Vベルトは交換時期以外で交換を推奨するって聞くけど本当なの?実際どうなの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
そんな悩みにお応えします。
✅交換時期以外で知る3つの症状
✅交換しないと起こる危険性
この記事では、Vベルトを交換する上で知っておきたい交換時期以外で交換を勧める理由について解説していきます。
交換する理由を事前に理解しておけば、3つの症状からトラブルを回避する事に繋がります!
また、記事の後半では交換しないと起こる危険性も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、内容は以下の順で読み進めるとわかりやすいです。
①【初心者から学ぶ】V(ファン)ベルトの役割と車で使われる3つの箇所 ≫
②車で使われるファンベルト・タイミングベルトの違いと交換の必要性! ≫
③3つの症状から探る!交換時期以外でVベルトの交換を勧める理由とは?👈今ここ
交換時期以外には3つの症状が目安
Vベルト(ファンベルト)の交換時期は基本的に『5万キロ~10万キロ』を目安に交換と決まっています。
その理由は、Vベルトがゴム製のために
距離によって摩耗や経年劣化が起きるためです。
ここまでが一般の交換時期ですね。
さらに、他にも交換時期が来る前に
3つの症状を目安に交換する事で、
トラブルなく走行する事ができます。
交換の目安1.たわみの発生
1つ目はたわみの発生です。
たわみは、上からVベルトを押した時にゆるみが生じてしまう症状を言います。
エンジンルームでは、基本的エンジンの熱によって熱くなりやすい傾向にあります。
交換の目安2.亀裂の発生
2つ目は亀裂の発生です。
亀裂とは、ベルトを確認した時に亀裂が発生した症状を言います。
交換の目安3.ベルト鳴きの発生
3つ目はベルト鳴きの発生です。
ベルト鳴きはキュルキュル音が鳴り出してしまう症状を言います。
このように症状をそれぞれ解説しましたが、では何故この3つの症状が目安として
おすすめなのか?
それは、目視や音によって交換のタイミングがわかりやすくなるためです。
亀裂やたわみの症状になりますが、ベルトを取り外すことなく目視によって簡単に確認することができます。
また、音によって確認できるのはベルト鳴きの症状ですね。
ベルト鳴きは症状が出てしまうと、キュルキュルといった症状が出てしまいます…
交換をしない事で起こる危険な症状
そんな症状がある訳ですから、もし交換をしないまま走行を続けてしまうと、
・電圧は不安定になる
・ベルトが切れる
3つの症状が起きてしまいます。
①異音がする
まず初めに起こる症状は異音の
発生になります。
先ほどもご紹介したベルト鳴きの症状ですね。
始めはエンジン始動時に小さめの音が鳴るだけですが、悪化すると音はさらに大きくなり信号待ちや渋滞時等でも音がするようになってしまいます。
②電圧が不安定になる
2つ目は電圧が不安定になる事ですね。
本来ならファンベルトを回す事で、エンジン回転をオルタネーターに伝え電力を生み出しています。
ベルトがたわむ事によって滑りやすくなるため、オルタネーターに電力が伝えにくくなり電圧が不安定になります…
電圧の不安定は、エンジン出力の低下や
エンジンが止まる結果をまねきます。
③ベルトが切れる
3つ目はベルト切れですね。
上記②つの症状がでても走行を続けてしまうと、最終的にベルトが切れてしまいます。
ベルトが切れてしまうと、電力を伝える事ができなくなるために電圧の低下同様走行不能になってしまいます…
交換するベストなタイミングは交換時期や3つの症状!
以上が交換時期以外でVベルトの交換を勧める理由についてでした。
今回の記事のおさらいです。
ベルト鳴き
亀裂
・電圧は不安定になる
・ベルトが切れる
Vベルト=交換目安がかわからず、初心者の方にとっては難しいかもしれません。
しかし、今回のように正しい知識をつける事で、今後のカーライフに役立つ情報が身につきます。
基本さえわかれば初心者でも簡単なので、知っておいて損はない内容と言えます
ですので、もし交換時期以外で交換する場合には3つの症状が出た時に交換をしてみてください!
早めの交換を心掛ける事で、最悪の事態を免れる事ができます。