緊急時に実践で役立つ”スペア(応急)タイヤに交換する簡単なやり方”

スペアタイヤ
この記事は約6分で読めます。

スペアタイヤは一般的に緊急時に使われるもので

・トランク収納
・車体下
・ボンネット内など

いずれかに常備されていることが多いです。

目的は

タイヤのトラブルで走行ができない状況にある。

こんな場合に役立ちます。

中でもパンクやバーストが起きた場合は事故にもつながる危険性があるので、事前にやり方を知っておくと一時的な走行が可能となります。

一時的な走行が可能=整備工場やカー用品店でタイヤを修理する為に持っていくことができるようになる。

そのため、交換までの流れがわからない方は
もしもの時に備えて覚えておくとおすすめです。

この記事では、『自分でスペアタイヤに交換できるようになりたい。』こんな方向けにやり方をお伝えしていきます。

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スペアタイヤ交換の流れ

それではさっそくスペアタイヤ交換の
流れを順に見ていきましょう。

スペアタイヤを探す
スペアタイヤを取り外す
外した後の留め具を固定する
着地状態で交換するタイヤのナットを緩める
ジャッキをセットして車体を上げる
ナットを緩めてタイヤを外す
スペアタイヤに入れ替えて仮締めする
着地させてから本締めする

スペアタイヤを探す

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まず初めにスペアタイヤを探しましょう。

スペアタイヤは

・トランク収納
・車体下
・ボンネット内

いずれかの場合が多いですが…

今回使うエブリィワゴンは画像の通り
車体下に収納されています。

スペアタイヤを取り外す

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スペアタイヤを取り外していきますが…

今回のエブリィワゴンの場合は、スペアタイヤが固定されているので一度フリーにする必要があります。

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やり方としてはフックから外すだけ。

フックはトランクを開けた時に見える矢印のボルトを緩めることでフリーにできます。

ボルト径は19mmで付属のレンチで緩める事ができます。

付属のレンチで緩める⇒
スペアタイヤがフリーになる。

フリーになった後はスペアタイヤを外すだけ。

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スペアタイヤは中央の出っ張りにはまっているだけなので引っ張ると簡単に引き抜けます。

外した後の留め具を固定する

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スペアタイヤを外す事が出来たら外した
後の留め具を固定しておきましょう。

留め具を固定しないと引きずったまま走行する事になります。

留め具を固定する場合は外した時と逆の手順。

フックに掛ける⇒ボルトを時計回りに回して固定する。

着地状態で交換するタイヤのナットを緩める

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一連の作業が出来たらスペアタイヤ装着までの流れに移ります。

まず着地状態で交換するタイヤの
ナットを緩めていきましょう。

やることはレンチ(19mm)を使って反時計回りに回すだけ。

前後4本分のタイヤのナットを緩めておく。

着地状態で緩めるのは浮いた状態でもタイヤを外せるように。

ジャッキをセットして車体を上げる

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ジャッキをセットして車体を上げましょう。

パンダジャッキを使ってジャッキポイントに
セット⇒ジャッキを上げて車体を浮かせる。

ナットを緩めてタイヤを外す

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ナットを緩めてタイヤを外していきましょう。

といっても着地時にある程度緩めて
あるので簡単に緩める事ができます。

今回は付属のレンチを使いますが、別売りの【クロスレンチ】があると素早く取り外しができておすすめです。

クロスレンチがどういった使い方をするのかよくわからない方は、以下記事でクロスレンチの使い方をまとめているので参考にしてみてください。

いつもの2倍速くなる”タイヤ交換がスムーズに出来るクロスレンチの正しい使い方”
この記事は、車のクロスレンチの使い方がよくわからない人向けに、緩める・締める場合の正しい使い方の手順について解説しています。使う上での注意点も同時に紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

