【原因解明】ウインカーが高速点滅(ハイフラ)する2つの原因と対策

ウインカー
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今回お伝えするのはウインカーが高速点滅
(ハイフラ)する原因についてです。

ウインカーというのは右左折時に点灯(点滅)するもので、点滅速度が決まっているので本来であれば高速点滅する事はありません。

ですが、突然ウインカーが点滅する場合があります。こんな時何が原因で症状が起きてしまうのでしょうか?

この記事では、点滅する原因や危険性。対処方法について詳しくお伝えしていきます。

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車のウインカーが高速点滅する原因

まずは原因について

主な原因には

・ウインカーの球切れ
・ウインカー球をLEDに変えた

2つがあります。

球切れを起こしたことが原因

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1つ目の原因として球切れがあります。

ウインカーは本来前後左右で2つあり、このうちのどれか1つでも切れると※高速点滅(ハイフラ)となります。

※ハイフラはハイフラッシャーの略称で高速点滅する現象の事を言います。

ではなぜウインカーの球が切れると
高速で点滅するのか?

それは、ウインカー球が並列回路になっているからです。

並列回路って何?

並列に並べた回路の事なんだけど、よくわからないって方向けに以下で簡単に説明するね。

図と共に説明しますが、学校でやった理科の実験って覚えていませんか?

こんな画像のです。画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 名称未設定のデザイン-2021-09-17T130034.909.png

直列回路の場合、本来スイッチをONにした時に電気が流れると、横一列になった電球が2つ点灯します。

この電球が1つでも切れるともう1つの電球は点灯しません。

逆に並列回路の場合はスイッチをONにした時に電気が流れ、並列になった電球が2つ点灯します。

ですが、異常が起きた場合は1つの
電球が
切れてももう1つは点灯します。

その理由は、元々の場所に電気が流れなくなるために消費電力が変わるからです。

この症状を車のコンピューター側で判断し高速点灯する事で、運転手に異常として知らせています。

その結果がハイフラ(高速点滅)になるわけですね。

LEDに交換した場合でもハイフラになる?

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また、ウインカー球が切れる以外でも
LEDに交換する事でハイフラの原因になります。

最近の車ではほとんどがLED化されハイフラにならない車もありますが、それ以前の車の場合標準がハロゲン球となっています。

LEDに交換してハイフラになるのは何故?

上記で言ったことが関係するけど、消費電力が変わるからだね。

一昔前の車は基本的にハロゲン球が使われています。

ハロゲン球は1つ当たりの消費電力が高いのが特徴で、ハロゲンに合わせてコンピューター上で調整をしています。逆にLEDは消費電力が低いのが特徴。

そのため、ハロゲン⇒ハロゲンの電球ならハイフラになる事はありませんが…

ただ単にハロゲン⇒LEDに交換しただけでは
ウインカーがハイフラ状態になってしまいます。

ウインカーが高速点滅したままの走行は危険

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では、もし高速点滅(ハイフラ)になったまま走行した場合どのような危険があるのか?

以下で詳しく見てみましょう。

・追突事故になる可能性がある
・整備不良の可能性

追突事故になる可能性がある

まず1つ目は追突事故の可能性ですね。

・ウインカーが切れている方は点灯しない。
・切れていない方は高速点滅する

たとえば、今こんな状況だったとしましょう。

ウインカーが点灯しないという事は、公道を走行中に
曲がりたい時にウインカーがでないと言う事。

つまり後続車や対向車に知らせる事ができません。

特に後続車に知らせる事ができないと、
ブレーキで減速するタイミングがつかめません。

もしこれが信号発進の場合なら
どうにか防げますが…

走行中の車線変更の場合は追突事故を起こしてしまう恐れがあります…

せめて自分だけの場合ならいいですが、
相手も巻き込んでしまうと大変ですよね?

