車のサーモスタットの交換方法〜エア抜きまでの簡単な手順!

サーモスタット
サーモスタット作業一覧
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サーモスタットの交換が必要なんだけど、これって自分でも交換できるのかな?

以上のような疑問にお答えします。

この記事がおすすめな人
・自分でサーモスタットの交換をしてみたい
・今後の為に交換方法を知っておきたい

結論から言えば自分で交換は可能です。実際に私自身も初心者の方にやり方を教えて出来たため

ただし交換とはいえ、適当にやると失敗するリスクが高いので事前の知識が必要です。正直、適当にやって出来れば車の整備士なんて必要ないですからね。

サーモスタット交換=パーツだけではなく、冷却水補充やエア抜き作業も必要になるのでこの機会に一通りの流れを把握しておきましょう。

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サーモスタットの交換方法

それではさっそく交換方法へと移ります。

今回はインプレッサ(GDB G型)を元に作業。サーモスタットはロアホース側なので、作業する場合は下に潜った状態で行います。

事前に必要なパーツが知りたい方は、先に【買ってすぐ交換出来る”サーモスタット交換に役立つパーツ6選”】を参考にしてみましょう。

サーモスタットの補助パーツ”購入後すぐ交換で役立つおすすめ6選”
この記事では、サーモスタットの交換に役立つパーツをまとめています。パーツ=事前に揃えておく事で作業がスムーズにできるので参考にしてみてください。

ロア―ホース側のホースを外す

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まず初めにロアーホース側のホースを緩めましょう。緩める理由としては冷却水を抜くためです。

本来冷却水はラジエーターからエンジンまでをホースを通じて循環する物。

エンジンを切っても常に循環し続けているので、
ラジエーターホースを抜いた時に冷却水が溢れます。

そのため、いきなりサーモスタットのパイプを外してしまうと冷却水が滝のように溢れることに。

触れなければ問題ありませんが、冷却水は人体に悪影響なので安全のためにまずはホースを緩めて抜け切りましょう。

パイプを外してサーモスタットを取り外す

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冷却水を抜く事が出来たら、パイプを外して
サーモスタットを取り外していきましょう。

※サーモスタットは基本エンジン側についているのでロアホースを外すことで交換ができますが、車によってはアッパーホース側と両方についている車もあるので事前確認が必要です。

パイプ自体はボルト2本で止まっているので、緩めれば簡単に取り外せます。取り外した時に中央に見えるのがサーモスタット。

ちなみにサーモスタットってどうやって取り外すの?

はまってるだけだから引っ張るように引き寄せれば抜くことができるよ。

サーモスタットを取り換える

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サーモスタットを抜く事が出来たら用意したものと交換します。

今回はZERO SPORTのクールサーモに交換です。

見た目の違いはありませんが、違いは開く温度が早いことですね。

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左が純正。右がクールサーモ。

純正が78℃で開くのに対して、クールサーモは71℃で開くことになります。

開くのが早くなることで、夏などの水温が
上がりやすい時期でも温度を保つことができます。

ただし、チューニングなどしない場合は純正で十分です。

どうして純正のがいいの?

下手に社外を入れると冬に温度が上がりにくくなるからだね。

俗に言うオーバークールと呼ばれるもので、暖気が終わった状態でも温度が異常に低い状態を示します。

オーバークールになると走行に支障をきたす結果になり

・アイドリング不調
・加速しない
・エンジンが止まりそうになる

など。様々症状が起こります。

※詳しくは【オーバークールとは?症状が起きるとエンジンにどんな影響を与える?】を参考に。

下手に社外品を入れるよりは純正に交換した方が最適と言えます。

新品と入れ替えて逆の手順で組み付ける

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最後に新品と入れ替えて逆の手順で
組み付けていきましょう。

サーモスタット側のパイプはボルト2本。

ラジエーターホース自体は左右の
ホースバンド1本づつで固定します。

ここまでがサーモスタット交換の一連の流れになります。



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サーモスタット交換後にやるべき事

サーモスタット交換も終わったからこれで終了…と言いたいところですが、抜けた分の冷却水の補充とエア抜きが残っているので最後に作業をしましょう。

抜けた分の冷却水の補充をする

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まずやるべきことは、抜けた分の冷却水の補充をすることです。

ホース類をしっかり締め付けて、
漏れない事を確認した上で補充します。

冷却水ってどのくらい補充すればいいの?

車種によって量が変るから絶対この量とは言えないんだよね。

ただし、目安としては

・軽自動車で5リッター
・普通車で8リッター

とだけ覚えておきましょう。

実際にインプレッサ(GDB)でやった時は8L程だったので、車種や車に合わせて少し多めに用意しておくとなお良しです!

エア抜きをする

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補充の後はエア抜きをしましょう。

基本的にエンジンやラジエーターを通る経路は、
クーラント液で満たされています。

この経路に空気。つまり、エアが混入するとクーラント液の循環がうまくいかなくなります。

循環がうまくいかない=温度管理が不十分に
なりオーバーヒートの原因になります。

そのため、エアがたまった場合には抜く必要があります。これがエア抜きという作業です!

エア抜き作業については、【【自宅で出来る】冷却水の補充(交換)後にやるエア抜きの方法と手順】で解説しているので参考にしてみてください。

【自宅で出来る】冷却水の補充(交換)後にやるエア抜きの方法と手順
冷却水を交換する場合、補充や抜いた後に入れ替えて終わりという訳ではありません。その際にエア抜きと呼ばれる作業が必要になるため覚えておく必要があります。この記事では、エア抜きの方法と手順を順を追ってまとめています。

エア抜き後は試走行をして水温状況を確認する

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タンク内の冷却水が問題なければ、走行中の水温を確認してみましょう。

水温がだいたい92~95℃前後で下がれば正常です。

この時、水温が下がらずに上昇するだけならエア抜きが不十分になります。

それでも走行を続けると?

オーバーヒートを起こしてエンジンが焼き付く原因になるね。

そのため、水温が上がり続ける場合は無理な走行はせず、早めのエア抜きを再度しましょう。

このようにエア抜き後に対策をすることで、
その後の危険な症状を防ぐ結果にもなります。

なので、エア抜きをしただけで終わらせるのではなく、その後の対策までしっかりやりましょう。

正しい交換方法を理解して自分でも出来るようになりましょう!

以上、サーモスタットの交換方法〜エア抜きまでの手順を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

サーモスタットの交換方法
ロア―ホース側のホースを外す
パイプを外してサーモスタットを取り外す
サーモスタットを取り換える
新品と入れ替えて逆の手順で組み付ける
サーモスタット交換後にやるべき事
抜けた分の冷却水の補充をする
エア抜きをする
エア抜き後は試走行をして水温状況を確認する

サーモスタットは温度を調整する変換機。熱くなると開いて冷却方向、冷えすぎると閉じて温める方向に補助します。

逆に故障すれば、オーバーヒートやオーバークールが元でエンジンを壊す危険性があります。

そのため、作業の流れを覚えて安全を
保つためにも早めの交換を心がけましょう。

また、今回紹介した以外にもサーモスタットの知識をつけたい。こんな方は【サーモスタットの基礎知識”よくあるトラブルや自分で解決・修理作業まとめ】を参考にしてみてください。

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