AT車でエンストするのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても解決出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?
このような悩みを抱いたことはありませんか?
特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。
自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。
実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。
ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。
ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。
今回はその経験を活かして
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。
AT(オートマ)車でエンストする原因は4つある!
それではさっそく4つの原因について
みていきましょう。
どのような原因があるのか、
自分でも考えながら見てくださいね!
給油の間違え
1つ目は給油の間違えです。
ガソリン車に、軽油またはディーゼル車に
ガソリンを入れる事でエンストが起こります。
というのも、通常車には
・ハイオク
・軽油
3つの燃料が存在します。
どんな車に使えるの?
ガソリン車ならレギュラー・ハイオク。ディーゼル車なら軽油だね。
なんで入れ間違いをするだけでエンストするのかな?
簡単に言えば、エンジンを始動させる条件が異なるからだね!
車に興味のない人からすればキーをひねってエンジン始動。といった認識だけでしょう。
ですが実際のエンジン内部では、燃料と火花で爆発を起こしてエンジン始動。
というのがキーをひねった際に起こることです!
つまり、爆発を起こすには燃料が重要になるのです。
そのためもし間違って給油してしまうと、
たとえAT車でもエンストの原因になります!
燃料ポンプの故障
2つ目は燃料(フューエル)ポンプの故障ですね。
燃料ポンプの故障や、電源側の配線が劣化で千切れかけている事が原因です。
燃料ポンプは、本来タンクにたまった
燃料(ガソリン)を
吸い上げてインジェクターまで
送る役割があります。
ですが、ヒューエルポンプが故障すると、燃料を送る事ができなくなるのでエンストしてしまいます。
たとえるなら、ストローで飲み物を吸い上げる
事をイメージするといいでしょう。
人がジュースなど飲み物を吸い込む場合、脳に吸う為の信号を送る事で【吸う】という工程に移りますよね?
逆に吸い込まない限り口に飲み物が到達しない。
実はこの工程って車に当てはめても同じことなんだよね。
手順を簡単にまとめると以下の事
②ポンプを伝って燃料が吸い上げられる
③パイプ内を燃料が循環
④インジェクターに送られて燃料が噴射
⑤プラグ内で起こる火花と混ざり合い爆発が起きる
⑥爆発の影響でエンジン始動
エンジンONで電源が入る⇒脳に信号を送るのと同じ
燃料が吸い上げられる⇒ストローで吸い込むのと同じ工程
だから故障するとエンジンがかからなくなるんだね。
そう。一見するとたいした事ない部品に見えるかもしれないけど、エンジンをかける上で欠かせないパーツとも言えるんだよね。
燃料ポンプが原因の場合、IG ONまでキーをひねった時に作動音がしないと可能性が高いです。
(スマートキーならブレーキを踏まずにプッシュボタンを2回押す)
正常なら『ウィーン』という音が
聞こえます。
なので、エンジンがかからない場合は
確認してみるといいでしょう。
スパークプラグの点火不良
3つ目はスパークプラグの点火不良です。
スパークプラグはエンジンの燃焼室と
呼ばれる空間で、
しかし、スパークプラグが失火すると、
爆発する事ができなくなり点火不良でエンジンが止まってしまいます。
たとえばガス爆発が起こる原因で
考えてみましょう。
ガス爆発は、空気中に発生したガスと
火が混ざり合うことで発生します。
でも、本来は空気中で火をつけても
爆発は起きない。
なのになぜガスが発生すると爆発になるのか?
それは、化学反応が起こってしまう為です。
物によっては混ざるもの。混ざらないものもあるので、条件によって大きく変わります。
これをスパークプラグに当てはめても同じで、
火花が出た際に燃料と混ざり合えば爆発。
失火状態で燃料だけなら爆発は起こらずに
エンジンがかからない。
といった状態となります。
なので、失火状態ではエンジンはかからないといえます!
エアフロセンサーの故障
4つ目は吸気系のエアフロセンサーです。
エアフロセンサーは、吸い込んだ空気の量を正常に調整する役割をしています。
空気の吸う量によって燃料を
噴射させているので、
故障すると空気量の調整や
正しい燃料の噴射ができなくなります。
結果、エンジン不調やアイドリング不調が起きエンストしてしまいます。
ただ、エアフロセンサーが原因の場合はエンジンチェックランプが一緒に点灯するので比較的わかりやすいです。
このようにAT車でエンストするには
4つの原因が関係していますが、
実はそれとは別でオイル交換を怠った場合でも
起きる事があるって知っていましたか?
今回は詳細を省略しますが、
詳しくは別記事を参考にしてくださいね!
実際にエンストをした時はどう対処すればいい?
では、もし実際になってしまった場合には、
どのような対処をすればいいのでしょうか?
✔走行中
2つの場面で見ていきましょう。
停車中にエンストした場合は無理に動かさない
停車中にエンストした場合は
無理に動かすことはせず、
車屋さんやJAFロードサービスに
連絡することが最適です!
手順としては、以下③つの順で
実践がおすすめです。
①ギアをオートマはP。マニュアル車はNに入れる
②車道の路肩の場合はハザードをたく
③安全を確認したうえで、車や又はJAFに連絡をする
たまに無理に動かそうとする人もいますが、
症状を悪化させるだけなのでおすすめできません!
走行中にエンストした場合は路肩によせる
走行中にエンストした場合には、
ハザードランプをたいて路肩に寄せることが最適です!
ハザードをたかないと、後続車に
知らせることができません。
また路肩に寄せる理由としては、
追突される危険性を未然に防ぐためです。
その後はNにギアを入れ、路肩の停車できる
場所や駐車場に車を停車させましょう。
停車時のギアはPレンジに。
サイドブレーキは上げた状態にして、
車屋さんまたはJAFに連絡しましょう。
※その際に、会員かどうかで
料金が変わるので、
JAFの場合は事前に料金を把握しておくといいですよ!
エンストを起させないためにできる対策
最後になりますが、エンストを絶対に
起こさせたくない。
こう思う方がほとんどなので、今後トラブルを
起さないための対策を紹介します。
燃料の誤給油をしない
1つ目は誤給油をしないことです。
最初の方でも説明しましたが、車には種類によって燃料が決まっています。
・ディーゼル車=軽油
燃料を入れ間違うことでエンジンがかからなくなるので、正しい燃料を把握して入れることで対策ができます。
たとえば、以下の燃料ステッカー
などがおすすめです!
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他にも一目で油脂を見分ける方法もあります。
もし把握ができない方は、【車の給油で燃料(ガソリン・軽油)を見分ける【2つの簡単な方法】】で方法を紹介しているので参考にしてみてください!
メンテナンスを定期的にする
2つ目はメンテナンスをすることです。
毎日でなくてもいいので、
定期的に点検をすることで対策ができます。
また、交換時期で消耗部品を交換すると
改善できます。
・スパークプラグ=2~3万km
・燃料フィルター=10万㎞
・エアフロセンサー=10万㎞
というように、エンストに関係のある部品を中心に交換をしていくと日々の走行を安全にできます。
記事のまとめ
以上、オートマ車で起こるエンストにかかわる
症状を紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
燃料ポンプの故障
スパークプラグの点火不良
エアフロセンサーの故障
走行中にエンストした場合は路肩によせる
メンテナンスを定期的にする
オートマだからエンストしないと安心しきってしまうと、走行中起きてしまった時に対処をする事ができません…
急なエンストは事故の原因になってしまうので、症状がでた時には早めの対処を心掛けましょう。