スペアタイヤに入れ替えて仮締めする

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スペアタイヤに入れ替えて仮締めしますが…

そのまま取り付けるとタイヤがうまく
固定できず隙間が出来てしまいます。

隙間ができる=ハンドルのブレやまっすぐ走らなくなる原因になる。

そのため正しく取り付けるには

・左手をタイヤ上に添える
・右足をタイヤ下に押し付ける

上下を押さえつける事でタイヤがまっすぐ固定されるので右手を使ってナットを手締めします。

※対角に2箇所手締めしておくと手を放しても固定がしやすくなります。

着地させてから本締めする

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着地させる事が出来たら本締めをしましょう。

本締めに関してはいきなり力を掛けて
締め付けるのではなく…

・初めは均等になるように締める
・対角線上に順に締め付ける

2つの事を実行する理由はナットの舐め切りを防ぐのが目的。

仮に1箇所に力をかけすぎると、うまく加減ができずに締めすぎる危険があります。

そのため安全性を確保するためには手順通りにやるのが最適です。

ナットの本締めに関しても付属のレンチを使いますが、レンチが使いにくい方は【スピンナーハンドルソケット】で代用すると力を掛けやすくおすすめです。

別記事では他にも作業に役立つパーツをまとめているので合わせて参考にしてみてください。

外出時のスペアタイヤ交換に役立つ”常備しておくと便利なパーツ5選”
ここでは外出時のスペアタイヤ交換に役立つパーツをまとめています。スペアタイヤ=パンクやバースト時に代わりに使えるタイヤで、便利なパーツがあればよりスムーズに交換を済ませられます。

走行前に知りたい!スペアタイヤ装着後に気を付ける事

ここからはスペアタイヤ装着
後に気を付ける事について。

スペアタイヤに交換するのはいいですが…

いくつ注意点があるので安全に走行する為に知っておきましょう。

走行速度に注意する

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1つ目は走行速度に注意する事。

スペアタイヤ=一般的なタイヤのように
速度を出して走行できると思われがちですが…

最高速度が80㎞までと決まりがある
ので速度の出しすぎには注意が必要です。

速度に決まりがある理由は一時的な走行を目的に作られているため。耐久性が低いので普段の走行には向きません。

連続走行距離に注意する

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2つ目は連続走行距離に注意する事。

連続走行距離は名前の通り連続でどのくらい走行するかを表すもの。

1つ目でも言ったように、スペアタイヤ自体耐久性の面で劣るので連続走行距離には限りがあります。

そのため、連続走行距離はあくまで
100km程度と覚えておくといいでしょう。

普段の走行に使わないように注意する

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3つ目は普段の走行に使わないように注意すること。

スペアタイヤを使う場合は

・制限速度は80km/h
・連続走行距離は100km。

というように安全に走行する為には
いくつか条件を守る必要が出てきます。

仮に無視して走行すればトラブルになりかねないので普段の走行はおすすめしません。

どのようなトラブルが起きるのか?詳細については以下記事でまとめているので参考にしてみてください。

【使い続ける危険】スペアタイヤの間違った使用で起こる2つの症状と対策
本来のスペアタイヤの目的は使えなくなったタイヤの代わりに使う事。ですが、スペアタイヤはあくまでも一時的に使用できるものなので、通常通りに使い続ける事は危険を伴います。万が一使い続けた場合、2つの症状により車自体にも負荷がかかる事になります。

交換の流れを理解して正しく使いましょう

以上スペアタイヤ交換のやり方をお伝えしました。

スペアタイヤ交換の流れ
スペアタイヤを探す
スペアタイヤを取り外す
外した後の留め具を固定する
着地状態で交換するタイヤのナットを緩める
ジャッキをセットして車体を上げる
ナットを緩めてタイヤを外す
スペアタイヤに入れ替えて仮締めする
着地させてから本締めする

スペアタイヤは普段の走行としては使えませんが…

緊急時。特に出先でパンクやバーストなどにより走行を続けることができない

こんな場合でも、スペアタイヤに交換する
事で一時的な走行を可能とできます。

そのため、もしこれから先に備えてやり方を知っておきたい。こんな方は記事を参考にやり方を覚えてみてください。

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