夏に起きやすいトラブルがあるって聞くけど本当なの?そもそもトラブルが起きる理由は詳しく知りたいから詳細教えてよ。
こういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、夏に起きやすい3つのトラブルがわかります。合わせて理由や防ぐ対策も紹介しているので参考にしてみてください。
この記事のテーマ
✅夏に起きやすい3つのトラブル
✅トラブルが起きる理由
✅防ぐためにできる対策
トラブル内容がわかれば、初心者でも実践しやすくなりますし、事前に防ぐきっかけにもなります。
実際に私自身ももともと知識がなく、どんなトラブルがあるのだろう?と疑問に思ったこともありました。
ですが、知識を付けた事で詳しくなり実際にトラブル防止に役立てた事もあります。
今回の内容は、よくある『整備士や豊富な知識がないとわからないんでしょ?』という事はないので安心してください。
なのでサクっと記事を読んで、自分でも知識として役立てていきましょう。
夏に起こりやすいトラブルは主に3つ!
それではさっそくですが、夏に起こりやすい
トラブルを見ていきましょう。
1.車内温度の上昇
1つ目は車内温度の上昇です。
車内温度の上昇は名前の通り、
温度が上昇する事をさします。
特に、夏の炎天下に起こりやすい症状と言えます。
2.バッテリー上がり
2つ目はバッテリー上がりです。
バッテリー上がりは電力を消費しすぎる事で、
バッテリーに負荷がかかり起こります。
3.オーバーヒート
オーバーヒートは、エンジンが熱を
持ちすぎる事で起こります。
基本的に水温や油温が異常上昇する事で
引き起こるわけですが…
特に夏場は、気温が高くなるため
それに比例しておきやすくなります。
何故トラブルは起きるのか?
トラブルはなんとなくわかったんだけど、何が原因で起こる訳?。
それについては、これから順を追って解説していくね。
車内温度の上昇は夏の日差しが原因
車内温度の上昇は夏の日差しが原因となります。
実際に経験したことがある方も
いるかと思いますが、
炎天下に車を放置すると車内温度は
上昇して50度以上になることもあります。
そうなると
・ダッシュボードは触れないほどに。
これだけなら暑いなぁで済むだけですが…
缶スプレーやライターを置き忘れた場合は
特に危険と言えます。
なんで危険なの?
爆発や発火の原因になるからね。
画像を見ればわかりますが、缶スプレーに至ってはフロントガラスに貫通していますよね?
これは、スプレー缶内部に含まれるガスが熱さで
膨張して爆発を起こした結果です。
また、下のライターに関しては破裂だけで済めばいいですが…
最悪の場合はライターが破裂⇒内部の可燃性ガスが漏れて発火となれば取り返しのつかない事になります。
バッテリー上がりの原因はエアコンの使い過ぎ
夏にバッテリー上がりの原因になる理由として、
エアコンの使い過ぎが挙げられます。
エアコンは、数秒で車内を涼しくしてくれることから暑い日になると使う機会も増えて来るでしょう。
特に、夏は暑さのせいかエアコンを強めに設定しがちです。
わかる。暑くなるとどうしても冷やしたくて、強め強めに設定したくなるんだよね。
確かに強くすれば冷える時間は短縮できるんだけど、その分でバッテリーにかかる負荷も大きくなっちゃうんだよね。
特に渋滞時。渋滞中はアイドリング時間が
長くなるため、エンジンの回転数が下がります。
回転が下がるとオルタネーターの
発電量も下がります。
逆に走行中は発電量がエアコンの
消費電力を下回ることはありません。
どうして走行中は大丈夫なの?
オルタネーターの性能が大きく関係しているからだね。
オルタネーターは電気を作る発電機の役割をするパーツ。
走行中はエンジン回転をオルタネーターに
伝えて常に電気を生み出す。
電気を生み出すと言う事は、消費電力を抑えられるので
エンジン回転が下がる事がありません。
ただし渋滞時は違います。
渋滞時は走行時と違い発電量が少なくなるので、
発電量を補うためにバッテリーから補充します。
バッテリーから不足分を補充=負荷がかかるという訳です。
ここからさらにエアコンの強弱を弄る事で、
消費電力がさらに変化します。
当然ですが、中⇒強と強くなるほど
消費も倍になります。
その結果がバッテリー上がりになります。
オーバーヒートは油温や水温の異常が原因
オーバーヒートの原因としては、
油温や水温の異常が挙げられます。
・水温は冷却水に関連した事
中でも夏場によくあるのは冷却水に
関連した事ですね。
エンジン始動中は、車を動かすうえで
常に高温になる傾向にあります。
そのため、
結果その繰り返しが【オーバーヒート】と
なるわけですが…
本来は、オーバーヒートになる前に冷却水がエンジン内部を冷やし温度上昇を抑えています。
じゃあなんでそれでもオーバーヒートになるんだよ。
冷却性能が低下していることが多いね。
特に長い間冷却水を交換していない場合。
冷却水は使用頻度と共に劣化していくので、
使えば使うほど冷却性能は低下していきます。
画像で見比べるとわかりやすいですね。
上の正常なのが緑なのに対して、下は濁った茶色っぽい色になっています。
ここまでくると冷却性能が失われるので、
夏場(炎天下)は水温が上がりやすくなります。
結果、オーバーヒートという訳です。
夏のトラブルを回避するために実践できる対策
以上が夏に起こりやすいトラブルに
なりますが、
もちろん解決策が無いわけではないですよ?
