【エンジンに悪影響】を与えるオイルキャップに付着した白い物体の正体

オイルフィラーキャップ
この記事は約7分で読めます。

オイルフィラーキャップにマヨネーズみたいなのついてるけど、これって何?どんな症状で起きるものなの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい

こういった疑問にお答えします。

まずこの記事を書いた自分は

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この記事のおすすめな人

✅オイルキャップに付着した物体の正体が知りたい
✅何故症状が起きるのか知りたい
✅症状が起きた場合の対処方法が知りたい
✅症状を起こさないための対策が知りたい

明確な正体がわからなければ作業は進まず、
無駄な時間だけが過ぎていきます。

原因がわからない=いつまでも解決できない。

当記事では、車に乗る上で知っておきたい。オイルキャップに付着した白い物体の正体について解説していきます。

この記事で解説している事を実践できれば、原因を特定するだけでなくエンジンにとってどんな影響を与えるのかがわかります。

また、記事の後半では対処方法や対策も合わせて解説しています。

原因を知る事は解決への第一歩です。

まずはどんな事が原因で起こるのかを明確にした上で、対処方法や防ぐ対策についても学んでみましょう。

ちなみに、オイルフィラーキャップがよくわからない方は先に以下の記事を参考にしてみましょう。

【初心者から学ぶ】オイルフィラーキャップの性能と気になる交換時期 ≫

【初心者から学ぶ】オイルフィラーキャップの性能と気になる交換時期
当記事では、車に乗る上で知っておきたい。オイルフィラーキャップの性能と気になる交換時期について解説しています。この記事で解説している事を理解できれば、どんな役割があるのか?どんな時に役立つパーツなのか詳しく知る事ができます。結果として、後々に起こるトラブルを回避する目安となります。また、記事の後半ではフィラーキャップの交換時期も合わせて解説しています。
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白いマヨネーズのような正体は【乳化】と呼ばれる現象

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まず結論から先行ってしまえば、
乳化と呼ばれる現象の表れです。

乳化は、水と油のように本来混じり合わないものが混じり合う現象の事を言います。

わかりやすく例えるなら水と油のようなものです。

水と油ということわざがあるように、
水+油は決して混ざり合う事ができません。

どうして混ざり合わないの?

表面張力が異なる為だね。

表面張力とは何ぞ?

液体や固体が表面をできるだけ小さくしようとする性質のこと。

通常2つの異なるものが混ざり合う場合、
表面張力が同じでないといけません。
 
つまり、水と油が混ざり合わないというのは、
水の方が油より表面張力が大きいためです!
 
ただ、そんな混ざり合わないものでも、
界面活性剤を使う事で混ざり合う事ができます。
 

これが乳化ですね。お互いが混ざり合うことで
固まった状態になります。

車で言う場合の水と油は、水=冷却水や水。油=エンジンオイルをさしますね。

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同じく、混ざり合う事で反固形の白濁したもの。つまり乳化になります。

見た事がない方にとっては『なにこれ?』
となると思いますが…

この症状をそのまま放置してしまう事は
エンジンにとってあまりよろしくありませんよ?

どの車でも条件が重なればなってしまう事なので、今のうちに知っておいて損はないです。



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何故エンジンオイルは乳化するのか?

かと言って、本来ならエンジンオイルに水が混入するなんて事はまず起きません!

何故ならオイル通路と冷却水の水路は完全に分離されているからです。

ですが、ある条件が重なってしまうと
【乳化現象】を引き起こします。

よくある条件が

・内部で形成されるケース
・エンジン内部の部品が破損するケース

2つの事が原因として発生します。

条件がそろい内部で形成されるケース

1つ目は内部で形成されるケースです。

自動車。特にガソリンエンジンは、空気と燃料を
混ぜて爆発させる事で本来の動力を得ています。

この空気を取り入れる際に若干の水分が含まれるため、その都度エンジン内部に少しずつ蓄積されていきます。

蓄積された水が混ざる=乳化になります。

ただ、この症状は完全に暖気した上で走行すれば
水は蒸発する為できないものですが、

ちょい乗り。つまり近所しか走行せず、
エンジンが暖機終了する前に停止する。

これを都度繰り返す事でオイルの
乳化を促してしまう結果につながります。

ちょっとしたお買い物に行くのに軽く乗ってすぐエンジンを切る事なんかが該当。

エンジン内部の部品が破損するため

2つ目はエンジン内部の部品が破損。

つまり、冷却水が流れる通路の部品が破損した場合ですね…

こうなってしまうと、オイル通路と冷却水の水路がつながる事でお互いに混ざり合い中で乳化現象を引き起こします。

お互いの通路がつながるという事は、
全体的に広がってしまうので…

最悪、ラジエーター内部にも侵入する為に
中で乳化が始まってしまいます。

このまま走行を続けるとどうなると思う?

