車を運転中、信号機のない横断歩道を見かけることがあります。
横断歩道↓
横断歩道は歩行者はもちろん。車も通過することができますが…
車が通過する場合は実は注意点があり、
間違った方法を実践すると違反に該当します。
どんなことすると違反なるの?
歩行者がいる際に優先しない場合だね。
基本的に歩行者が横断中は優先する必要があり、車側は一時停止をしなければいけない義務があります。
もし従わない場合は、【横断歩行者等妨害等違反】に
なり反則金や罰則・違反点数の減点になります。
今回はそんな横断歩行者等妨害等違反を元に、反則金や罰則・違反点数の減点。危険性や防ぐ対策まで詳しくお伝えしていきます。
✅反則金や罰則・違反点数の減点
✅違反をする危険性
✅防ぐための対策
※この記事以外にも違反についての記事をまとめているので、気になる方は一緒に参考にしてみてください。
横断歩道で歩行者を優先しないと【横断歩行者等妨害等違反】になる
冒頭でも軽く触れたように、【横断歩行者等妨害等違反】という違反に該当します。
横断歩行者等妨害等違反は
・渡ろうとしている
いずれかの人がいた場合に車を運転中の人は
一時停止をしなければならないというもの。
基本的に横断歩道は歩行者優先なので、
車が先に侵入すれば違反行為とみなされます。
車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
道路交通法第38条より引用
違反内容は道路交通法第38条に記載があります。
分かりやすく言えば
ということになります。
このことからも横断歩道では歩行者が優先に
なる事がわかります。逆に無視すれば違反になります。
反則金や罰則・違反点数について
反則金 | 大型12000円、普通9000円、二輪7000円、原付6000円 |
罰則 | 3年以下の懲役または5万円以下の罰金 |
違反点数 | 2点の減点 |
違反金については反則金と罰則の2種類があります。
反則金は違反をした際に支払うお金。罰則は反則金を渋ったり、悪質と判断された場合に支払うもの。
※両方になることはないので基本はいずれかになります。
ちなみに反則金は車のサイズによって変わりますが、ここでは普通車9000円と覚えておくといいでしょう。
また、違反点数については
2点の減点となります。
まとめると
・反則金:普通9000円
・違反点数2点
横断歩行者等妨害等違反をする事に危険性
もしここまで読んでまだ軽く考えている方は、実際に起きた場合の危険性についても確認してみましょう。
確認事項は以下2つ
・罰則になった場合に前科がつく
通常であれば減点は2点なので
そこまで支障はありませんが…
点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
※0になると点数が無くなるため初心者講習もしくは免停となります。
今回は免停がメインなため
初心者講習に関しては省きます。
免停は○○日まで車に乗れませんと
言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
また、違反をして罰則に該当した場合。
仮に該当した場合は、懲役になると前科がつくので
罰金の支払いを選ぶ方がほとんどかと思いますが…
実は5万円以下の罰金を選んでも前科がつくので、
どちらにしても前科がつくことに変わりありません。
※前科=歴として一生残るもの。
そのため危険を回避するためには、横断歩行者等妨害等違反にならない為に普段から気を付ける事が大切です。
違反をしない為にできること
と言っても
正直どんな対策をすればいいのだろう。
こういった方も少なくないでしょう。
ですが、基本的には
通行する際は徐行でゆっくりと
2つに事に注意すれば防ぐことができます。
横断中もしくは横断しようとしている歩行者がいる時に限りですが…
安全を確保するために、車側は一時停止。歩行者側は優先的に渡るという行動をする事で違反を防げます。
また、確認した時にいなくてもいきなり歩行者が飛び出すという事も考えられるので…
いつでも止まれる事を想定して徐行
しながら走行するというのもおすすめです。
このようにやり方はいくつかありますが、最低限横断歩道では歩行者を優先すると覚えておくといいでしょう。
違反をしない為に正しい対処を
以上、横断歩道で歩行者を優先しない車の違反の有無についてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・反則金:普通9000円
・違反点数2点
・通行する際は徐行でゆっくりと
記事でもわかる通り、横断歩道で歩行者を優先しない事は【横断歩行者等妨害等違反】に該当します。
この時違反で済めばいいですが、さらに悪くなれば気づかず侵入して轢いてしまう事にも…
そのため
・違反にならなければ大丈夫ではなく。
歩行者が安心して歩けるようにルールを
守った運転を心掛けましょう。