正しい方法を実践することで、事前にトラブルを回避することも可能です。
その方法とはどのようなものなのか?
以下でいくつかご紹介していきます。
対策1.サンシェードを被せる
サンシェードをフロントガラスに
かぶせることで、
夏の暑い日でも車内温度の上昇を防ぐことができます。
付けるのと付けないとでは
大きく変わるので、
たとえ面倒でもつけておいて
損は無いですよ!
サンシェードがもし無い方は、
カーテンなど日光を遮断できるものを代わりに置いても問題ありません。
ちなみに、車内の対策グッズについては【夏の対策グッズ5選!炎天下の暑い車内を快適にするおすすめの商品!】でまとめているので参考にしてみてください。
対策2.エアコンの風量を下げる
意外と知らない方が多いですが、
エアコンの使用は電力を多く使用します。
特に渋滞時は注意が必要ですね。
本来は、エンジンの回転を利用して
オルタネーターが発電。
→発電した電力を供給する事で
電気の消費を抑える。
という働きをしているわけですが…
渋滞に巻き込まれてしまうとエンジン回転を利用出来なくなるため、
バッテリーから電力を貰うことになります。
その結果、バッテリーの電力よりエアコンの消費電力が上回ることで、
バッテリー上がりを引き起こします。
特にバッテリーが弱ってる時には
要注意です!
そのため、風量をできるだけ下げて負担は最小限にしたいところです。もしくは、渋滞の時のみエアコンを切るのも効果的です。
対策3.扇風機を使用する
扇風機を使用する事でエアコンの使いすぎを防止できます。
使用方法としては、
・エアコンの風量を弱めに設定して使う
これだけです。
扇風機を首振りで回すことで、
エアコンの風を利用して
弱い風量でも全体に行き渡らせることで
効率よく車内を冷却できます。
【【車内が快適になるおすすめの扇風機10選】夏の炎天下でも涼しさ倍増!】では、オススメの車載扇風機について紹介しているので参考にしてみてください。
対策4.冷却水やエンジンオイルを適度に交換する
夏のオーバーヒートの原因には、
温度異常上昇。
つまり水温や油温が高くなることで起きる場合が高いです。
主な原因としては
・サーモスタットの故障
・冷却水が汚れても交換していない
・エア抜きが不十分
・エンジンオイルを交換していない
4つの事が可能性としてあります。
簡単に言えば、
冷却水の汚れ・エア抜き不十分→性能低下で冷却の効果が落ちることが原因で水温上昇。
エンジンオイルを交換していない→汚れとともにエンジンオイルに含まれる温度を下げる効果が無くなるので温度上昇を引き起こす。
このように、故障しても後回しにしたり交換を怠ることで、オーバーヒートの原因へと直結してしまいます。
そのため、交換時期を守って適度に交換をすることが大切です!
事前に対策をすることで夏の車のトラブルは回避出来る!
以上が夏に起きやすいトラブルと対策方法になります。
トラブルと言えば冬が多いように
思われがちですが、
夏場。特に炎天下の日にも様々なトラブルが起こりがちです。
中でも
・バッテリー上がり
・車のオーバーヒート
この3つは起こりやすいと言えます。
症状自体は起き始めなら比較的軽く、
段々と重症になっていくので、
その時にあった方法を実践
するといいでしょう。
もちろん、自分で色々挑戦する事は悪いことではありませんが、
やみくもに「あれやろう。これやろう。」と挑戦しても、効果がでず疲れてしまう人が大半です。
事前に対策方法を知り、冷静に考えてから
取り組む事で効率よく実行に
移すことができます。
ですので、ただやみくもにでは無く正しい方法で実践して夏のトラブルを回避しましょう!