今回ご紹介するのはスタッドレス
タイヤへの交換方法について。
スタッドレスタイヤというのは冬に限定したタイヤのことで、夏タイヤに比べて雪道でも安全に走行ができるのが特徴。
特に雪が降りやすい地域では必需品
とも言えるタイヤです。
今回はそんなスタッドレスタイヤについて交換の流れを詳しくお伝えしていきます。
タイヤ交換にあたり必要な物
交換に入る前に、必要になる工具や
道具について軽く触れますね。
事前に知っておくことで、いざ交換しようと思った時にスムーズに作業ができるので、合わせて目を通してみてくださいね。
交換用のスタッドレスタイヤ
1つ目はスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤは雪道を安全に
走行する上で必要不可欠なので、
自分の車に合ったタイヤを選びましょう。
ちなみに今回使用するスタッドレスタイヤは、
ブリザックのVRXですね!
交換に役立つ工具
2つ目は交換に役立つ工具です。
たとえば
・ジャッキスタンド
・クロスレンチ
・トルクレンチ
などが当てはまります。
詳細については以下記事でまとめているので、揃える際の参考にしてみてください。
スタッドレスタイヤの交換手順と交換方法
それでは準備が終わったら交換方法へと移ります。
今回はヴィッツ(vitz-npc130)を使って
スタッドレスタイヤへ交換します。
作業手順としては、
・タイヤ装着編
2つに分けて紹介します。
【タイヤ脱着編】
ホイールカバーを外す
まず初めにホイールについている
カバーを外しましょう。
車種によってはついていない
場合もありますが、
ついている場合には画像の
ように持ちながら
手前に引っ張ると外す事ができます。
ナットを緩める
カバーを外す事ができたらナットが
見えてくるので、
クロスレンチなどを使用して
ナットを緩めましょう。
また、この段階では完全に外さず
緩めるだけにとどめましょう。
車体を上げフロントをジャッキアップする
緩める事ができたらジャッキを使って
車体を上げていきましょう。
フロント→リアの順番で作業を
進めていきます。
上げる箇所は車種によって変わるので、
その都度正しい位置を
確認しながら作業しましょう。
ウマ(ジャッキスタンド)をかける
車体を上げる事ができたら、
事故防止のため
ジャッキスタンドをかけ
固定しましょう。
ジャッキを上げる際にはしっかり
確認してから掛けましょう。
リアのジャッキアップとウマをかける
ウマをかける事ができたら、
ジャッキを引き抜き
リア側に行き同じように車体を上げて
ウマをかけましょう。
面倒かもしれませんが、
安全に作業する事が大切なので
手を抜かないようにしましょう!
ナットを緩めてタイヤを外す
ウマで固定をする事ができたら、
ナットを緩めタイヤを
外していきましょう。
【タイヤ装着編】
スタッドレスタイヤを取り付け仮締め
夏タイヤを外すことができたら、今度はスタッドレスタイヤを取り付けていきます。
今回使用するスタッドレスタイヤはブリザックのVRXですね!
取り付けについてですが、この時普通に取り付けようとするとタイヤが傾いてうまく装着できなくありませんか?
そんな時は、画像のように
左手でタイヤの上側。片足でタイヤの下側を固定しながらやるとうまくできます!
ここではまだ本締めは必要ないので、
手で締められるところまで締めましょう。
ウマを外し、タイヤを着地させる
タイヤを取り付け仮締めまで
する事ができたら、
フロント・リアどちらからでもいいので
ウマを外し、タイヤを着地させましょう。
本締めをする
着地させる事ができたら、クロスレンチ
もしくはスピンナーハンドルを使い
本締めをしていきます。
トルクレンチで締め付ける
最後の確認としてトルクレンチを
使用しましょう。
トルクレンチの規定値は、
普通車100~120N·m
軽自動車は80~100N·mほどです。
締め付ける方向に回すと『カチッ』と
音がするので、
音がしたら締め付けられている証拠です。
トルクレンチを使用することで
タイヤの脱着を防げるので、
交換する際にはぜひ揃えてみてください!
交換後に確認する事
締め付けまで終わったら
最後の確認として、
以下の2つの項目を確認
してみましょう。
タイヤを揺らす
1つ目はタイヤを揺らす事ですね。
この点検でわかる事は
タイヤの状態です。
もしも揺らした時に『グラグラ』と
揺れるようなら取り付けが不十分です。
試走行をする
次に試走行ですが、実際に走行をしてみて
タイヤの状態を確認してみましょう。
ハンドルをとられたりふらつく場合には、
・空気圧が少ない可能性があります。
ナットの締めが緩い
これは最後にトルクレンチを使用
しなかった場合によくある事ですね。
慣れている方なら強めに締め付ける
ので問題ありませんが、
慣れていない方がトルクレンチを
使わずに終わらせてしまうと
最悪の場合走行中にタイヤが外れる…
なんて事にもなりかねません。
空気圧が少ない
本来なら雪のシーズンしか使わない為に
長い間放置してしまうと少しづつ
空気が抜けていってしまいます。
それに気づかずに走行をしてしまうと
ふらつきの原因になったり、
ハンドルをとられる原因になってしまいます。
ですのでもしスタッドレスタイヤに
交換をする際には、
交換しただけでは終わらせずに
その後の確認まで
しっかりする事を心掛けましょう。
記事のまとめ
以上、スタッドレスタイヤへの交換方法
についてご紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
・ホイールカバーを外す
・ナットを緩める
・車体を上げフロントをジャッキアップする
・ウマ(ジャッキスタンド)をかける
・リアのジャッキアップとウマをかける
・ナットを緩めてタイヤを外す
・スタッドレスタイヤを取り付け仮締め
・ウマを外し、タイヤを着地させる
・本締めをする
・トルクレンチで締め付ける
・試走行をする
慣れていない方にとっては難しそうに感じるかもしれませんが、一度やり方を覚えてしまえば交換は簡単です。
また、スタッドレスタイヤは交換をすることで突然の雪にも備える事ができるので、早めの交換を心掛けましょう!
自分で交換するのが手間な人は依頼するのもアリ!
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