なので、追突事故を防ぐ為にも
ハイフラは早めに直す事が先決です。

整備不良の可能性

2つ目は整備不良の可能性ですね。

症状が起きたまま走行を続けた場合、整備不良で捕まる場合もあります。

実際に以下道路交通法施行令に記載があります。

一 方向指示器は、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。

道路交通法137条方向指示器より

内容は道路交通法137条の『一方向指示器は、毎分60 回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。

ウインカーを点滅させる場合は、毎分60回以上120回以下の周期で点滅しましょうねということが書かれています。

詳しい違反内容については以下記事を参考にしてみてみて下さい。

【ハイフラは絶対ダメ】点滅が早いウインカーの運転は整備不良(違反)
直すのが面倒。目立つしかっこいい。等の理由から車のウインカーが高速点滅(ハイフラ)した状態でも走行を続ける方がいます。しかしウインカーは点滅速度が決まっている為、早すぎると違反になります。記事ではそんな違反について罰則や減点点数など詳しくまとめています。

そのため、ハイフラのように周期の合わない
早さで点滅するウインカーは違反となる訳です。

自分にはわかっても、外からだと点灯しないので
後続車は把握する事ができません。

ですので、症状が出始めた際に早めの
交換が必要となります。



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高速点滅した場合にやるべき対処方法

なのでもし、症状が出た場合には以下の
方法を試してみてください。

・ウインカー球が切れた場合
・LEDに交換してハイフラになった場合

ウインカー球が切れた場合

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球切れが原因の場合、新品のバルブに交換をする事で
ハイフラを解消
する事ができます。

・純正がハロゲンの場合はハロゲン球に。
・純正でLEDの場合はLED球に交換することで解決できます。

もしそれでも治らないという場合には、電球ではなくウインカーにつながる途中の配線が断線している場合があります…

断線は配線が千切れかけている事で接触不良を起こし点灯しない事も考えられます。

こうなってしまった場合には、
2つの方法で治すことができます。

方法1.千切れかけている部分をはんだ付けする方法

ちぎれかけた場合は、きれいに
はんだ付けをする事で解決できます。

その後は、ショート防止のため
収縮チューブでカバーをしましょう。

※はんだ付けのやり方については別記事でまとめています

方法2.ギボシを使ってつなぐ方法

もう1つの方法として、ギボシを使って
配線同士をつなぐことです。

ギボシにはオスとメスがあり、つなぐことで断線した場合でも治すことができます。

※ギボシ端子のかしめ方については次の記事でまとめています。

もう失敗しない!ギボシ端子の正しいかしめ方と手順(画像解説あり) ≫

簡単1分で出来る”接触不良にならないギボシ端子のかしめかた”
『やり方がわからない』『失敗するのが怖い』こんな理由から、ギボシ端子のかしめ作業を自分でやるのを躊躇するという方も中にはいるでしょう。ですが今回のように正しいやり方を知っておく事で、失敗のリスクを無くすだけでなく5分程度で簡単に作業が出来るようになります。

LEDに交換してハイフラになった場合

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LEDに交換した事でハイフラになってしまった場合には、消費電力をハロゲンと同じくらいにする事で解消する事ができます!

ハロゲンと同等にするには、

・ハイフラ抵抗内臓のウインカーに交換する
・ハイフラ用の抵抗器を間にかませる
・ICウインカーリレーに交換する

選択肢はこの3つです。

ハイフラ抵抗内臓のウインカーに交換する

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1つ目はハイフラ抵抗内臓のウインカーに交換する事です。

ウインカー事態に抵抗が内蔵されているので、そのまま取り付けてもハイフラになる事がありません。

その分少し高くなるのが難点ですが、交換するだけでハイフラにならないと思えば値段分の価値はある事でしょう!

とはいえ、『ハイフラ抵抗って種類があるけどどれがいいの?』という方に。

私からのおすすめはfcl(エフシーエル)抵抗内臓ウインカーです。

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fcl(エフシーエル)抵抗内臓ウインカーは名前の通り抵抗が内蔵されているのが特徴で、そのまま取り付けてもハイフラになる事がありません。

また、球自体をコンパクトサイズにする事で隙間が狭い車種でも簡単に取り付ける事があります。

fclのウインカーってAmazonとかでも買えるみたいだけど、公式サイトと比べてどっちがお得なの?