見た感じエンジンにはあまりよくなさそうに見えるけど…

状態次第では間違いなくエンジンを壊すことになるね。

そうでなくても

・ラジエーター内部で乳化=ラジエーターが詰まり走行と共にオーバーヒート。
・エンジン内部で乳化=部品の劣化や潤滑性能が劣化

この事が原因でエンジントラブルは起きます。

こうなってしまうとオーバーホール
しないと修復は不可になりますね…

オーバーホールになった場合最低20万~になるので、代償(リスク)を考えると走行する事にメリットがあるとは思えませんね…

オイルが乳化した際にできる対処方法

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なので、そうならないために
早めの対処をする必要があります。

・オイル交換をして30分以上走行する
・オーバーホールをする

対処方法としてはこの2つですね!

オイル交換をして30分以上走行する

1つ目はオイル交換をして30分以上走行すること

初期の状態になりますが、

・オイル交換=乳化したオイルを外に出す
・30分以上の走行=エンジン内部の水分を蒸発

エンジン内の乳化したオイルは、温度を上げることで水分を蒸発することができます。

その温度を上げるのに必要なのが30分以上の走行だね。

一時的ではありますが、乳化を抑える目的としてはこの方法がおすすめです!

その際にカストロールのフラッシング洗浄油
一度内部を洗浄するのも効果的です!

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フラッシング洗浄油は、オイル交換前の汚れた状態の内部に、洗浄油を注入。

注入後にフィラーキャップを締めて20~30分ほど暖気。

暖気後に汚れたオイルと一緒に抜き取るというものです。

エンジン内部を洗う為の物と覚えておくといいね。

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エンジンのオーバーホールをする

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ただ、エンジンオイルの乳化が進んでしまうと、
オーバーホールが必要になる場合があります。

乳化は進行とともにエンジンオイルの
性能を劣化させてしまうので、

放置するとエンジンを壊してしまいます。

そのため、最終的にはオーバーホールをして
エンジン内部をきれいにする事が大切です!

乳化を起させないためにできる対策

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もし、乳化を起こしたくない。そう思っている方は、以下の対策をすると防ぐことができます。

・ちょっとした使用でも30分以上を心がける
・オイル交換をしっかりする

ちょっとした使用でも30分以上の走行を心がける

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1つ目の対策は、30分以上の走行を心がけること

ちょっとした買い物だからと、車の使用で5分くらいの走行でエンジンをすぐ切る方が多いです。

ですが、そうしてしまうと水が溜まりやすく、
オイルに混入した際に乳化になりやすいです。

そのため、少し遠回りをするなど。意識的に30分以上の走行を心がけましょう。

オイル交換をしっかりする

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2つ目の対策はオイル交換をしっかりすること。

オイル交換をしないことで乳化しやすくなるので、こまめに交換をすることで乳化を防止できます。

また、オイル交換はやらない事でほかにも
症状が出るので、交換はしっかりやりましょう。

おすすめとしては、洗浄剤と
一緒に使うといいですよ。

①古いオイルが入ったエンジンに洗浄剤を入れる
②20~30分ほどアイドリングする
③古いオイルを抜く
④新油に入れ替える
エンジン内部が洗浄されて、新油を入れた際に性能を長く保つことができます。
 

乳化がわかった時点で早めの対処を心掛けよう

以上、フィラーキャップのマヨネーズの
正体について紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

白いマヨネーズのような正体
乳化現象
何故エンジンオイルは乳化するのか?
・条件がそろい内部で形成されるケース
・エンジン内部の部品が破損するため
オイルが乳化した際にできる対処方法
・オイル交換をして30分以上走行する
・エンジンのオーバーホールをする
乳化を起させないためにできる対策
・ちょっとした使用でも30分以上の走行を心がける
・オイル交換をしっかりする

マヨネーズの正体は、乳化と呼ばれる現象です。

乳化は、水と油のように本来混じり合わないものが混じり合う現象の事を言います。

定期的な点検がされている車なら無縁の話ですが…

オイル交換やメンテナンスをさぼる
ことで発生します!

症状次第ではオーバーホールが
必要になる場合もあります…

ですので、そうならないためにも定期的な点検や
交換時期でのオイル交換を心がけましょう。

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