧計をバッ直電源で繋ぐ簡単な方法
この記事は、車の電圧計の最適な取り付け方法がわからない人向けに、バッ直電源で繋ぐ正しい方法について解説しています。電圧計取り付け後の作動確認も同時に紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

常時電源を正しく繋いでバッテリー上がりを防止しよう!

以上、常時電源・バッテリー電源の
違いを紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

常時電源・バッ直電源の違い
・バッ直電源=電装品に流れる前の電気。
・常時電源=バッテリーを一度経由した電気。
常時電源を使うのメリット・デメリット
常時電源のメリットには、
・ヒューズから電源を取れる
・切り替え式の電装品に使える
・スイッチと組み合わせるとバッテリー上がりを防げる
常時電源のデメリットには
・バッテリー自体の電気は取れない
・そのまま電源を取るとバッテリー上がりの原因に
・大容量の電装品には使えない
バッ直電源を使うメリット・デメリット
バッ直電源のメリットには
・バッテリー自体の電気を取る事が出来る
・大容量の電装品が使える
デメリットには
・そのまま電源を取るとバッテリー上がりの原因に
・ヒューズから電源を取る事ができない
それぞれ使える電装品
常時電源
・ドライブレコーダー
・ETC車載機
バッ直電源
・ウーファーやサブウーファー
・電圧計

常時電源はバッテリーの半分の電気。

バッ直電源はバッテリー本体の
電源を取る事ができます。

どちらも常に電気が流れるという
点では同じですが…

大容量の電気が取れるかどうかで使える電源が変るので、用途に合わせて使い分けてみましょう!

なお、当サイトでは常時電源・バッ直電源の探し方や取り方も解説しているので参考にしてみてください。

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