ブースト計の正しい取り付け方法と初心者でも出来る簡単な4つの手順

ブースト&バキューム計
この記事は約7分で読めます。

ブースト計には正しい取り付け方法があるって聞くけど本当なの?実際どうやって取り付けるものなの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい

以上のような、ブースト計の取り付け方法についての質問にお答えします。

まずこの記事を書いた自分は

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この記事がおすすめな人

✅ブースト計の正しい取り付け位置が知りたい
✅交換に必要な物が知りたい
✅ブースト計の取り付け方法が知りたい

この記事では、ブースト計を取り付ける使う上で知っておきたい取り付けまでの4つの手順について解説していきます。

正しい手順を事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、実際に作業をする場合にスムーズに取り付けることができます。

また、記事の後半では取り付け後の点検項目や異常が起きた場合の対処も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ブースト計の取り付けができれば、関係のある症状も把握しやすくなるよ

ちなみに、今回紹介するブースト計については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。

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ブースト計の正しい取り付け位置は?

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取り付けに入る前に、まずは正しい
取り付け位置からご紹介します。

サージタンクに一番近い所に取り付ける!

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率直に言えばブースト計は、サージタンクから一番近い場所から
負圧を取るのがおすすめとなります。

その理由はサージタンクから近いほうが、
圧力のロスが少なくなるからです!

簡単に言えば損失ですね。

近いほど損失が少なく、遠いほど損失が
大きくなってしまいます。

サージタンクは空気をためておく入れ物

サージタンクはエンジンに安定した
空気を供給するための空間。

つまりは空気をためておくための
入れ物と思っていただくと

わかりやすいかと思います。

そのため、どの位置で負圧をとる
かが重要になる訳です。

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別の位置から取りつけた場合との比較するとどう変わるのか

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例えば赤丸のサージタンクから一番
近い場所からとった場合と、

別の箇所から分岐された場所から取った
ものでどう変わるのか?

それぞれ違いを比較してみましょう。

サージタンクから一番近い場所

分岐がない分直でブースト計まで
負圧が来るので、

圧力のロス(損失)がなく
当然レスポンスはいいですね。

分岐からとった場合

分岐された位置からとった場合には、
分岐にもよりますが

その分抵抗ができてしまうので、
圧力のロス(損失)となり

当然レスポンスは悪くなってしまいます。

・針の動きが鈍くなる
・誤差が生じるといった原因の元になります。

ですので、取り付ける場合には

正しい位置から取り付ける事が
いいといえますね!

必要な物を準備をして実際に取り付けてみよう!

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では、正しい位置がわかったら次は
交換に必要な物を用意していきましょう。

ブースト計

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まずブースト計ですね。

今回取り付けに使用するのは、
デポレーシングDUALブースト計になります。

他のブースト計でも取り付け方は同じなので、自分で取り付ける際には参考にしていただければと思います!

また、他のブースト計が知りたい場合は以下を参考にしてみてください。

六角レンチ

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メーターのカップホルダーの脚を固定
する際に必要になります。

六角レンチは付属でついてこないので、
持っていない方は事前に用意しましょう。

負圧ホース(バキュームホース)

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サージタンクから負圧を取る際に
必要なホースです。

ホース自体はブースト計に付属でついていますが、耐久性などを考えると社外品の負圧ホースに交換がおすすめです!

他にもギボシや電装品など。必要となるものをまとめているので、以下を参考にしてみてください。

ブースト計の取り付け方法

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準備ができたら取り付けの方に移ります。

ブースト計を用意して電源配線を繋げる

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今回は、デポレーシングのブースト計を使用するので、まず初めに取り付けるブースト計を用意しましょう。

用意ができたら電源配線を繋げていきます。

追加メーターの電源配線には、それぞれ
赤・白・オレンジ・黒があります。

①赤
赤はバッテリーのプラスまたは
常時電源へと繋ぎます。

②白配線
白はACC電源又はイグニッション電源へと繋ぎます。

③オレンジ
オレンジはイルミ電源へと繋ぎます。
イルミ電源は別名スモール電源とも呼ばれ、
スモールランプをONにした時の電源ですね。

④黒配線
黒は車体のアース(バッテリーのマイナス)になります。
配線の接続にはそれぞれ脱着ができるように
ギボシを使って繋げていきます。

電源についてよくわからない方は、以下でまとめてあるから参考にしてみてね↓

負圧ホースをつなげる

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電源配線が取り付けできたら、エンジンルームにいって負圧ホースを取り付けます。

負圧ホースは、サージタンクになるべく
近い位置からとりましょう。

今回は赤〇の位置からとります

3.センサーコネクターを室内にひき込みメーター本体にとりつけ

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負圧のホースを取り付ける事ができたら、
センサー側のコネクターを室内に引き込みます。

サージタンクの裏側に室内に
つながる穴があるので、

そこから室内に引き込めます。

引き込む事ができたら車内に戻りメーター
本体にカプラーを取り付けていきます。

4.エンジンをかけ作動確認

取り付けができたら、最後にエンジンを
かけ始動確認をし点検しましょう!

取り付け後の点検項目

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取り付けが終わったら、最後に点検もしてみよう。

どんなことを確認すればいいの?

電源の確認・針の動き・走行中のメーターの動きの③つだね。

1.電源の確認

エンジンを始動させたときに、メーターの
電源が入るかどうか確認しましょう。

2.針の動き

エンジンを始動させたときに針の
動きを見てみましょう。

正常ならブースト計の針が負圧の̠位置(₋4~6)を示します。

3.走行中のメーターの動き

走行中に針の動きを見てみましょう。

アクセルの踏み加減に比例して、ブーストが
正圧(0.1~)を示せば正常です。

取り付け後に異常が起きた場合はどうすればいい?

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もし、異常が起きた場合はどうすればいいの?

そんな時には、以下の事を確認してみよう!

①メーターが点滅する

センサーコネクターの接触不良が原因でなる場合があります。

この場合、電源が点くため電源側の
配線が原因ではないので、

センサーコネクターを確認しましょう。

②電源が入らない

メーター側の電源配線の接触不良が原因の可能性があります。

もし電源が入らない場合には、
取り付けた配線をもう一度確認しましょう。

③針が0を指す

針が0を示す場合には、負圧のホースが抜けかけている場合や圧漏れが起きている可能性があります。

もしなってしまった場合には、抜けている
場所や圧漏れがないか確認してみましょう。

針が0を示す場合の多くはエア漏れです。

正しく取り付けて性能を最大限に活そう!

以上、ブースト計の正しい取り付け方法を解説しました。

この記事のおさらいです。

ブースト計の正しい取り付け位置は?
・サージタンクに一番近い所に取り付ける!
・サージタンクは空気をためておく入れ物
ブースト計の取り付け方法
・ブースト計を用意して電源配線を繋げる
・負圧ホースをつなげる
・センサーコネクターを室内にひき込みメーター本体にとりつけ
・エンジンをかけ作動確認
取り付け後の点検項目
・電源の確認
・針の動き
・走行中のメーターの動き
取り付け後に異常が起きた場合はどうすればいい?
①メーターが点滅する場合はセンサーコネクターを確認して調整する

②電源が入らない場合は取り付けた配線をもう一度確認する

③針が0を指す場合は抜けている場所や圧漏れがないか確認する

取り付けに慣れていない方にとっては、作業手順わからず
初心者にとっては難しいかもしれません。

しかし、今回のように正しい知識を身に着ける事で、今後のカスタムに役立つ情報が身につきます。

これからブースト計を取り付けた。そんな方はぜひ参考にしてみてください。

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