
クーラント交換後のエア抜きが必要って聞いたけど本当なの?エア抜きは何のためにするのか知りたい。実際にどうやってやるのか教えてほしい。
こういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、エア抜きをしないといけない理由がわかります。合わせて実際に起きる症状も紹介しているので参考にしてみてください。
✅エア抜きをしないといけない理由
✅エア抜きをしないと起こる症状
エア抜き理由がわかれば、初心者でも理解しやすくなりますし、症状を事前に防ぐきっかけになります。
私自身ももともと知識がなく、理由についてよくわかっていませんでしたが、今では危険性を理解しているのでエア抜きは必ず行っています。

よくある『整備士や豊富な知識がないとできないんでしょ?』という事はないので安心してね。
なのでサクっと記事を読んで、自分でも知識として役立てていきましょう。
まず初めにクーラントとは何か?
クーラントの必要性について解説する前に、
まずはクーラントとは何か?
エア抜きとは何かを説明します。
クーラントは、正式名称LLC:ロング・ライフ・クーラントです。
名前にロングライフとあるように、
エンジンを長く維持するために
欠かせないものです。
別名、冷却水とも呼ばれています。
単品で使う事はもちろんの事、
水道水と一緒に使用する事もできます。

ただ、水道水と一緒に使用する場合は
注意点があるので、
混ぜるかどうかは記事を参考に
したうえでどうぞ。

次はクーラントのエア抜きについて見ていくね。クーラントは、エンジンの熱を下げるものだよね?

定期的な交換で熱対策ができるってやつだよね?でもそれだったら、エア抜きってなんで必要なの?

必要性と言えば空気を抜くことだね。
基本的にエンジンやラジエーターを通る経路は、クーラント液で満たされています。
この経路に空気。つまりエアが混入
してしまうと、
クーラント液の循環がうまくいかなくなります。
そのため、エアがたまった場合には
抜く必要があります。
これがエア抜きという作業です!
クーラントのエア抜きをしないといけない理由とは?
エア抜きをしないといけない理由は、
大きく2つあります。
・内部の汚れを取り除き、トラブルを回避するため。
配管内のエア嚙みを無くすため
1つ目として、配管内のエア嚙みを無くすため
というのがあります。
先程エア抜きは、『クーラント液の循環がうまくいかなくなる』と言いました。
これは、ただ単に循環がうまく
いかないだけでなく、
エア噛みが元で水温上昇を引きおこす
原因になる為です!
内部の汚れを取り除き、トラブルを回避するため
もう1つは、『内部の汚れを取り除き、トラブルを回避するため』です。
エア抜きをいつまでもしないと、
内部のクーラントは走行距離とともに
汚れていきます。
これは、不純物や水垢などがたまった
結果が原因となります。
一見、交換しなくても大丈夫そうに
見られるクーラントですが…
基本的には2~5万㎞前後で交換が
推奨されていて、
交換しなくていいなんて事はまずありません。
汚れが蓄積されれば、当然のことながら
冷却効果の低下により、
水温上昇を引きおこす原因になります!
そうならない為にも、エア抜きはしないと
いけないという理由になります。
エア抜きをしないことで起こる症状!
ここまでいっても『エア抜きはしない!』と
断言する方は止めませんが、
最終的にどうなっても知りませんよ?
それというのも、実際に私も知識もほぼなかった
無知な頃に体験したことなんですが、
水温上昇が起こっても放置すると行きつく先はエンジンブローです。
エンジンブローはエンジンが
焼き付くことを意味し、
簡単に言えばエンジンが壊れて
走行不能になる事ですね。
水温異常上昇が起こる症状をオーバーヒートと言うのですが…
この症状が出た場合、走行中は常に
水温が上がり続けます。
普段ならある一定の温度に到達すれば
ラジエーターファンが作動。
→走行風と一緒に効率よく水温を下げ
安全な温度まで下げる。
といった事になるんですが…
オーバーヒートになった場合、
それが一切なくなります。
※オーバーヒートの対処法は、
別記事にて紹介しています。
どうしても水温を下げたい場合には
車を停車させ冷えるのを待つしかありません。
クーラントを変えてエア抜きをしない限りは
ずっとその繰り返しです!
これが一生続くと思うと結構きついですよね?
車を壊さない為にも『エア抜きをしない』という選択肢はない!
今回の記事を読んでいただけると
わかると思いますが、
これがエア抜きをしないといけない理由です!
『たかがエア抜きで大げさな』と思うかもしれませんが、
エア抜きをしなかった場合に実際起こる事です!
もしこの記事を目にして、
『クーラント汚れてるけど、エア抜きが面倒で交換していない』
このうちどちらかが当てはまった人は、
是非一度エア抜きをする事を推奨します。
また、エア抜きの重要性について
知らなかった方でも、
この記事を機に、『エア抜きをしないと
いけない理由はここからきているんだ』と
改めて認識していただければと思います!
最後までご高覧頂ありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんの参考に
なっていただければ幸いです。
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