割引で購入も出来る事を考えるとおすすめは公式サイトからだね。

まとめ買い割引キャンペーンで 

点数割引
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となるので、うまく活用すれば通常よりもお得となります。

公式サイトはこちら ≫

ハイフラ用の抵抗器を間にかませる

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2つ目はハイフラ用の抵抗器を間にかませることです。

ハイフラ抵抗は、画像のように
ウインカーの配線に噛ませて使用します。

ウインカー1つにつき1個(前後なら4つ)使用するために少し手間ではありますが、ハイフラを直せると思えば楽な方でしょう!

取り付けに関してですが、抵抗器には極性があります。

赤がプラス・黒がマイナスとなっています。

取り付ける際には極性があるので、配線に詳しい方や専門的な知識のある方でないと危険な場合があります。

もし自分で取り付けをする場合にはショートに注意して取り付けましょう!

ICウインカーリレーに交換する

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3つ目はICウインカーリレーです。

ICウインカーリレーは、差し込むだけなので電装系が苦手な方でも場所さえわかれば簡単に取り付ける事ができます。

ICウインカーリレーにする事で得られる最大のメリットは、1つのウインカーですべてのハイフラ防止が可能と言う事です!

組み合わせ次第では前がハロゲン後ろがLEDのようにする事もできるので、ウインカーリレーに交換する事もいいですね。

高速点滅を起こさないために対策できる事

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最後に高速点滅(ハイフラ)を起こさないためにはどうすればいいのか?

以下でいくつか紹介します。

交換時期でバルブを交換する

まず1つ目は交換時期で交換する事です。

バルブの寿命が尽きることでハイフラになる訳ですから、その前に交換することで対処ができます。

ただ、必ずこのくらいという決まりがないので、

目安としてハロゲンの寿命が約300~500時間
LEDが1500時間~2000時間ほどです。

目視としては、暗くなったと感じた時に
交換をするといいでしょう。

交換方法については、次の記事でまとめているので参考にしてみてください。

【簡単10分】前後ウインカーバルブ(電球)を自分で交換するやり方
交換のやり方がわからず難しいと感じる方もいますが、正しい手順を知っておく事で自分でも前後ウインカーバルブ(電球)は簡単(10分ほど)に交換する事ができます。特にバルブは消耗品という事で突然切れる場合もあるので、もしもの為に覚えておくとおすすめです。

ハイフラ防止用のパーツをとりつける

2つ目はハイフラ防止用のパーツをとりつけることです。

この場合はハロゲン球からLEDに
そのまま交換した人前提ですが、

いずれかに交換もしくは一緒に取り付ける
ことで事前な対策が出来ます。

原因を明確にして、焦らず対処する事を心がけよう!

以上が車のウインカーが高速点滅した際に考えられる原因と対処方法についてでした。
今回の記事のおさらいです。
車のウインカーが高速点滅する原因は2つ!
球切れを起こしたことが原因
LEDに交換した場合でもハイフラになる
ウインカーが高速点滅したままの走行は危険?
1.追突事故になる可能性がある
2.整備不良の可能性
高速点滅した場合にやるべき対処方法!
①切れた電球を交換する。
②LED化する場合には、ウインカーとの間に抵抗器をかませる
③ICリレーをハイフラ対応のに交換する。
高速点滅を起こさないために対策できる事!
交換時期でバルブを交換する
ハイフラ防止用のパーツをとりつける
この事からハイフラは、危険を感知した時に警告として高速点滅をするという事がわかります。なので、症状が出た場合には交換をおすすめします。

 

また、公道を走行する際にも後続車に追突される危険性があるので、安全に走行する為には早めの対処をしましょう!

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